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「1歳の息子を連れてタイ・チェンマイへ! 初めての子連れ旅 - 市内観光編 -」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.45 

  • 2017.7.11
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タイ・チェンマイの観光スポットとして、まず思い浮かべる場所はなんだろう? 行ったことのある人なら、真っ先に寺院の答えるのではないか? チェンマイには100以上の寺院が存在し、日本でいう京都のような歴史の深さがあり、治安も良く、落ち着いた場所と言える。

チェンマイには映画「プール」に登場する寺院「ワット ムーングコーン」は子連れで観光するにはもってこいのこじんまりとした寺院で、観光客も少なく落ち着いて周ることができる。

歴史を感じるノスタルジックな景観と、センスの良さを感じるチャーミングな装飾が乙女心をくすぐる。息子も寺院の敷地を歩き回って、とても嬉しそうだった。

寺院を周り、その後は本来なら1日に何箇所も有名な寺院を巡って観たいところではあるけれど、今回は初めての子連れ旅ということもあって、季節的にまだまだ暑さも残っているし、ハードな移動はなるべくしないことにしていた。

それならちょっと散歩でもしよう。この街を歩いていると、子連れの旅行者が珍しいのか、息子の顔を見て挨拶をしてくれる人が多い。子連れに優しい国、タイ・チェンマイで何度声をかけられただろう。そしてみんな優しい笑顔で接してくれる。子どもの存在の尊さを感じた。

子連れの旅も中盤、さて海外旅行ではどんなスケジュールを組むのがベストなのか?

私たちが子連れ旅でおすすめしたいのは、滞在期間中にどうしても行きたい場所をリストアップして、それ以外はお買い物と、ホテルでのんびり過ごすという選択だ。

独身時代は、観れるものは全部観ようと、電車やバスを乗り継ぎ、時には何時間も自転車に乗って、あっちに行ったり、こっちに行ったり、移動を繰り返しながら、かなりハードな旅行をしていたように思う。そんな私も30代。息子を抱っこしながらの移動はなかなか体力が必要だ。

チェンマイの魅力は寺院の多さだけでなく、露店が何百店舗と並ぶ、活気のあるナイトバザールも人気観光スポットの一つ。私が初めて訪れた10年前から、売っているものがほとんど変わっていないことに驚いた。

21歳のころ、この道を一人で歩いていたことを思い出す。あのころは怖いものなんてなかった。

あれから随分と時間が経ったのだなぁ。旅先で観た景色や、その土地で嗅いだ匂いは昔の記憶を呼び覚ましてくれる。昔のわたしに出会えた気がして、なんだかこそばゆかった。

翌日はナイトバザールの近くにある写真館「チャイヤー・スタジオ」へ。ここは友人のカメラマンから紹介してもらった場所で、とにかく面白いから行ってみろと勧められ、特に前情報を持たずやってきたのである。写真館といえば、その国独自の民族衣装や、セレモニーの時に着る衣装などを身につけ、記念写真を撮影する場所だがいったい何がおもしろいのか…。

行ってみると、数々の煌びやかな王宮風衣装から1点選べというので、私は黄色の衣装を選んだ。夫、息子もそれぞれ選び、最後に全員簡単なメイクをしてもらい、いざ撮影へ!

わたしの顔はタイのニューハーフ並みに化粧が派手で、自分の姿を鏡に映すだけで笑ってしまう。もうこの時点で既に面白いと言えるが、ここからが更にすごかった。

奥の方からやたらテンションの高いカメラマンの女性がやってきた。私たちが身構えていると、「リラックスー! リラックスー!」と大きな声で近づいてきて、小道具として用意されていた宝箱や、劔、縦笛などを駆使し「ああしろこうしろ」と指示し、良いポジションを見つけると…。

「グッドグッドー! スペシャルー! ビューティフォー!」を連呼しながら、止め処なく続くシャッター音!撮る、撮る!その数、なんと150枚。撮影中、まるで踊っているかのようなステップで舞うカメラマンのおばさん。これか、友達が言ってた面白さとはカメラマンのキャラの濃さにあったのだ。

「数時間後にまたここにきてー! レタッチして顔綺麗にしておくから!」と言われ、後から写真館に行ってみると、仕上がった写真がこれまたすごい!

修正が入って、肌はツルツル、息子も眉毛が凛々しくなっていたり、夫もシャドーが入っている。ぱっと見、まるで本物の王族になったかのようで大満足の仕上がりだった。

本格的なメイクとヘアセット、ゴージャスな貸し衣裳、こちらでセレクトした写真10枚のプリント、150枚のデータをCDRに入れ渡してくれるというサービスが付いて、3人で1500バーツ。だいたい日本円で5000円いかないくらい! 激安!!

思い返せば、息子のパスポート写真を撮るのに写真館に行ったら、手のひらサイズの写真一枚に3000円くらいしたっけね……。日本だったらこんなサービス数万円しそうだなぁと、ぼんやり考えるのだった。

こんなにお得なら、息子の七五三のお祝いは、タイでまた記念写真を撮るのも良いかもしれない。

続く

次回は vol.46「1歳の息子を連れてタイ・チェンマイへ! 初めての子連れ旅 - 観光編vol.2 - 」
(Boojil(ブージル))

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