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最新テクノロジーが生み出す、新しいモード

  • 2017.8.28
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着る人を際立たせるシンプルなエレガンス。サポートサーフェスを率いる、デザイナー研壁宣男の感性を、東レの最先端素材が形にした。

 

新しい人工皮革素材が描く、身体を包み込む曲線美。

「ざっくりとしたボリューム感のあるショートコートです。東レのハイテク素材『ウルトラスエード®ヌー』を贅沢にもボンディグして、ハリを出しました。身体と服の距離感をデザインするようなイメージで、包み込むような柔らかなフォルムを表現。分量感はありますが、軽くて通気性もあります」(研壁)

人工皮革「ウルトラスエード®ヌー」をボンディングしたコート¥149,040、シャツ¥47,520、パンツ¥39,960/以上サポートサーフェス

未知のデコレーションを、テクノロジーが作り出す。

「軽くてシワになりにくい、マイクロファイバー『TOREXシャミスティ®』を使った、ワンピース。形状記憶素材でもあるので、ショルダー部分の立体スリーブも美しく表現できます。もともとアウターに使われる、はっ水加工された厚手の生地なので、カジュアルなスタイリングで着こなしても」(研壁)

マイクロファイバー「TOREXシャミスティ® 」を使ったワンピース(共布ベルト付き)¥84,240/サポートサーフェス

>>デザイナー研壁宣男が見つめる、ファッションの未来とは?

ブルゾンをシャツのように、エレガントに昇華。

「エレガントなブルゾンですが、襟はニットリブ。ブルゾン仕様であるものの、袖口にカフスを着けず、裾はシャツカットで仕上げたので、ボトムにインしても。『ウルトラスエード®』を箔加工し、タンブラーでヴィンテージ感を出しました。着こなしていくうちに、生地に味わいも出てきます」(研壁)

箔加工した人工皮革「ウルトラスエード® 」を使ったブルゾン¥79,920、パンツ¥56,160、シャツ¥38,880/以上サポートサーフェス

■未知の素材がデザイナーを触発し、モードの未来へと進んでいく。

足踏みミシンの音が響き、スタッフが黙々と立ち働く、サポートサーフェスのアトリエ。白い壁には〝Less is More……〟から始まる、デザイナーの研壁宣男が考える服のあり方が綴られている。Less is More ── 意味は、無いことは豊かなこと。研壁はイタリアで働いていた頃、美術館や教会で西洋絵画に接した。油絵の具で重ね塗りされた重厚な絵画を見て、感動したのと同時に、小さな違和感を覚えたという。

「この感動の種類は、自分が表現しようとするものと、ベクトルが違うのかもしれない。自分が追求していく道は、書道家が一瞬で描く、一本の線に、哲学や人生が凝縮されるような『いき』の世界なのではないかと思いました」

「いき」とは、江戸時代に生まれた、日本的な美意識、洗練された感性のこと。 研壁の服は、シンプルな線で女性の身体に光を当てる。うなじや手首など、曲線を控えめに際立てながら、清潔感や色っぽさ、目に見えない気配を残していく。

「デザインで女性の余白を埋めると同時に、新たな魅力的な余白を作りたいと思っているのです」

そんな彼のクリエイションを支える素材がある。繊維メーカー、東レのテクノロジーで作り上げる最先端の素材だ。「東レの『ウルトラスエード®』の展示会で、裁ち切り縫製仕様サンプルを見て、インスピレーションを得ました。いわゆる普通の織物ともレザーとも違う可能性を感じたのです」。

東レと研壁がタッグを組んだ新素材の開発は、シーズンを重ねるごとに、さまざまに進化を続ける。始まりは2013年秋冬。スエード調の人工皮革「ウルトラスエード®」をボンディングし、一枚仕立てのアウターを作った。パンチングした人工皮革にオーガンジーを重ねてハリを出したり、研壁が渡した金具をモデルに、ブロンズの質感をコーティングで再現したことも。最新作は「ウルトラスエード®ヌー」。異素材ボンディングや箔加工など、そのアプローチは無限に広がる。

これをきっかけに、東レとの素材開発が始まる。4年目の今季は、表革の光沢感とスエードの柔らかさを併せ持つ、ハイブリッド人工皮革「ウルトラスエード®ヌー」をボンディング。フラットシーマー(平らな縫い目)で仕上げられたアウターには裏地がない。計算されたパターンと相まって、アウター固有の重さがなく、軽やかだ。
また、新たなトライとして「ウルトラスエード®」に箔加工し、光沢感を表現。研壁はその表情にこだわった。

「光沢感をキープしつつ、こなれた質感を出したいので、こんな風に揉んでみてください」

と、生地を手で握り込んだという。その感覚を形にするために、東レは実験的に10分単位でタンブラーを回し、試作。微調整を重ねた末に、上品なヴィンテージ感を漂わせる、軽いシャツ感覚の新しいブルゾンが完成した。
東レのハイテク素材に、研壁の発想をのせて生まれた、半歩先の新しい服。

「リアルレザーに近づこうとする〝フェイクレザー〟の枠を超えて、いままでにない素材の可能性があると思います」

「ウルトラスエード®ヌー」のアウターに袖を通してみる。柔らかく軽く、その感触は未知のもの。さらに通気性やウォッシャブルなど女性を解放する機能を持つ一枚。服の未来はここにある。

デザイナー
研壁宣男/Norio Surikabe

 

1989年に渡伊。ロメオジリのアシスタントデザイナー、10コルソコモ、アルベルト ビアーニのデザイナーを経て、99年にサポートサーフェスを設立。愛読書に九鬼周造の『「いき」の構造』(岩波文庫)など。

●問い合わせ先:
サポートサーフェス
tel:03-5778-0017
www.supportsurface.jp