彼が「別れたい」と思うきっかけは常に1つしかない

彼が彼女にされるとすごくイヤなことは2つあります。まずはこの2つから説明しましょう。

■しつこいくらい口やかましいこと、不安から彼を責めること

彼が彼女からされてイヤなことは、しつこいくらい口やかましいことと、不安から彼を責めることの2つです。順番に説明しましょう。


しつこいくらい口やかましい、これは結婚している夫婦を例にとると、すごくよく理解できるかと思います。旦那さんの稼ぎが悪くなったときに、「今月はいくらくらい、おうちに入れられそう？」と、何回も旦那に聞く妻、というのは、旦那にしてみればすごくイヤな嫁です。もちろん奥さんの不安もわかりますよね？
夫婦で生活していかなくてはならないし、支払いは待ってくれないわけですから、「いつ」「いくらくらい」収入があるのか、聞くのは、パートナーの当然の役割（権利）です。


でもそれに対して夫は「っせ～な、おれが頑張っているのを、こいつ、知らないのかな」と思います。
だから、お金がなくなると夫婦喧嘩が絶えなくなり、そういうのを見て育った子どもは、「やっぱり人生、なんだかんだ言ってもお金だよね」と、ごくシンプルにして力強い結論を得るにいたります。


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こういう状況に加え、妻がお金がないゆえに未来を悲観し、あれこれ旦那を責めるようになると、もう地獄です。「結婚当初はあんなに稼ぎがよかったのに、あれはウソだったの？」とか、「あなたが＊＊さんにお金なんか貸すからこんなことになったんじゃないの」とか「ホントにホントに、今月もお金を入れてくれるの？」なんてことを奥さんが言うと、もうダメです。


「おれはもらう嫁をまちがったかな」と旦那さんが思い、離婚にいたります。

■あなたが、彼がやっていることを黙って見ていられなくなった時

旦那の稼ぎが悪いのは、（主に）旦那のせいですが、それに対して、しつこく口やかましく言いまくるとか、不安になって旦那を責める、というのは、男脳を知らない奥さんのせいです。


未婚のカップルもおなじです。彼に口やかましくなにかを言いまくるとか、将来を不安に思って彼女が彼のことを責めるとか、そういうことをすれば、破局を迎えます。


もちろん彼女は、彼とうまくやっていきたいから、あれこれ言ったり不安ゆえに責めたりするのだろうと思います。が、彼はまったくそうは受け取っていない、ということです。


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もっと簡単に言えば、「あなたが、彼がやっていることを黙って見ていられなくなった」とき、彼は別れたいなと思うのです。
あなたがズボラであっても、それは彼が別れを選ぶきっかけになりません。あなたの肌が日々、加齢に耐えられなくなっていっているとしても、それも彼にとっては大きなことではない。あなたが彼に内緒で浮気をしていても、それが彼にバレなければ、彼にとってなんら問題ではない。


唯一、彼がやっていることを黙って見守ってあげることができなくなったとき、これが彼が別れたいと思う、唯一のきっかけなのです。なんだか子育てみたいですが、まあ男って、何歳になっても子どもみたいなところがあるので、これはこれで仕方のないことです。


男って、口やかましく言われるくらいなら、進んで（よろこんで）孤独を選択するという、少々、お坊さん的な思考をするのです。（ひとみしょう／ライター）


（ハウコレ編集部）