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日本人の苗字ランキング2位!「鈴木」さんの美しい書き方を伝授

  • 2017.8.10
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コツさえ掴めば一気に美文字に!

「鈴」という漢字は「鈴木」さんなどの苗字以外、普段はなかなか登場する機会がありません。書き慣れていないという人も多く、バランスの取れた美文字にするには練習が必要な漢字です。
よく見かける苗字の「鈴木」という文字ですが、実際に書くとなかなか難しいもの。しかし、ちょっとしたコツで見違えるほどの美文字になるのも「鈴木」さんの特徴です。

「金」は斜めを意識してシャープさを出す

まずは「金」と「令」に分かれる「鈴」の美文字の書き方から始めましょう。かねへんの1画目は長く伸びやかに、2画目は逆に短く止めるように書いてください。3、4、8画目の横線は、右上がりを意識して斜めに書くとかっこよく見えます。
斜めに書くことで細長いかねへんができあがり、つくりの「令」の部分をどっしりと幅を持たせて書くことができます。書き終えた後の全体的なバランスも良くなるでしょう。

程よい抜け感が美文字への近道

ここで今回のポイントをご紹介します。「令」の点の部分ですが、真っすぐの「ヽ」ではなく、少し垂直気味に下に落とすイメージで書くことがコツ。縦に落とすことで程よい隙間が生まれ、バランスが取りやすくなるのです。「ヽ」と書くよりも大人っぽい雰囲気に。
「マ」の部分は、間延びしないように小さめに書くとバランスよく仕上がります。最後の13画目の止めは、やや長めを意識してください。スマートな雰囲気で大人の美文字が完成します。

書き出し方にコツあり

続いて、つくりの「令」の部分を書いていきます。9画目の書きはじめはしっかりとためてください。そして書きはじめをくっ付けないよう、9画目の少し下から10画目を書き出します。
ちなみに「令」の字には、動画に表記されている「マ」のような形と、文章に出てくる「令」の形が存在します。字形の違いについては特に意味はなく、フォントの違いとされているようです。手書きの場合は「マ」が多く、活字体の場合に「令」が多く登場しています。

書き慣れたシンプルな漢字はどう書く?

「木」は小学校の早い段階で習う基本の漢字ですが、画数が少ないシンプルな漢字なため、文字の美しさが際立ちます。1画目はしっかりと打ち込んで入り、気持ちやや右上がりに真っすぐ伸ばしましょう。
2画目の縦線ですが、1画目の真ん中を突き抜けるように一直線に書いてください。このときの書きはじめもしっかりと力を入れることで、大人びた文字になります。

実は奥が深い! 払いがカギを握る「木」

3画目と4画目の払いは特に丁寧に書きましょう。払い終わりの高さを揃えると印象が良く、見栄えも美しい仕上がりに。
左の払いは滑らかに、右の払いは左の払いと同じ高さまで来たらいったん止めます。手前で止めてから少し角度をつけてゆっくりと右に払いましょう。4画目の書き出しは、3画目の書き出しよりも少し下げたところからスタートさせると、もうワンランク上の美文字が完成します。
書く機会が少ない「鈴」と、シンプルで基本的な漢字の「木」が組み合わさった「鈴木」。コツはいくつかありますが、一つひとつは決して難しいものではありません。
横線や払いなど真似がしやすい字形で、何度か練習するうちに美文字をマスターできるはず。特にご自分の名前が「鈴木」さんという方は、自信を持って書けるよう挑戦してみましょう。

監修:myMOJI萩原季実子(ペン字講師・美文字マインドクリエイター)
http://mymoji.jp/

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