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夏のパリ、美味しいル・フュモワールが待っている。

  • 2017.8.1

8月はバカンスです、日曜は休業です……パリでのレストラン探し、夏はいつもより難行となる。でも、ル・フュモワールは頭を悩ますことなく頼れるレストランだ。ここは1年中無休のうえ、パリの中心地にあって、美味しい食事がとれ、ティータイムもできて……という貴重なアドレスだ。

ル・フュモワール、通りの向かいはルーヴル美術館! テラス席も魅力なら、落ち着きのある店内で過ごす時間も悪くない。photos:Mikel Mata

10年以上も前からあるので、行ったことがあるという人もいるだろう。店の奥に大きな書棚がある内装は変わらないが、5年前にシェフがスウェーデン人のヘンリック・アンデルソンに変わった。フランスの伝統料理にスカンジナビア色を加えたクリエイティブで軽快な料理は、これまで以上に日本人向きになった。

レストランでのランチ、ディナーは予約が望ましい混雑ぶり。これは開店当時から変わっていないけれど、最近は 電話だけでなく、オンラインでも15分刻みの予約ができるようになった。入り口にあるバー・スペースなら予約不要。そして開店時間中、いつでも何かしら食事ができるので、半端な時間に食事をとることになりがちな旅行者にはうれしい限り。

レストラン奥の書棚のある部屋は有名。ここの本を読みながらのティータイムも可能だ。photos:Mikel Mata

スウェーデン人のシェフによる料理。ランチタイムは24ユーロ(前菜+メインまたはメイン+デザート)、28ユーロ(前菜+メイン+デザート)、ディナーは35.39ユーロ。photo:Jeremy Jakubowicz

メニュー例。前菜はセヴィーチェや牛肉のタルタルなど。メインはレモンソースのタラのソテー(写真)やXOソースのステーキなど。デザートはマスカルポーネのアイスクリーム+レッドフルーツ+ローズマリーのメレンゲ(写真)など。

この夏、シェフはカクテルのお供にいかが? と、北欧おなじみのオープンサンド(スモーブロー)を用意した。ライ麦パンの上に乗るのはサーモン、スモークド・フィッシュ、チキンレバーなど時期で変わってゆく。これはレストランの前菜にも加えられているので、食事客も味わえる。

近頃パリはブランチ・ブームだが、ル・フュモワールはオープン当時からブランチが取れるレストランとして名高い。味、コストパフォーマンスの良さは不変で、パリっ子たちでいつも賑わっている。新しくはないけれど、知っておきたいパリのレストランとして記憶しておくといいだろう。

夏のスモーブローとカクテルはバーでのお楽しみ。ゆったりとしたバー・スペースでは、12時〜24時30分までクラブサンドイッチやマグロのサラダなどの食事がとれ、また19時30分〜23時のディナータイムには選べる料理が増える。photo:Mikel Mata

Le Fumoir(ル・フュモワール)
6, rue de l’amiral Coligny
75001Paris
tel:01 42 92 00 24
営)11:00~翌2:00(ランチ12:00〜、ディナー19:30〜)
無休
http://lefumoir.com

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