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家庭崩壊しちゃう!? ブラック企業で働く夫への本音と転職サポートのコツ

  • 2017.8.12
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近年、長時間労働によって過労死する人のニュースが後を絶ちません。

過労死してしまうのは社会人経験の乏しい新入社員だけでなく、長年会社に勤めてきた中堅社員でも大いにあり得ます。

そのため、日頃から残業の多い“ブラック企業”で夫が働いているという方は、心配で仕方ないと思います。

最近は“働き方改革”として政府も長時間労働対策に乗り出していますが、ブラック企業側に「残業させないでください」と言ったところで、社員は仕事を家に持ち帰ることになるか、タイムカードを定時に打って深夜まで働くという状況がしばらく続くでしょう。

結局、自分の身は自分で守るしかないわけですが、ブラック企業からの転職には妻のサポートも大切になってきます。

今回は、夫がブラック企業に勤めているという人たちの体験談と転職のサポート方法についてご紹介したいと思います。

●(1)専業主婦だから、「辞めていい」と言えない

『毎朝7時に出社して夜の12時に帰宅する夫。休みは毎週日曜だけ。本当は育児を手伝ってほしいけどそんなことを言えるわけもなく、かといって私が専業主婦なので気軽に仕事を辞めていいとも言えません 。このままだと夫も私もおかしくなってしまわないかと心配です』(33歳女性/3歳男児、1歳女児のママ)

この方は、夫がブラック企業に勤めて疲弊していることを知っているものの、自分が専業主婦なので気軽に転職を勧められないという悩みを持っているようです。

また、労働時間が長過ぎるため、家のことは一切手伝ってくれる余裕がなく、家事育児は完全に任されっぱなしとのこと。

夫も自分も疲弊しきっていて、いつか共倒れになってしまうのではないかと心配で仕方がないそうです。

●(2)夫の上司にイライラ

『私の夫も長時間労働当たり前の会社に勤めていますが、昭和時代の働き方を強要してくる上司にイライラします。本当は週休2日なのですが、いきなり電話で会社に呼び出すこともしばしば。夫に聞くと本当は行かなくてもいいことでも、「とりあえず会社にきてから話そう」と言われるとのこと。

日頃のそういう言動にムカついていた私は、一度飲み会に参加したときに遠回しに嫌味を言いました。そしたら、「俺たちの時代はな、何か月も休みがなかったし、毎日3時間睡眠なんて当たり前だった。それが本当の働くってことだ」と語り始め、しまいには「お前はもっと働かんといかん!」と夫を笑う始末。こんな上司のもとで働く夫が不憫でなりません 』(33歳女性/2歳女児のママ)

長時間労働がなくならない理由の一つに、前時代的な労働思想を持つ人たちの存在が挙げられます。

彼らは自分の若い頃の経験を軸にして物事を考えるため、現在では“ブラック”と言われているようなことも平気で部下に押し付けます。

この方の夫の上司はまさにそのタイプのようで、とくに用事もないのに無理矢理会社に残したり、休日に出勤させたりするそうです。

●(3)宅配業者はやっぱりブラック!?

『うちの夫は某大手の宅配会社で働いていますが、残業時間が本当にすごい。定時は5時半なのに、帰宅するのは11時。最近は世間で騒がれ始めたからようやく残業対策やってるみたいだけど、まだまだブラック。給料はそこまで悪くないけど家族の時間が取れないので転職してほしい です』(37歳女性/5歳男児のママ)

最近、過酷な労働環境が世間で騒がれている“宅配業界”。

会社によってはこれまで未払いだった残業代を支払ったり、残業対策をしたりしているようですが、まだまだ労働環境が改善されたとは言いがたいようです。

この方の夫も例にもれずブラックな環境で働いているようでですが、家族の時間を確保するために転職してほしいと思っているそうです。

●夫をブラック企業から転職させるために

経済的な事情や、年齢的な事情から夫の転職が難しいという人もいるかと思いますが、多くの人は夫を転職させたいと思っている人が多いでしょう。

夫をスムーズに転職させるには、妻のサポートが必要不可欠です。

●(1)転職のための雑務は妻が担ってあげる

転職には履歴書が必要となります。きちんと履歴書を書こうとするとそこそこの時間を確保しなければならないため、ブラック企業で働いて忙しい人にとっては億劫に思える作業です。

そのため、履歴書の下書きだけ夫に書かせて、清書は妻が担当してあげましょう。それだけで“履歴書を書く”という心理的ハードルが下がります し、時間の短縮にもなります。

その他、転職にまつわる雑務で妻が担当できそうなことはやってあげましょう。

●(2)一緒に転職先を探してあげる

ブラック企業で働く人は、自力で転職先を探す時間がない人がほとんどです。ある程度時間が確保できたとしても、心身ともに疲れているため乗り気になれないという人も多いでしょう。

そのため、夫から希望の転職条件を聞き出し、妻のほうで複数の転職サイトに登録してあげましょう 。

そこから夫婦で転職先を探し、めぼしいものがあれば共有する、という形をとると転職先をスムーズに探すことができます。

●(3)尻込みしているなら、背中を押してあげる

ブラック企業の多くは会社での人間関係が良好でないことが多いです。上司や同僚に迷惑をかけてしまうからと、転職を諦める人もいるでしょう。

しかし、夫がそのままブラック企業で勤め続ければ、心身に不調をきたす恐れがあるほか、家族での時間が確保できないことで家庭崩壊につながる可能性もあります。

夫が不要な配慮で転職を断念しようとしているなら、背中を押してあげるのも妻の役目です。

また、具体的に転職活動が進むと面接日などにどうしても会社を休まなければならない場合があります。

その際にも夫は「会社に迷惑をかけるかも」と尻込みする可能性がありますが、面接日はなにがなんでも休ませましょう 。

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いかがでしたか?

一度ブラック企業に勤めてしまうと、転職するのはなかなか難しいと言われています。しかし、そのまま働き続けても将来に明るい展望がないならば、転職を後押ししてあげる必要があります。

夫がブラック企業で勤めているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

●文/パピマミ編集部
●モデル/倉本麻貴(和くん)

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