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お手本は日本!? パリ・フレンチ版ワイン居酒屋。

  • 2017.8.24
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大理石のカウンターを挟んでキッチンとゲストが向き合う、ミニマルな空間。その距離感は鮨店や小料理店のよう。

パリにいながら不思議な感覚に。旬のものが揃う、日本のカウンタースタイルが見本の一軒。

アラン・デュカスやピエール・ガニェールといった3ツ星レストランを経験後、自身の店を立ち上げたピエール・トゥイトゥ。実は幼少期を日本で過ごしていたという彼。目指したのは、旬のものを揃える日本のカウンタースタイルだ。そのためヴィヴァンでは、メニューはもちろん日替わり。日本人シェフも顔負けという包丁使いで、季節の魚を丁寧に下ごしらえして提供する。素材の味を引き出すセンスも抜群で、ホタテはシャンパーニュソースだけで調味、スズキは軽くマリネするなど、どれも絶妙な味付けだ。これらの料理に合わせたグラスワインのセレクトも秀逸で、フランスを中心に、レアな自然派ワインを10種以上ラインナップ。軽やかでテンポのよい料理を、よりいっそう引き立ててくれる。

新鮮なスズキを肉厚に切って軽くマリネ。ふりかけたそばの実が香ばしく、食感も楽しい「Tartare de Bar」16ユーロ

ゼラチン質の多い豚の胸肉などを叩いて米粉の生地で巻き、蒸しあげた一品。旨味が凝縮していて、ワインにもぴったり。「Galette au Riz/Poitrine de Cochon」12ユーロ。メニューは日替わり。

左:新鮮なホタテ貝にシャンパーニュをベースにしたソースを流し入れて焼き上げた「Saint Jacques Sauce Champagne」22ユーロ
右:チョコレートタブレットの中には、米のスフレやオレンジのピール、ハーブなど、その時のインスピレーション次第で変化。甘口ワインとよく合う「Chocolat」10ユーロ

店があるサン=ドニ界隈は、ポップな店がひしめき合ういま注目のエリアだ。

 

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