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意外と微妙カモ!? “家事代行パート”で働いた人の体験談と注意点3つ

  • 2017.9.1

主婦の働き先として、最近人気が急上昇しているのが“家事代行”のパートです。

主婦向けのパートを扱っている求人サイトには、家事代行の求人がたっぷり掲載されています。

求人の多くは、他の仕事に比べて時給が高め。さらに「平日、昼間の2時間だけ」というように、自分の都合に合わせて働けるという点が人気の秘訣のようですが……実際にはどうなのでしょうか?

そこで今回は、家事代行パートの経験者たちから体験談を伺ってきました。仕事を検討している方、どうぞ参考にしてくださいね!

●(1)仕事はスピード勝負!

『家事ならいつもやってるし、料理も掃除も得意だから余裕! と思っていたのですが、甘かったですね。1件の依頼は2時間なのですが、正直言って2時間じゃ終わらない量の作業を言い渡されます。急がなきゃ終わらないけど、雑にやるわけにもいかない 。依頼主の目を気にしつつ、時間内で作業を完了させるのは至難の業です。今はコツをつかんだので大丈夫ですが、最初はグッタリ疲れましたね』(50代女性/勤続2年)

同じような話は、多くの経験者から耳にしました。

自宅でやっている日常の家事って、シビアな時間制限がないですものね。

家事代行のパートに応募したいなら、まずは自分の“作業スピード”を客観的に把握しておくことが何よりも重要。

多くの場合、1件あたりの滞在時間は2時間です。2時間でどれくらいの家事ができるのか、どこまで買い出しに行けるのか、まずは自宅で測ってみましょう。

もちろん、勝手の分からない訪問先で家事を行うとなると、自宅でやるよりもずっと手間取ってしまいます。作業スピードを割り出すときは、そのあたりをきちんと差し引くことも忘れずに。

●(2)思ったよりも儲からない!?

『何のスキルもない主婦でも時給が1,500円。すごくオイシイ仕事に見えますよね。でも、意外と儲からないんですよ。実は、依頼が1日に1件しかない日も少なくないんです。実働2時間だったとしても、移動や片付け、作業レポートの作成などで結局半日は潰れちゃう んですよね。半日拘束されて3,000円っていうのは、決して効率のいい稼ぎ方ではないと思います。かといって、1日に2件・3件の依頼が入っている日も微妙なんです。

1件ずつ微妙に間があいているため、どこかで時間つぶしをしなければなりません。仕方なくカフェに入っちゃったり、ランチを食べちゃったりするので、お金がかかってしまう。思っていたペースでは稼げていませんね〜』(40代女性/勤続3か月)

実は、家事代行のパートは訪問先での作業だけが仕事ではないんです。

1件ずつ作業内容の報告書を書き、事務所へ早急に送る必要があります。慣れないうちは、報告書を書くのも一苦労。

ときには、なくなった消耗品を事務所まで取りに行かなければならないこともあるとか。

そういった時間も含めて再計算すると、特別に割のいい仕事とは言えなさそうです。

●(3)ママ友と遭遇してビックリ!

『息子が小学校から帰ってくるまでの短時間だけ働こうと思っていたので、とにかく自宅近くの現場を強く希望していました。ある日、新規の依頼先へ行き、チャイムを押したら見知った顔が……そう、同じクラスのママさんのお宅 だったんです! お互い「うわっ……」て思いながら、その日はメチャクチャ気まずい雰囲気で作業を終えました』(30代女性/勤続1年半)

これは想像するだけで、胃が痛くなってしまいそうなエピソードですね。

訪問先が知り合いだった場合、事務所に頼めば別のパートさんに変わってもらうことができます。

ただし、それも次の回から。最初の1回はどうしても、微妙な雰囲気の中で決められた仕事をしなくてはなりません。

小学生ママさんが家事代行パートを始めるなら、訪問先は少なくとも学区外を希望したほうが無難でしょう。

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家事代行パートは、決められた時間内でキビキビ動くことができる体力、クライアントとうまくやれるコミュニケーション力など、マルチな能力が求められる仕事なんですね。

しかし、今回インタビューに答えてくれた方たちは、やりがいを感じながらプライドを持ってお仕事をつづけている方ばかりでした。

「ありがとう、また来週も来てね」。そう言われる瞬間が、本当に幸せだと、皆さん口をそろえて仰っていましたよ。

●文/パピマミ編集部
●モデル/神山みき(れんくん)

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