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【爆尻賞受賞者にインタビュー】痩せるだけが”スタイルの良さ”じゃない!「私らしいカラダ」の見つけ方

  • 2017.8.30
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“美尻を競うコンテスト”Fitness Angel、爆尻賞と準グランプリを受賞した、ピラティストレーナーMaoさん。前編では大会に出場した背景や、大会前のトレーニングについてお送りしました。後編にあたる本記事では、トレーニングって何をしたらいいの? 食事はどうしたら……そんな悩める女性必見のインタビューをお届けします!
 

■痩せる≠ボディラインを変える

-トレーニングするとムキムキになるのが嫌!という女性もいますが、実際どうなのでしょう?
Mao「一般の女性はどんなに頑張っても、ムキムキになれないと思いますよ。あと、痩せるということと、ボディラインを変えるというのは、別物として考えた方がいいです。痩せたいだけなら食事を抜いたらペラッペラになって痩せます。けど、胸を少し上にあげたいとか、お尻を丸くしたいとか、くびれを作りたいとか、それを作るのは筋肉です。筋肉を動かさないと変わりません。」
 
-数字を追うのではなく、“見た目”が重要ということですね。
Mao「形を変えたいのか、数字を変えたいのか、というのを混同してはいけません。体重を40キロにしたい!というのであれば、どうぞ食事を抜いてください。けど、数字は人から見えません。ボディラインが、あの人スタイルいいね、という印象を与えるんです。カラダの形を変えるのであれば、やはり負荷をかけてあげる必要があります。またカラダのラインを変えるのと、カラダの機能を高める運動もまた違います。前者は筋トレで、後者はピラティスなどですね。ただウェイト(おもり)をあげるための筋肉を鍛えるのに、ピラティスは有効です。」

 

■太ったほうが綺麗なボディラインになる人もいる

-女性だと食事を抜いたり、走ったり、あまり筋トレに意識がいかないことが多いと思います。
初心者が取り組むためのコツはありますか?
Mao「わからないことは聞けばいいんです、プロに。考え込みすぎないで、どんなところでもいいので一度相談してみること。あとは傾向と対策を、一度自分で考えてみることです。“痩せたいんです!”ってとてもアバウトですよね。自分がどうなりたいか、そして今の自分がどういう体型なのかということを、把握できていない人が多いです。逆に太った方が綺麗なボディラインになる人もいますし、Fitness Angelで優勝した子はそのタイプだったんじゃないかと思います。」
 
-太った方が綺麗に?
Mao「私より痩せている子が“痩せたい!”と言っていると特に思います。例えば、とても細い子が、肩を少し鍛えてお尻を丸くしてあげるだけで、メリハリのある魅力的なボディラインになりますよね。細い子がどんなに削ろうとしても、無いものは削れないので、痩せることでは綺麗なボディラインは作れません。本当に痩せるべきか?を考えることが大事です。自分がどうやったら魅力的に見えるのかということを、是非考えてみて欲しいですね。」
 

■夕食は食べ過ぎちゃうことも

-食事は主にどのようなものを?
Mao「私は太りやすいタイプなので、結構気にしています。ただ大会前と今だと、気に仕方が全然違いますね。今は朝からたくさん食べます。キャベツの千切りをたくさんと、鶏肉、玄米を使ったワンプレートにすることが多いです。汁物はそれだけでお腹が膨れてしまうので、朝は食べません。
 
ピラティスは生徒さんの自宅への出張がメインのため、、お昼の時間を取ることができないんですが、朝しっかり三大栄養素(※)を摂ると、ナッツとコーヒーだけでも意外と大丈夫なことが最近わかったんです。朝きちんと食べないと、一日中“何か食べたいな”“まだ何も食べてないや”ってなってしまうんですけど、朝しっかり食べることで、食べ物のことから一度離れられて、仕事やトレーニング等色々なことに集中できるように思えます。」 ※タンパク質・脂質・炭水化物
 
-大会前も変わらない内容ですか?
Mao「鶏肉やお魚と、野菜をたっぷり。炭水化物は、オートミールや玄米にしていました。低脂質・低糖質を意識していましたね。」
 
-夜はどうしてますか?
Mao「夜は軽めに済ませることが多いです。あとお酒はあまり飲みません。翌日の体中のむくみが気になってつらいのと、普段我慢しているものをすごい勢いで食べちゃう! ポテチ5袋とか!(笑)
トレーナーにも夜は軽めに、と言われていたので気をつけてはいましたが、なんだかんだ結構食べてしまっています。」
 

■1秒でスタイルを美しく見せるテクニック

-ボディラインを作るために、普段から気をつけていることはありますか?
Mao「足を組まないこと。骨盤が歪んだだけで太るというのはないと思いますが、それにより多少なりとも体型は崩れます。あと大会に出てから気づいたことなんですけど、ウェイトトレーニングとピラティスとボディメイクに共通して重要なのは、姿勢良く座ること・立つことです。トレーニングのときは特に、それだけで筋肉の付き方が変わります。カラダの見え方も変わるし、人に与える印象も全部変わります。とにかく姿勢よく。筋肉を使うのではじめは辛いです。だけど、姿勢良く座っていた方が筋肉を常に使うので基礎代謝も多少あがりますし、何より1秒でその人のスタイルを美しく見せることができます。」
 
-姿勢を良くするってわかっていてもなかなかできないことですよね。コツはありますか?
Mao「“骨盤を立てる”イメージで座ることです。お尻の下に坐骨という骨盤の下の方の骨があるんですけど、これがしっかり椅子に垂直にあたるように座ります。その上に背骨を乗せて、お腹を引き上げて、鎖骨を開いて、頭を気持ち1ミリくらい後ろ持っていくイメージです。よく下腹が出ているという子がいるんですけど、それも実は座り方や立ち方の問題だったりする場合があります。立っているときには、反り腰になってはいけないと思って、前傾姿勢になっている人もいますね。腰はもちろん反ってはいけないのですが、丸めてもいけない。難しいのですが、あるべき場所に骨盤を置く意識をすることが重要です。立っている時は目線も前に。これも姿勢に大きく関わってきます。
 

■器具がなくてもトレーニングはできる!

場所を移動してやってきたのはWWO編集部! ここでMaoさんが普段実践している、お尻のトレーニングの一部を紹介しちゃいます! 器具がなくても大丈夫。Maoさんは歯磨き中に取り入れているんだとか。
写真付きで紹介するので、チェックしてみて。

①真っ直ぐに立ち、片足を後ろに下げる。
②下げた方の足を外側に開く(がに股のイメージ)
※これだけでも筋肉の入り方に違いが! 中殿筋というお尻のインナーマッスル
③下げた方の足を上げて下ろす運動を繰り返す
※お腹がひきあげられているイメージで姿勢良く!
※腰を反るのはNG! 動きは小さくてOK!
④逆側も同様に行う
 

コンプレックスだったお尻を、自分の努力で大好きなものに変えたMaoさん。
終始ニコニコ話してくれていた中、大会に出たいきさつを話してくれたときだけは、目に涙を浮かばせ、言葉に詰まる瞬間がありました。
自分を変えるため、苦しいことにチャレンジしたその姿は多くの人の心に響き、同じようにお尻にコンプレックスを抱いていた女性から、SNSを通じてメッセージを貰えることも増えたそうです。
 
「私のお尻、下がってる?」そう思ったら、まずは1週間”尻トレ”を試してみませんか?
 
【鳥海 真央(Mao)】
ダンサーとして上地雄輔(遊助)やJUJUなどのライブ、PV出演などを務める。パフォーマンス向上と怪我の予防、また腰痛の改善を目的にピラティスを始め、その効果を身をもって実感する。その後、国際ライセンスであるSTOTT PILATESの指導資格を取得。
■Instagram:@maotylerhttps://www.instagram.com/maotyler/
【爆尻賞受賞者にインタビュー】痩せるだけが”スタイルの良さ”じゃない!「私らしいカラダ」の見つけ方はWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

WWO編集部

専門家が美容・健康に関する情報を発信する20~30代後半女性向け情報メディア。自分が「心地よいと感じられる美しさ」を手に入れたいと願う大人の女性に寄り添う情報が満載です。

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