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水拭きは厳禁!? 壁や壁紙の汚れをキレイに落とすコツと注意点

  • 2017.7.22

目立った汚れがなくても、次第に汚れが蓄積してしまう壁や壁紙。

普段はあまり意識することがないため、そのままの状態になっているという人も多いのではないでしょうか。

しかし、日頃からこまめに掃除しておくことでキレイな状態を保つことができますし、 いざ目立つ汚れが付いてしまったというときは、コツを知っておくことで簡単に落とすこともできます。

今回は、壁についた汚れを落とすコツを、汚れの種類ごとにご紹介します。

●(1)クレヨン、ボールペンなどの落書き汚れ

小さなお子さんがいる家庭では、壁に落書きの跡が付いてしまっているということも少なくありませんよね。

クレヨンなどの汚れは油性の汚れに分類されるため、粉石鹸に水を含ませて拭き取ることで、汚れが落ちやすくなります。

また、もっと手軽に落としたいというときには、消しゴム が有効です。軽くこすってみると、驚くほどラクに汚れが落ちることがあります。

この他、歯磨き粉を付けた歯ブラシで軽くこするという方法もおすすめです。

●(2)タバコのヤニ汚れ

あまり頑固ではないタバコのヤニは、固く絞った雑巾で水拭きすることで落ちることがあります。

どうしても取れない場合には、アルカリ洗剤を使うといいでしょう。

スプレータイプの洗剤では、あらかじめ汚れた部分にスプレーしておき、しばらく放置したあとで拭き取る と、より汚れ落ちが実感できます。

●(3)カビ汚れ

壁汚れの中でも特にやっかいと言われるカビ汚れ。見た目はもちろん、健康のためにもできるだけ除去したいところです。

再発を防止するためには、殺菌作用のあるエタノールを使うのがおすすめ。

消毒用のエタノールをふくませた雑巾でふきとり、その後、重曹を水で薄めたものをかけると汚れの分解と予防の両方の効果 が期待できます。

なお、カビ汚れが強い場合には、メラミンスポンジも有効です。壁の種類によっては傷つけてしまうこともあるため、目立たないところで試してから使うようにしましょう。

●壁掃除の注意点

『軽いホコリぐらいだからと思って濡らした雑巾でふいたら、ホコリが水を吸って黒くなり、それが壁にこびりついてしまいました。最初に掃除機などでホコリを取り除いておけばよかったです』(30代男性/会社員)

『壁紙のつなぎ目に気づかずに濡れた雑巾で掃除していたら、水分が入り込んでしまったみたいで、ふやけてはがれてしまいました』(20代女性/事務)

『壁のカビ汚れを掃除しました。目に見える部分はキレイになりましたが、しばらくするとまたカビ汚れが再発。拭き掃除の水分が多かったようで、壁紙が湿ったままの状態になっていたようです』(40代女性/主婦)

壁掃除でやりがちなのが、濡らした雑巾でいきなり拭いてしまうこと。ホコリが水を吸って、余計に壁に密着してしまうことになります。

最初に、掃除機で吸ったりホウキではたいたりして、目に見えるホコリは除去しておくのが鉄則です。

また、壁紙を張り合わせた壁では、つなぎ目に注意する必要があります。強くこすりすぎることではがれてしまうのはもちろん、水分によってはがれをうむこともあるのです。

さらに、水分をそのままにしておくと発生してしまうのが、カビ。

壁の水拭きなどを行ったあとは、しっかりと乾燥させることが大切です。乾拭きを入念に行うことに加え、カビ掃除の後にはドライヤーなどを使って乾かす ことで、再発を予防できます。

あまり熱しすぎると壁紙がはがれてしまうこともあるため、適度に距離をとって確認しながら乾かすようにしましょう。

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いかがでしたか?

賃貸住宅などで壁紙に落ちない汚れをつけてしまうと、多額の費用を請求されることもあります。

まずは汚さないよう注意し、まだ軽いうちに落とすよう意識することが大切です。

また、壁の種類によって対処法が変わることもあります。失敗を防ぐために、まずは軽い力で試し、壁紙などに影響がないことを確認してから掃除に取りかかりたいものですね。

●文/パピマミ編集部
●モデル/杉村智子(まさとくん)

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