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身体ナビゲーションVol.32 「内分泌系の病気」

  • 2014.12.26
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こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

身体ナビゲーションでは『身体ナビゲーションVol.28 「内分泌系器官」』(http://papimami.jp/31074)から私たちの健康を維持するために重要な役割を担っている甲状腺、副腎といった内分泌系のご紹介をしてきました。

この内分泌系は特にストレスに大きな影響を受けるので、年末の慌ただしさ、そしてお正月が明けて日常に戻るときの大きなストレスによって正常に機能しなくなるケースも少なくありません。そのような理由で今回からは内分泌系の病気をご紹介したいと思います。

●誤診されやすい!? 甲状腺の病気

甲状腺の病気は自分ではなかなか気づきにくく、また、他の病気と間違えられやすいと言われています。なぜなら、甲状腺ホルモンの働きが体の各組織におよんでいるいるため、甲状腺機能の亢進や低下によって実にさまざまな症状が、全身のあらゆる部位はもちろん、精神的にも影響が現れるからです。

●よく見られる症状

甲状腺に何らかの異常がある場合、よくみられるのは首の腫れです。

その他にも動悸、喉の渇き、食欲不振、憂うつなどの症状がありますが、他の病気の症状とも似ていることから、糖尿病、高血圧、更年期障害、うつ病などと診断され、不快な症状の原因が甲状腺にあることに長い間気付かないまま、誤った治療を続けてしまうケースがあります。

また、年齢や性別、体質によっても甲状腺の病気の症状の現れ方が異なるため、甲状腺の異常は気付かれにくいのです。こうした事態を避けるためにも、気になる不快な症状があってもはっきりしない場合は甲状腺の病気を疑い、専門医を受診することが大切です。

甲状腺の病気の特徴である首の腫れは注意深く観察し、触れば分かることもあるので、自らのチェックで早めの受診も可能です。

●甲状腺ホルモンの分泌異常による病気

甲状腺の病気には、ホルモンの分泌量が過剰になる『甲状腺機能亢進症(バセドウ病)』と分泌量が少なくなる『甲状腺機能低下症(橋本病)』があります。

【甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の初期症状】

・体温が上昇し汗をかく、脈が速い、食欲旺盛でよく食べるのに痩せる

・イライラして落ち着かない。動悸や息切れがする。手足が震える

【甲状腺機能低下症(橋本病)の初期症状】

・体温が低下、汗をかかない、脈拍が遅い、食欲がなくあまり食べないのに太る

・憂うつになったり、無気力になる。顔や手足がむくむ

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こうしてみると、いずれも、「疲れかな?」「無理したかな?」と単なる疲れやストレスからの不調と見逃してしまいそうな症状ばかりです。ゆっくり休んでも症状に改善が見られない場合は早めの受診をおすすめします。

次回はこの2つの病気について詳しく解説したいと思います。

【参考文献】

・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

(ライタープロフィール)

SAYURI(心理食育インストラクター)/長年の医療機器メーカー勤務の経験から健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーの資格を取得し、健康管理士事務所『優縁』を設立。現在、食で愛を育む食愛ナビゲーターとして、食育の講演や執筆活動を中心に、NPO法人『予防医療推進協会』理事長として、成人向けの生活習慣改善のさまざまな提案を発信中。

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