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熱中症のキケンも!? 夏に犬を散歩させるときに注意するポイント

  • 2017.7.17
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暑い日射しにさらされてツラいと感じる日が増えてきました。しっかりと水分補給し、できれば涼しい室内で過ごしたいものですよね。

この暑い夏が大変なのは何も人間だけではなく、ペットにとってもツラいものであることは間違いありません。

特に、屋外を散歩させる犬などの動物は特に注意が必要で、言葉を話すことができないだけに、飼い主が注意して観察する必要があるでしょう。

今回は、夏に飼い犬を散歩させるときの注意点と対策をご紹介します。

●夏の散歩の危険性

『犬は地面すれすれを歩きますよね。真夏のアスファルトは非常に高温になっており、この上を裸足で歩くのは拷問といってもいいでしょう。日が落ちても地面は熱いままということもあるため、できるだけ土や芝生の上を歩かせるようにしています』(30代女性/2匹の犬と生活)

真夏のアスファルトは、50〜60度もの高温 になると言われています。

靴を履いている人間にはあまりピンとこないかもしれませんが、裸足で歩く犬はたまったものではありません。肉球をヤケドしてしまうこともあるのです。

また、パグやフレンチブルドッグなどの短頭種は呼吸しづらいことがあり、体温調整が苦手 と言われています。

熱中症になってしまう危険性もあり、最悪の場合、命に危険が及ぶこともあります。

●夏の散歩の対策

●(1)犬用の靴を履かせる

『高温の地面を歩かせるなんて絶対にムリ! 想像以上に熱いことを知らない人もいますよね。うちは犬用の靴を履かせて散歩しています。最近はかわいいデザインのものも増えていますよ』(40代女性/3匹の犬と生活)

夏場の散歩では、足元の不安を解消してくれる靴を履かせるのがおすすめ。

真夏でなくとも、肉球が柔らかい犬などであればケガの予防のために使ってもいいでしょう。

ドッグブーツと言われるものもあり、用途によって使い分けてもいいかもしれませんね。

靴下のようなものもありますが、真夏のアスファルトやマンホールなどに対しては心もとないこともあるため、できるだけ厚めのものを選ぶ ようにしましょう。

●(2)夜遅い時間に散歩する

『夕方ぐらいなら涼しいかなと思っても、地面はまだ熱いこともあります。安全といえるのは21時すぎとか遅い時間ではないでしょうか』(30代女性/1匹の犬と生活)

できれば日が出てくる前に散歩できると、地面の温度上昇の心配をする必要はなくなりますが、仕事などのお出かけ前にするのは難しいこともありますよね。

帰宅後に行くのであれば、日が沈んで数時間後が理想的。「夜風が気持ちいい」と感じられるような状況 になると、地面の温度も下がっているはずです。

どうしても難しい場合には、犬の足にこまめに水をかけながら散歩するといいでしょう。

●(3)つらそうだと感じたら途中で切り上げる

『大切なのは、わんちゃんの様子をしっかりと観察して、呼吸が荒かったりつらそうにしたりする際には、すぐに散歩を切り上げることです。健康のために行う散歩でムリをさせて取り返しのつかないことになっては本末転倒です』(20代女性/1匹の犬と生活)

どれだけ入念な準備をしていても、夏の散歩が厳しい環境であることには変わりありません。

こまめに水分補給ができるように水筒を準備し、いざというときのために保冷剤などもあると安心です。

犬がつらそうにしていると感じたら、途中でも抱きかかえてそのまま連れ帰るようにしましょう。

保冷グッズは嫌がるワンちゃんもいるため、あらかじめ家で付ける練習などをしておき 、嫌がらないグッズを探しておくと安心です。

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いかがでしたか?

「そんなに地面が熱くなるなんて知らなかった!」という人もいるかもしれませんね。

ツラくても不満を伝えることができないペットに対しては、注意しすぎということはありません。

「大丈夫だろう」という考えで犬の命を危険にさらすようなことは避けたいところ。

愛犬の負担にならないよう、楽しく快適なお散歩を心がけましょう。

●文/パピマミ編集部
●モデル/ココア

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