新商業施設「グランツリー武蔵小杉」オープン、全160テナントが入居する“何でも揃う”セブン＆アイグループの旗艦店とは？

2014.12.26
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武蔵小杉駅徒歩4分となる新商業施設「グランツリー武蔵小杉」が、11月22日（土）オープン

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セブン＆アイ・ホールディングスは、グループの総力を挙げ、さまざまな"愛"をテーマに掲げた新商業施設「グランツリー武蔵小杉」（神奈川県・川崎市）を11月22日（土）にオープン。

東急・JR武蔵小杉駅徒歩4分の立地となる「グランツリー武蔵小杉」に入居する日本初出店や新業態を含む全160のテナントは、ファッション、インテリア・生活雑貨、レストラン・カフェ、フード、ビューティ・サービスと幅広いカテゴリーで構成され、「イトーヨーカドー」を核テナントに同グループの各専門店も入ります。ライフスタイルとシーンを意識した各フロア異なるコンセプトで提案しています。

ファッションでは、「BEAMS（ビームス）」「TOMORROWLAND（トゥモローランド）」「URBAN RESEARCH ROSSO（アーバンリサーチロッソ）」などの高感度セレクトショップから、「niko and...（ニコアンド）」「BAYFLOW（ベイフロー）」「SHAREPARK（シェアパーク）」などSC展開中心のライフスタイルショップ、「ZARA（ザラ）」「GAP（ギャップ）」「BANANA REPUBLIC（バナナリパブリック）」などのグローバルSPAブランドまで多岐にわたり入店。また、「西武・そごう武蔵小杉SHOP」として、「Kate Spade（ケイトスペード）」「Theory（セオリー)」「MACKINTOSH PHILOSOPHY（マッキントッシュフィソロフィー）」「DIESEL（ディーゼル）」など百貨店ブランドも展開。武蔵小杉ショップで取り扱いが無い商品も、そごう横浜店・西武渋谷店の商品を見て買い物ができるライブショッピングサービスやお取り寄せサービスなどを展開します。

このほか、「Francfranc（フランフラン）」「UNICO（ウニコ）」「souvenir BY CONCIERGE（スヴニールバイコンシェルジュ）」「rainbow SPECTRUM（レインボースペクトラム）」「Angers bon repas（アンジェボンルパス）」などインテリア・生活雑貨も充実。また、さまざまな知的玩具を用意して親子で一緒に遊ぶことのできる「あそびのせかいボーネルンド」や新しい幼児教育プログラムを取り入れたカリフォルニア発子供向けフィットネスクラブ「My Gym（マイジム）」、2015年4月からは、新たな認可保育園として「グローバルキッズ武蔵小杉園（予定）」を開園するなど、「都会の中の家族のオアシス」を目指します。

今回、F.M.J.が注目したのは、アーバンリサーチがオープンを機に導入したiBeaconで"まち・ひと・おみせ"を繋ぐ新サービス「教えて！びい子」です。これは、オムニチャネルを加速させる最新技術として注目されている「iBeacon」を活用した、博報堂DYメディアパートナーズとコスモ・コミュニケーションズによる業界初の取り組み。店頭来店客が専用アプリをダウンロードしてスマートフォンで店頭に近づくと、3Dプリンタで作成されたショップスタッフのフィギアに埋め込まれたiBeacon端末から、クーポン情報と店舗周辺のエリア情報などのコンテンツを配信するという仕組みになっています。

これによって、来店客はクーポンだけでなく、武蔵小杉周辺のカフェやショップ、公園といった街の情報を取得できます。これは、ブランドのフィルターを通したその街のライフスタイル提案を行うことで、ブランドと顧客だけでなく、そのエリアとの結ぶつき強化を図ることが可能になる新たなオムニチャネル化とローカル・マーケティング施策として注目できます。

セブン＆アイグループの集大成となる旗艦店としてオープンする「グランツリー武蔵小杉」は、武蔵小杉エリア再開発として33年前から構想されていたという一大プロジェクトだといいます。その誕生までの背景を取材した様子は、テレビ東京系「日経スペシャルガイアの夜明け」で今までにない"モール"特集として、11月25日（火）放送予定となっています。

なお、22日（土）オープン当日は、セブン&アイ史上最高の約7,000名（同社公式）が10時の開店前に行列。武蔵小杉エリアの注目度の高さがうかがえるグランドオープンになっています。