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口寂しさを解消! 妊娠中でも飲めるハーブティーのすすめ

  • 2014.12.25
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【ママからのご相談】

妊娠6か月です。お酒はもちろんのこと、珈琲や紅茶に含まれるカフェインもあまり赤ちゃんにはよくないと聞きます。ハーブティーも妊婦にはよくないと。でも、なんだか飢餓感があります。この口寂しさ、どうにかならないでしょうか?

●A. 妊婦さんに適したハーブティーもあります。

ご相談ありがとうございます。ママライターの*SARASA*です。

妊娠中はカフェインを分解、排せつするのに時間がかかります。ですが、まるっきりゼロにする必要はなく、ゆっくり味わってよほど大量には飲まない限りは、問題がないようです。

ノンカフェイン珈琲や、カフェインレス紅茶もかなり味わい深いもの。不安があるならそちらも楽しんでみると良いですね。ハーブティーも、良くないと決めつけるのではなく、良い作用があるものをゆっくりと楽しみましょう。

全部が全部ダメというわけではありません。多量にそればかりを摂取することが、妊娠中の体には負担になるのです。

●のんびりハーブティーのすすめ

ハーブティーをはじめとしたお茶をする時間は、せかせかと機械的にお茶の成分を体に取り入れるためではなく、ホッと一息入れるためのもの。

ハーブティーを抽出すると、とても良い香りが漂います。ハーブの持つアロマ効果の中、お腹の中のお子さんとのんびり、おいしくリラックスいたしましょう。

●ハーブティーの入れ方

ハーブティーを楽しむために、特別な道具は必要ありません。以下のものを用意しましょう。

・陶器やガラス製のティーポット(詰まり防止のため、注ぎ口はなるべく太めのもの)

・ハーブを入れるティースプーン(ない場合はこさじ程度が目安)

・抽出する時間をはかる時計

・茶こし

・カップ

カップは、お茶の色を楽しむのであれば内側が白色のものがよいでしょう。

●(1)温めたておいたティーポットに人数分のハーブを入れて、わかしたてのお湯を注ぐ

ティーカップ1杯分に相当するのは、ティースプーン山盛り1杯、フレッシュハーブはその2~3倍の量です。花・実などを手でつまんで入れる場合、ひとつまみ程度を目安にしましょう。堅いスパイスや実はスプーンの背や指でさいてからお好みで調整してください。

●(2)3~5分抽出する

香りを引き出すためには3分以上必要。長すぎると味や香りが濃くなりすぎるので注意します(注:ローズヒップティーは5~10分程度がおいしいです)。

●(3)温めておいたティーカップにハーブティーを注ぎ、いただきます

ポットのなかのお茶は一回で注ぎきること。温かいうちにいただきます。ハーブティーに甘味をつけたいときは、ハチミツや三温糖を加えましょう。

●一人で楽しむなら

茶こしつきティーカップも売られており、こちらは後始末が簡単です。使い方は、茶漉しにハーブを入れ、カップにセットします。お湯を7~8分目までそそぎ蓋をして3分。蓋を受け皿にして茶漉しをおいて完成です。

●妊婦さんにおすすめ、ハーブティー

つわりのときにジンジャー茶はいかがでしょうか。

香辛料でおなじみの生姜の根茎を乾燥させたものを使います。生姜には胃をあたため食物の吸収を助ける働きのほか、吐き気を押さえる効果も。妊娠中は、ティーカップ1杯に対し、2分の1切れを手でさいて抽出します。生の生姜を細長くスライスして、口のなかに含む方法もあるそうです。

●妊娠初期~産後までいただけるハーブティーブレンド例

●ネトル、ルイボスティー

ビタミンP、活性酸素除去酵素に似た成分が含まれ血液を健やかな状態にたもちます。ネトルでミネラルも補給できます。

●ラズベリーリーフ、ネトル、マリーゴールド、ローズヒップ

子宮筋や産道を整える安産のお茶として。身体をリラックスさせる効果も。

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ハーブティーは飲むだけではなく、お風呂に入れることもできます。好きな香りのハーブティーを簡易ティーバックや布袋に入れてお風呂に。濃く煮出したハーブティーをお風呂に流し入れて楽しむこともできます。良い香りに包まれて、日中の冷えた身体をのんびりと休めましょう。

できないことを探すより、できることを探していきましょう。赤ちゃんが生まれると、ゆっくりとした時間はしばらく取れませんよ……。

【参考文献】

・『ハーブティー-おいしく飲んで美しく健康に』佐々木薫・監修

(ライタープロフィール)

*SARASA*(ママライター)/母方、父方とも子沢山の家系に恵まれ、現在4児の母。魚類、両生類中心飼のアクアリスト。猫の額ほどの敷地でプランター菜園を勤しむ。趣味は俳句。フリーライター/占い師としても活動中。

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