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『コード・ブルー』放送直前! 過去何が起こったのか&最新作の恋愛模様は?

  • 2017.7.15
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© kelly marken - Fotolia.com

『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』3rdシーズンが7月17日から放送スタート。2008年に1stシーズン、翌年にSPドラマ、2010年には2ndシーズンが放送され、衝撃、感動といった多くの名シーンを残して終幕。

そして2017年夏、山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介という人気キャストをそのままに『コード・ブルー』が帰ってくる! 放送を前に、いままでのおさらいと、最新作の見どころをチェックしたい。

■ドクターヘリをテーマにした日本初のテレビドラマ

『コード・ブルー』は、ドクターヘリを日本ではじめてテーマにした唯一の医療ドラマ。

ヘリで現場に向かうフライトドクターを目指し、翔陽大学附属北部病院救命救急センターにやってきた藍沢耕作、白石恵、緋山美帆子、藤川一男、すでにフライトナースとして活躍している冴島はるかの5人が、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら成長していく物語だ。

■よき仲間x最大のライバル…1stシーズン

1stシーズンで、彼らはフェロー(後期研修医)。ときにぶつかり、ときに助け合い、成長し続けた主要キャラクターを紹介しつつ1stシーズンを振り返りたい。

●藍沢(山下智久)
第1話から患者に迷いなく気管切開をするなど、常に冷静沈着な姿勢。事故現場で行った腕の切断を「楽しかった」と言い放ち、「普通の病院の1年の経験をフライトドクターなら1ヶ月で経験できる。俺はだれよりも早く名医になる」と、自信に満ちていた。

●白石(新垣結衣)
知識が豊富な優等生タイプ。ドクターヘリのシステムを学び、地元にドクターヘリを導入することが目標だ。

●緋山(戸田恵梨香)
ほかのフェローにライバル心剥き出し。相手が誰であれ思ったことをすぐ口に出してしまうが、じつは繊細な心の持ち主。

●冴島(比嘉愛未)
フライトナースとしての信頼は得ているものの「ナースは医師から下に見られている」と卑屈になっており、白石、緋山と衝突することも。

●藤川(浅利陽介)
お調子者で、知識・技術ともにほかのフェローから遅れをとっており、指導医の黒田(柳葉敏郎)からは「ドクターヘリに乗ることはない」とまで宣言されてしまう。しかし、患者と打ち解ける能力は随一で、最終話では自ら志願し念願のドクターヘリ初搭乗を果たす。
第6話では、藍沢の祖母が事故の後遺症で認知症を発症。藍沢は、自分の顔さえ忘れてしまったことにショックを受けながらも、育ての親でもある祖母に寄り添う日々。そんな祖母との関わり、そして自分の甘さから患者を危険にさらしてしまったことから医師としてさまざまな葛藤を抱くも、ヘリに搭乗し続けることで乗り越えていく。

第8話では、安全確認が取れていない爆発事故現場に進入した白石をかばった黒田の上に鉄板が落下。黒田は、藍沢に腕を切断させ、フライトドクターとしての一線を退くこととなる。

白石は、その重責から一度は病院を辞めようとするが、最終話では「もう気に病むことはない」と黒田に背中を押され、再度フライトドクターを目指すことを決意した…。

■電車脱線事故が発生! 数々の別れを描いたスペシャルドラマ

SPドラマでは、電車の脱線事故が発生。5人全員が現場に向かい、混乱状態のなか、白石は現場監督ともいえるトリアージを任され、葛藤の中で優先順位を見極めていく。

藍沢は、脳外科医の指示を受けながら工事用のドリルで男児の頭蓋内出血を吸引するという荒業を披露。「何もしなければ死んでしまう、それならできることをやる」という姿勢にブレがない。

そして藤川は、現場に訪れた黒田の指示で、心臓を損傷した患者の手術を行う。自分を奮い立たせながら指示の通りに手術をこなし、無事患者を救うことに成功した。

そんなとき、緋山が突然の揺れによって電車から落下。胸を強打し、心肺停止状態のところを発見され、一命を取り留めた。ヘリで搬送後に手術を受け、仲間や父親が見守る中、ゆっくりと目を覚ました彼女は仕事復帰できるまでに快復した。

一方、1stシーズンで認知症を患った藍沢の祖母の記憶が回復。藍沢は「一緒に住もう」と提案するが、祖母は自ら特別養護老人ホームに入居することを選び退院して行くのだった。

■フェロー修了認定、それぞれの旅立ちを描いた2ndシーズン

フェローの修了認定日が迫るなか、事故のせいでヘリの搭乗回数で遅れをとってしまった緋山は焦るばかり。そのころ藍沢は、亡くなったと教えられてきた両親について、母親は自殺であり、父親は健在だという衝撃の真実を知る。

一方緋山は、脳死の子どもの延命を中止した際、書面にサインをもらわなかったことから訴訟問題に巻き込まれてしまう。結局訴訟に発展することはなかったが、これがトラウマとなって患者に恐怖心を抱くように…。

だが、その後、飛行機墜落事故現場で出会った母親の「この子を救えるのはあなたしかいない」という言葉に意を決してメスを握り、救命に成功した。

白石は、医師である自分の父親に反発心を抱いていたが、父親は末期がんを患っていることを知る。そんな父に対して「ひどいことを言った」といままでの言動に思い悩む。しかし、飛行機事故現場でともに治療に挑むこととなり、偉大な父親を目標に進み続けることに。

最終話では、藍沢、白石、藤川がフライトドクターに認定。事故によるブランクもあり認定を逃した緋山も、前向きにフェローとして勤務を続けていた。

■ついに始まる3rdシーズン! 豪華新キャストも登場

医師として10年以上勤務を続けてきた彼ら。藍沢は、救命ではなく脳外科医としてオペを重ねてきた。白石は救命スタッフリーダーになり、緋山は翔北病院を離れて周産期医療センターで産婦人科医として勤務。冴島は、いまなおフライトナースのエースとして活躍し、藤川は救命救急センターを支える整形外科専門の救命医に成長した。

3rdシーズンでは、フライトドクターを目指すフェロー役として、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、成田凌、新木優子、そしてフライトナースを目指す馬場ふみかという期待の若手俳優陣が新加入。いまをときめく人気キャストたちが5人とどのように関わり、どう成長を遂げるのか注目したい。

そして、あくまで医療ドラマとはいえ、やっぱり気になるのが恋愛事情。いままで放送されてきた『コード・ブルー』では、藤川が冴島に思いを寄せていることだけは明確で、一方の冴島も2ndシーズンでALSを患っていた恋人を亡くすと、前を向いて進むべきだと明るく助言する藤川に心を開き始めていた。

ほかに藍沢と白石も、同じく2ndシーズンでそれぞれの父親について心を許して語り合うシーンがあり、このまま恋愛に発展するのか!?と思いきや、進展がないまま終了…。

これまで「仕事が一番」という姿勢でがむしゃらに働いてきた彼らだが、3rdシーズンでは皆30代半ばに突入。少なからず恋愛要素も描かれるのでは? と期待が高まる。

名医が存在し、どんな患者でも必ず助かるという医療ドラマも多いが、このドラマでは助からない患者も多い。悲惨な事故現場や、医療現場でのやるせない思い、快復に向かう喜びなどが渦巻くなかで、繊細な人間模様が描かれてきた『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』。

待望の3rdシーズンは、7月17日(月)21時からいよいよ放送スタート!
(nakamura omame)

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