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クレージュのアーティスティック・ディレクター2名が退任。

  • 2017.7.24
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Photo: Shutterstock/AFLO
アルノー・ヴァイヤンとセバスチャン・メイヤーがクレージュ(COURRÈGES)のアーティスティック・ディレクターを退任。2016年春夏コレクションよりデザインを手がけていた彼らは、わずか2年でブランドを去ることとなった。

2015年、デザイナーデュオのアルノー・ヴァイヤンとセバスチャン・メイヤーは自身のブランド「コペルニ・フェム(COPERNI FEMME)」が注目されて間もなく、クレージュのアーティスティック・ディレクターに就任。2014年にはANDAMファッション・アワードでファースト・コレクション・アワードを受賞しており、2015年にはLVMH賞のファイナリストにも選出された。

ランウェイショーを見てきた彼らは、過剰生産される特質なスタイルに疑問を持ち、コレクションでは独自の発表方法で表現。デビューコレクションでは、13年ぶりとなるランウェイショーを行い、トータルルックではなくアイテムに着目した新鮮な15ルックを発表。フレッシュなクレージュベーシックスタイルを打ち出した。ブランドのアイコニックなパテントジャケットを再解釈したアイテムは人々を釘付けにした。

彼らにとってラストコレクションとなった2017-18年秋冬は、プレゼンテーション形式を採用。モデルや女優、インフルエンサーといった彼らの友人の写真を展示したインスタレーションでは、新作コレクションを私物とミックスさせたコーディネートを見せ、これまでにない新鮮な発表となった。

パリ拠点のクレージュはアンドレ・クレージュにより創立され、全盛期であった1960年代、フューチャリスティックなスペースエイジスタイルが爆発的人気を博した。ヴァイヤンとメイヤーはクレージュが作り出した多くのスタイルからヒントを得て、最新技術や素材を使ってより未来的なスタイルを提案した。

発表によると、今回の退任は双方の同意のもと決断され、現段階では後任は未定だという。ヴァイヤンとメイヤーは休止中の「コペルニ・フェム」を再開させるとみられている。
参照元:VOGUE JAPAN

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