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善意の押し売り!? 子育てママがイラっとした“激励フレーズ”3選

  • 2017.7.7
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育児中には、励ましの言葉をたくさんかけてもらいますよね。

パパや両親、義両親のような近しい関係から、ママ友や学生時代の友人、通りすがりの知らない人……いろいろな人から、さまざまなことを言われます。

基本的にはありがたい言葉ばかりなのですが、ときにはちょっぴりイラっとするフレーズに出くわすことも。

今回はそんなイラ立ち激励フレーズを、子育て真っ盛りのママたちに調査してみました。皆さんそれぞれ、いろいろあるみたいでしたよ。

●(1)「赤ちゃんはあなたを選んで生まれてきた」

『うちの子、本当に大変だったんです。新生児のときから体が弱くて、風邪をひいては何度も入院。気に入らないことがあるとすぐ泣き、どんどんヒートアップして最後は大量に吐く。

友達ともなかなかうまく遊べず、噛んだ、押した、叩いたの連続。ごはんはマトモに食べないくせに、お菓子を欲しがってキーキー叫び続ける。

よその子はもっと聞き分けがよくておとなしいのに、どうしてうちの子はこんななの? 私は一生子どもを怒鳴りつけ、人に謝り続けなきゃいけないの? って、ノイローゼ状態でした。

そんなときに未婚の友だちから「○○ちゃんは、あなたを選んで生まれてきたんだよ。あなたならちゃんと育てられるよ♪」 とLINEが来たんです。

私の苦労も知らないくせに、何いってんのこの子!? と、スマホを叩き割りたくなりましたね』(30代女性/4歳男の子、2歳男の子のママ)

かわいいベビーが、お空の上からママにしたい人を選び、おなかの中に飛び込んできた……そんなメルヘンチックな話、子育てをしていれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

素直で元気な子ども、余裕たっぷりの優しいママ、幸せいっぱいのファミリーなら、そんな話をきいても微笑みながら頷けるのかもしれません。

でも、子育てってそんなキレイ事ばかりじゃないですよね。

ギャン泣きする子に振り回され、ボロボロに疲れ果てることもしばしば。そんなときに、「あなたを選んで生まれてきた子なのよ」なんて言われてしまうと、子育ての責任と重圧をギューッと押し付けられるような感じがしてしまうのかもしれません。

●(2)「母は強し」

『「母は強し」 に尽きますね。これを言われるたびに「私は弱音をはいちゃいけないんだ。お母さんになったんだから強くいなくちゃならないんだ」って追い詰められていました』(20代女性/2歳女の子、0歳男の子のママ)

昔からよく使われてきたこのフレーズ、受け取る人によってはとてもつらい思いをするんですね。

確かに、母親になったからといって、女性が急に強くなれるわけじゃありません。むしろ、慣れない育児に落ち込んだり泣きたくなったりする瞬間がたくさんあるんです。

それでも「この子を守らなきゃ」という思いから、ママたちは必死になって踏ん張っているんですよね。

「母は強し」という言葉は、そんな一生懸命なママたちを追い詰めてしまうのでしょう。完璧主義で頑張りやさんのママほど、この言葉に傷つくようでした。

●(3)「子どもはママが一番だよね」

最後に紹介するのは、復数のワーママから寄せられたこんな声。

『保育士や義実家など、子どもを預かってくれた人たちから「やっぱりママが一番いいよね〜」 って言われるのが心底イヤでした。

私だって、子どもから離れて自分の時間がほしいし、やりたいことはあるんです。もちろん仕事もそのひとつ。それなのに「子どもにとっては私が一番」と強調されると、自分が子どもを一番にしてあげないダメなママみたいじゃないですか?』(30代女性/6歳女の子、4歳男の子、1歳女の子のママ)

ママだって、子どものことが一番大事です。

でも、他にも大切にしたいものはたくさんあるんですよね。ときには子どもからちょっと離れて、静かに息抜きする時間も欲しいもの。そんなときに、これみよがしに「ママが一番だよね」と言われると、小さな罪悪感が芽生えてしまいます。

また、この言葉は、パパが育児から逃げるときにもよく出るんですよね。

「子どもにとってはママが一番なんだから、育児はママが全部やってよ」……そんなニュアンスを感じるのは、私だけでしょうか?

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今回紹介した3つのフレーズ。言った側に悪意はなくても、受け取る方の状態によってはとても傷つく言葉になってしまうということが分かりました。

育児に奮闘しているママたちに声をかけるときは、くれぐれもご用心。

毎日の苦労を労い、「一生懸命やってるんだね」のようにシンプルな言葉で努力を認めてあげるのがよさそうです。

●文/パピマミ編集部
●モデル/福永桃子

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