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ひと工夫でぐっと上品! 浴衣姿を格上げする「ほおずき結び」

  • 2017.8.19

ほおずき結びの特徴は?

帯結びの種類のひとつ「ほおずき結び」。ほおずきの形をイメージした結び方といわれており、両方に垂れ下がるクラシックなリボンの羽が特徴です。歩くたびにふわふわと揺れ、花火大会やお祭りなどでも目立ち、個性的で可愛いシルエットに。
帯の色や締め具合によって雰囲気を変えることもできるため、オリジナルのアレンジが楽しめるのも、ほおずき結びならではといえるでしょう。誰でも簡単にできるほおずき結びの方法をポイントごとにまとめました。

最初はゆっくり行うことがポイント

まずは手先を60cmとり、ひと巻きしたらぎゅっと締めます。さらにふた巻きしてぎゅっと締めたら、タレを斜めに折り上げて手先を上にして1回結びます。ここで一度、バランスを整えておくと、全体的にきれいな仕上がりになります。
帯はきつく締めすぎると身動きが取りにくかったり、長時間身に着けていると苦しくなったりする場合もあるため、無理しすぎないことが重要です。
初めは難しいので鏡を見ながらゆっくり行いましょう。次第に感覚がつかめるようになり、スムーズにできるようになるはずです。

色々なアレンジも楽しめる

一通り形を整えたらタレで八の字を作って羽にします。帯を丁寧に折りたたむことがポイントです。両方の羽ができたら片方の手で真ん中をつまみ、その箇所に手先をかけて引き抜きましょう。
手先を巻き付けて余った部分を帯の中に入れ込んだら、羽をふっくらさせるように整え、帯全体を後ろに回して完成です。
帯を後ろに回すときはウエスト部分をつかみながら回すようにすると、羽の形を崩さずきれいな状態を保つことができます。慣れてきたらリバーシブルの帯を使用して内側の帯をずらすなどの上級者アレンジも可能です。

帯結びの定番は蝶結びや文庫結びなどがありますが、最近は花の名前が付いた結び方が人気を集めています。今回ご紹介したほおずき結びも、ほおずきをイメージした結び方で羽をふっくらとさせるのがポイントです。
単色の帯ではかわいらしく、リバーシブルなどの2色使いの帯は上品な印象を受けます。羽の膨らみに変化をつけるなど、少し形が違うだけで雰囲気も様々なので、そのときの気分によっていろいろアレンジしてみるのも楽しいでしょう。
監修:株式会社ハクビ

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