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今お尻を鍛える女性が増えている?“爆尻賞”Maoに聞いた、「私らしいボディメイク」

  • 2017.8.28
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フィジークやベストボディジャパンなど、カラダの美しさを競う大会が盛り上がりを見せる中、7月末に日本初の”美尻を競うコンテスト”Fitness Angelが開催されたのをご存知ですか?
WWOでも先日取り上げたこのコンテストで、準グランプリと爆尻賞をW受賞したピラティストレーナー、Maoさんのお話を伺いました。

今年31歳を迎えたMaoさん。
どんなトレーニングをしている? 食事は? モチベーションの維持は? なんで出場しようと思ったの? そんな疑問をぶつけたインタビューを、前編・後編に渡りお送りします。
爆尻賞を取ったお尻&トレーニングの一部も、特別にお見せしちゃいます!

 

■「細く絞られた体型」は私らしくない

-フィジークなどカラダの美しさを競う大会がある中で、どうしてお尻の大会に出ようと思ったのですか?

Mao「もともと、大会に出ようとは一切思っていませんでした。でも30歳を目前に、自分のカラダを好きになったことが一度もないことに気づいたんです。ピラティスの先生をやっているのに、それはどうなんだろう? 健康美を教える人間として、その矛盾が嫌だったんです。
自分のカラダを1回くらい好きになってみたい! そう思ったのがきっかけでした。
サマスタやベストボディも考えましたが、“絞って細くして筋肉を付ける体型”は私にとって現実的ではない。それなら元々大きかったお尻を更に大きくして、自分の体型を活かした“アイコン”として好きになる方が私らしいと思って。
尻ジムに通うまではどうしたら好きになれるんだろう? そんな風に鬱々と考えていたんですけど、一念発起してジムに電話をかけ、入会をすることにしました。
美尻コンテストに出たのはトレーナーの岡部友さんに誘ってもらったから。一生懸命鍛えるなら、何か目標があった方がいいと思って、2016年の7月、出場することを決意しました。」
 

■「あなたのキャパはその程度だからもう来なくていい」

 

-爆尻賞を取ったお尻は、どのように鍛えたんですか?
Mao「明確にスケジュールを敷いていたわけではないのですが、大会前はジムに週5回は通いました。鍛えるのは主にお尻、たまに背中ですね。お尻のトレーニングもやらなければいけない種目がたくさんあるので、1日ですべてやろうとすると3時間はかかってしまう。やりたい種目をAとBの2つにわけて、<A→B→休み>を繰り返したり、高重量を低レップ(※)で取り組む日と、低重量を高レップで取り組む日にわけてみたり。」
※レップ=ひとつのセットで連続して行うトレーニングの回数
 
-鍛えるのをもう辞めたいと思ったことはありましたか?
Mao「1度もなかったです。先生も、いっしょに鍛える仲間がいる環境もとても好きでした。鍛えた分、絶対に成果がでるので達成感があるのもやはり大きいです。通う前は落ち込み気味だったということもあり、尻ジムが心の支えになっている側面もありました。
あとは昔から人にものを教わることが好きというのもありましたね。」
 
-減量はどのように行いましたか?
Mao「私は筋肉が付きやすいタイプなので、減量期のときは食事と仕事だけに集中して、トレーニングは週2回に減らしました。
だけど、トレーニングするなら食べないと!と思う癖がついてしまっていたんですね。でも減量期だから制限しないといけない。そのことにストレスを感じて、結局暴食してしまうという悪循環を繰り返していました。
そんなときにトレーナーさんから、“あなたはもう来なくていい。あなたのキャパは仕事して減量して精一杯だから、限界を知って無理のない範囲でやってください”そう言われました。ショックでした(笑)
 
でも言われたことを素直に飲み込み実践したことで、余分な脂肪が落ち、メリハリのある体型になれたことで今回賞をいただけたのだと思います。
追い込まれて、自分の一番弱いところを知ることができたいい機会になりました。」
 

■印象的だったのは”笑顔”

 

-舞台上の笑顔が誰よりも輝いたと思っています。あの笑顔は自信からきていたのですか?
Mao「自信からきていたものではないです。あの日の笑顔は自分自身が楽しかったからというのもありましたが、今まで応援してくれた人たちを楽しませたかったというのがとても大きいです。見てもらえて当たり前のものではないので、お客さんを楽しませるための笑顔を意識していました。
ポージングの指先まで気を張って、笑顔で。一種のパフォーマンスですね。
遠くから見た時に笑顔の印象を作るのは目じゃなくて口なんです。しっかり歯を見せることで、遠くにいる人にも笑っている印象を持ってもらえるので、そこは特に気を付けました。」
 
 

■まさかのW受賞!

Mao「爆尻賞をいただいたとき“グランプリ取れなかった……”と悔しい気持ちがありました。でもそのあと、準グランプリでも名前を呼んでいただけたときは、一瞬何が起こったのかわからなくて。応援に駆けつけてくれた友人たちが歓声を上げてくれて、あ、私準グランプリもいただけたんだなと気づきました。びっくりしたのと嬉しさで、ずっと笑顔でいようと心がけていたんですけど、あの瞬間は涙が溢れてしまいました。」
 
-来年の出場も考えている?
Mao「来年は今のところ考えていません。でもやっぱり悔しい気持ちもありますね。来年は手伝う側で、大会をサポートしていけたらと思っています。」


大会に出場したいきさつとトレーニング方法について語ってくれたMaoさん。
後編では読者のみなさんも取り入れられる、食事方法や普段から気をつけていることについてのインタビューをお送りします。ボディメイクを始めたいけど何からしたらいいのかわからない、器具がなくてもできるトレーニングが知りたい……そんな声に答える内容をお届けします! お楽しみに。
 
【鳥海 真央(Mao)】
・ダンサーとして上地雄輔(遊助)やJUJUなどのライブ、PV出演などを務める。パフォーマンス向上と怪我の予防、また腰痛の改善を目的にピラティスを始め、その効果を身をもって実感する。その後、国際ライセンスであるSTOTT PILATESの指導資格を取得。
■Instagram:@maotylerhttps://www.instagram.com/maotyler/
今お尻を鍛える女性が増えている?“爆尻賞”Maoに聞いた、「私らしいボディメイク」はWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

WWO編集部

専門家が美容・健康に関する情報を発信する20~30代後半女性向け情報メディア。自分が「心地よいと感じられる美しさ」を手に入れたいと願う大人の女性に寄り添う情報が満載です。

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