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京都・高瀬川沿いのカフェ「murmur coffee kyoto」で川のせせらぎを感じながら、のんびりコーヒーを。

  • 2017.7.12
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地元の人が行き交う静かな通りにたたずむ京都の「murmur coffee kyoto」。西木屋町通と正面通が交わる橋の袂にあるカフェでは、目の前を流れる高瀬川沿いの景色を眺めながら、自家焙煎で多彩なブレンドを用意するコーヒー、地元ベーカリーの食パンを使う厚切りトーストなどが味わえます。

京都の日常を感じられる町並み

京阪本線・七条駅から七条大橋を渡り、高瀬川沿いを北へ。菊浜地区と呼ばれるこの辺りは、繁華街や観光スポットから少し離れ、地元の人の暮らしを身近に感じられる落ち着いた雰囲気が漂うエリアです。細い路地に新旧さまざまな時代の建物が並ぶ町並みには、独特の情緒が漂っています。
西木屋町と正面通りが交わる角にあるカフェ「murmur coffee kyoto(マーマーコーヒーキョウト)」は、そんな町並みに溶け込むシンプルながらも洗練されたたたずまい。

店内は、コンクリートの床など無機質な造りに木の質感をバランス良く取り入れた、居心地の良い空間です。
大きなガラス戸の外に高瀬川を望むロケーションがこちらの魅力の一つ。四季折々の情緒ある景色を眺めながら、ゆったりと過ごすことができます。気候の良い時期には、ガラス戸が開け放たれて、川のせせらぎと心地良い風が店内の雰囲気をより和ませてくれますよ。

京都の老舗企業が本気で取り組むカフェづくり

こちらを手がけているのは、建築建材を扱う問屋として京都で130年もの歴史を持つ「灰孝本店」。長年社屋を構える菊浜地区の活性化につながればと、コーヒーの焙煎や淹れ方などを一から学び、オープンしたそうです。

コーヒーは、7種の生豆を仕入れて店内の焙煎機で自家焙煎。苦味や甘味のバランスが良いブラジル・ブルボン種をベースに飲みやすく仕上げるmurmurブレンド、高温でじっくりと焙煎する菊岡ブレンドなど、個性豊かな4つのブレンドから好みの味が選べます。
こだわりの詰まったコーヒーですが「地元の人が通える店に」と、手頃な価格で味わえるのも嬉しいところ。
今後さらにメニューを充実させるべく、注文ごとに一人ひとりの好みに合わせて用意するブレンドなども試行錯誤中とのことです。

美大の学生が手がけた四季折々の器で味わう

京都美術工芸大学との共同プロジェクトで現役の学生たちが手がけた器にも注目を。
ほんのり桜色に染まる白いカップと、川のせせらぎを思わせる意匠をほどこしたソーサーは、桜咲く高瀬川の景色をイメージしてつくられた春専用の器。
コーヒー豆をのせた木彫りの小さな高瀬舟と櫂の形を模したマドラーなど、学生ならではの遊び心も魅力的なセットです。
これから暑くなる季節には、深い青と質感が涼しげなカップに。秋冬もそれぞれの器が用意されるので、窓の外の景色とともに季節ごとの趣を楽しんでください。

モーニングに人気のふんわり厚切りトースト

コーヒーと一緒に、地元で愛される壬生のベーカリー「マンハッタン」の食パンを使うトーストメニューもぜひ味わってみてください。

ほど良く溶けるよう細かく削ったバターをのせるハニーバター トーストなど、どのメニューも細かいところまでこだわって作られています。
シュマロチョコ トーストやナポリタン トーストなど、ほかにも多彩なトッピングを用意。営業中はいつでも注文できるので、ちょっと遅めのモーニングや小腹が空いた昼下がりのおやつなど、シーンに合わせて楽しめますよ。

トーストは、スープとのセットも注文できます。
スープも全て手作り。夏ならアスパラガスやとうもろこしなど、北海道・富良野の契約農家から届く旬野菜の風味を活かした、季節替わりの濃厚なスープです。こちらもぜひ味わってみてください。

店内でゆったり過ごすだけでなく、淹れたてのコーヒーをテイクアウトすることもできます。コーヒー片手に高瀬川沿いや周辺の路地を散策してみるのもおすすめですよ。

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