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不倫とは違う? “セカンドパートナー”を持つメリットと体験談

  • 2017.7.19
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こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

近年、“セカンドパートナー”についての事案がさまざまなメディアで紹介されているのをよく目にします。

心の拠り所として、良い意味で捉えられているような感じがしますが、 実際はどうなのかを考えていきましょう。

●セカンドパートナーとは?

ひとことで言えば、“友達以上恋人未満”の関係にある異性です。

配偶者がパートナーなので、その二番手の立ち位置 という意味で「セカンドパートナー」と呼ばれているようです。

特徴として挙げられるのが、

・男女の深い関係を一切持たないプラトニックな関係
・さまざまなことを相談し合える
・SNSだけでなく、会って(デートと捉えることも)話をすることもある
・中には、手をつなぐことやキスまでを許している人もいる

などがあります。

プラトニックな関係ではありますが、心が本来のパートナーではなく別な方を向いてしまうことが危険なサインとなるのではないかと、よく考える必要性が出てきます。

それに、もしパートナーにそういった関係を持てる人ができたら、あなたはどう思いますか? そのあたりが大切なことだと私は思います。

●セカンドパートナーを持つメリット

セカンドパートナーを持つことには、このようなメリットがあると考えられます。

・自分の存在を認めてもらえる(女性として見てもらえる)
・相談相手、話し相手の獲得
・コミュニケーションが取れる(愛情欲求が満たされる)
・気分転換が図れる
・生活にハリを感じられるようになる
・恋をしているときのような気分を味わえる

メンタルケア心理士としては、ストレス解消や気分転換になるという面はとても良いことだと思います。

話を聞いてもらえたり理解を示してもらえたりすることは、心の中の不安感などをはき出せますし、自分の愛情欲求が満たされる からです。

ただし、本当のパートナーとの関係がダメになってしまうようなことにならなければの話です。

人によっては、深い関係がなければ、その手前までは許しているという人もいるようです。セカンドパートナーを持つことは、不倫と勘違いされかねません。

そこに注意をしなくては、今の生活を手放さなくてはならないような事態になってしまうこともあります。取扱いに十分注意が必要だということです。

●実録:セカンドパートナーがいた生活

昨年までセカンドパートナーがいたという30代女性(既婚/子ども2人/専業主婦)の話を聞いてきました。

Q:どのような関係でしたか?

『私たちは元々中学校の同級生で、ただの友達だったんです。同窓会で再会し、SNSのやり取りから始まって、次第に深い話までするような間柄になりました』

Q:関係の中で決めていたことなどありますか?

『あります。プラトニックな関係であることはもちろんですが、会うのは昼間だけ、ランチやお茶をするときだけにしていました。手をつなぐとか、それ以上のことは一切しないということは取り決めていました。主人を悲しませるようなことはしていません』

Q:相手が求めてくるようなことはありませんでしたか?

『私たちは親友という立ち位置なので、恋人がするようなことはありません。相手にも最初からそう話していました。夜の時間帯に会っていたら、雰囲気に流されて……ということもあったかもしれませんが、昼間の時間帯だったのでありませんでした』

Q:セカンドパートナーがいることで、どのようなメリットがありましたか?

『夫に話しても取り合ってくれないような話題でも、彼はちゃんと聞いてくれましたし、すごく楽しい時間を過ごせて気分転換になりました。子育てが大変で疲れてしまうようなことがあっても、彼とのランチやお茶があるから頑張れるみたいな活力的な感じですね。一人の女性として見てくれることもうれしかったです』

Q:ご主人にバレてしまうようなことはありませんでしたか?

『主人には、友達とランチに行ってくると話していました。そのときに何も言われませんでしたし、どんな人と行くとか細かいことまで聞かれませんでした。

ただ、一度だけランチの約束をしていた日に体調を崩して行けなくなってしまったことがあったんですが、自宅までお花を持ってお見舞いに来てくれたことがあり、主人に「この花どうしたの?」と聞かれて友達からのお見舞いと答え、怪訝な顔をされたことがあります』

Q:現在も続いているのですか?

『彼が転勤になってしまったことで、SNSでのやり取りがだんだん減っていき、自然消滅のような形になってしまいました』

Q:もし、今後彼から連絡が来たらどうしますか?

『すぐに返事をすると思います。昼間に会えるならまた会って話をしたいですね』

●おわりに

セカンドパートナーがいるというのは、いる本人にとっては良いことかもしれません。

しかし、逆の立場であればどうでしょう 。そのあたりのことや、メリットとなる部分も含めて考えていく必要がある事柄だと思います。

実際にセカンドパートナーがいたという方からお話を聞いたことで、さまざまなことがわかりました。

ストレス解消など良い面があることはわかりますが、関係性について考えなければならない事案であると感じました。

【参考文献】
・『図解でわかる心理学のすべて』深堀元文・編著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)

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