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新米ママが直面する「ママ界の独特なルール」【コソダテフルな毎日 第30話】

  • 2017.7.13
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こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男小3・次男年長・三男年少の3兄弟の母です。

毎日大変ですが、辛いことこそ笑いに変えて頑張ってます(白目)!!

■「ママと赤ちゃん」が集まる空間は独特

長男の子育てが少し軌道に乗ってきた頃(6か月ぐらい)、子育て支援センターに遊びに行くことにしました。

長男は11月生まれでしたので、寒い時期を家で引きこもって子育てし、あたたかくなった頃にようやく下界へ出始めたんですね。

転勤先で出産・子育てし知り合いも友人もまったくいない環境で、私と長男二人だけの生活をするよりも、他の赤ちゃんと触れあえる場所に行ったほうがこの子のためにもいいんじゃないかと思ったのです。

とうわけでさっそく出向いてみました。

私自身、その場限りの人間関係を適当に乗りこなすのは苦にならない性格なので、見知らぬ人たちが集まる子育て支援センターに出向くのは、それほど敷居は高いことではありませんでした。

が、「ママと赤ちゃん」が集まる空間というのは一種独特のものがあるということを、私はこの時初めて知ったのです。

個人対個人ではなく、間に「赤ちゃん」という存在を挟むため、妙な距離感というか、緊張感というか手探り感があるんです。

特に第一子、初めての子育ての私にとっては、ママの世界における「流儀」をいろいろと学んだ場所でした。

■その1. ひとこと目は「何か月ですか?」

これ、ママになって覚えた挨拶です。

最初、みんながみんなこうやって声をかけてきてくれるので驚きました。

私、こんな風に会話を始めるだなんて知りませんでした。

赤ちゃん時代のママにとっての挨拶は、「こんにちは」とか「おはようございます」じゃないんです。

「何か月ですかぁ~?」なんです。

「何か月ですか?」
「あ、6か月です~」
「じゃぁ同級生ですね~」
「何か月ですか?」と聞き返すことも忘れずに。

息子生後6か月。

新米ママの私がママ界の挨拶を覚えた瞬間です(決して否定的な意味で言っているのではありませんよ。何か月ですか? と声をかけるだけで知らないママにも話しかける取っ掛かりができる魔法の挨拶だと思います)。

■その2. 男の子か女の子かわからない場合は、とりあえず「女の子ですか?」

これ、あるあるですね(汗)。

赤ちゃん時代は基本顔だけ見て性別を判断できない場合がほとんどですしね、髪の毛も全然生えてませんからね(笑)。

服の色で分かりやすくしておいてくれると助かるのですが、あやふやな場合は「女の子ですか?」

男の子であったとしたら「かわいいからてっきり…!」とごまかすと、角がたたないということを学びました。

■その3. 「人のもの取っちゃダメ」

そして、今回は長男0歳代の時のお話ですので、0歳をメインにお話しておりますが、0歳代の赤ちゃんって自分の「さわってみたいなあ」「なめてみたいなあ」「どんな感触かなぁ」っていう欲求だけで遊びます。

それが先に誰かが使っていたとか、自分のおもちゃじゃないとか、「順番を守る」や「誰の持ち物か」などといった定義は彼らにはまだ存在しません。

ですが、その自由気ままな0歳代をお世話するママたちの世界にはこの定義が存在するものですから、非常にめんどくさいことになるんですね…。

私、本音では、子育て支援センターという「みんなで使ってみんなで遊ぶ場所」に来ている以上、みんなで使ったらいいと思っています。取った取られたもいいっこなし。

特に0歳の純粋でまっさらな赤ちゃんの世界に、大人の価値観を持ち込んで統制を取ろうとするのは好きではありません。

ですが、大人の世界では建前というものが存在するのですね。

長男がよその子が遊んでいる積み木に近寄っていったら、

「こらこら、それ、○○くんが遊んでる積み木だよ~。勝手にとっちゃダメだよ~。貸してって言わないと~」とかなんとか言ったりして止めさせてました。

貸してどころか、しゃべられすらしないのに(笑)。 まだバブバブですってば。

本音では「それが気になったんだなぁ。ご自由にどうぞ~」って放っておきたいのですがそうもいかない。

明らかに他のお母さんに「はーい。私、ちゃんと見てますよ~。しつけする意志ありますよ~」ってアピールをするために、「取っちゃダメよ~。じゅーんーばーん!」とかなんとか言ったりして。

自分を自分で俯瞰(ふかん)して「滑稽だな」って思ってました。

そして次に滑稽だなと思っていたのは、

■その4. 取られるのはいいけど、取るのはダメ。

よその子が長男の遊んでいたものを使おうとしたら「どうぞ。貸してあげなさい」って言うのに、長男がよその子が使っていたものを使おうとしたら、取っちゃダメよ! という。

矛盾…。

男の子の世界ではプラレールでこの場面、しょっちゅうありましたね。

レールをちょっと拝借したり、拝借されたり。

本音では拝借しようがされようが子どもの世界だし、その先にとらないでよ! 貸してよ! って自己主張のぶつけ合いになったってそれはそれでいいじゃないかって思うのですが、親がそばにいるとそうもいきません。

ぶつかり合う前にとにかく回避させなくちゃ…(汗)。

いや、回避させないといけないんでしょうけどね…どこまで先回りするべきなのかわかんなくなるんですよね。

なんのために来てんのかなって思う瞬間もありました。

そして、0歳代から少し成長して、2歳とかになると今度はこの台詞。

■その5. 「他の子が真似するといけないからやめなさい」

はぁ…滑稽(笑)

他の子が真似しようがそんなこと子どもからしたら知ったこっちゃない。

きっと全然伝わらないと思います。

けども、うちの子発信で余計なことを普及させてしまうと困るんです。

はだしで遊びたいって言い出したら本音では「別にいいよ」って思うけど、よそのお母さんが「はだしダメダメ」とか言ってると、「あ、今うちがはだしになったら困らせちゃうかな」とか。

気疲れ(笑)

時おり、私は誰にむけて言い聞かせてるんだろうかって思う瞬間多々ありました。

子どもにむけて言ってるんじゃなくて、向こう側の誰かに向けてしゃべってるんじゃないかと…。

難しいんですけどね!

「ルール」とか「マナー」っていう言葉があるのでね。

しかし、やはり0歳代の赤ちゃんに教えようと思っても無理があるというかなんというか。

0歳はネイチャーですから(笑)

■ママ界をそつなくこなすには?

一体こういうときはどうすればいいのか。

ママ界をそつなく歩くマニュアルが欲しい!! とさえ思っていました。

私の理想としては、知らないママ同士でも、赤ちゃん同士のからみを、「やってるやってる(笑)」と笑い合えるぐらいの距離感がありがたかったんですが(たまにこういう方がいるとうれしかった)

いろんな価値観、育て方をしているお母さんがいる場所なので、やっぱり極力、事前に回避、仲裁、統制を取るように努めました。

そしてこの手の探りあいのようなものは、赤ちゃん時代に限らず、小学校に入るぐらいまでは続く世界という…。

なんか…独特ですね(笑)

ママの世界。

パパだとこんなこと全然ないと思います(笑)
(ちゅいたんママ)

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