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ダイヤモンドの「4C」を知ろう。運命のリングに出会うための、ダイヤモンド講座。

  • 2017.7.4
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【さらに写真を見る】ダイヤモンドの「4C」を知ろう。運命のリングに出会うための、ダイヤモンド講座。
基本のカットから、ダイヤモンドの価値、意外な選択まで。花嫁にとっての一大事、エンゲージメントリング探しの前にぜひ頭に入れておきたい、ダイヤモンドの基礎知識。ここで一挙におさらいしてみましょう。

図解で覚えるダイヤモンドの各パーツ。

❶ GIRDLE:ガードル。ダイヤモンドの石の上部と下部の境目にあたる、張り出した部分。たいていの指輪では、爪はここを留めるようにセッティングされる。
❷ CROWN:クラウン。ガードルより上の、石の上部に当たる部分。
❸ TABLE:テーブル。石の天面にあたる、平らな部分。
❹ CULET:キューレット。石の最下部、とがった先端の部分。キューレットの直径が大きいほど、真上からのぞいたときにこの部分が目立ち、石の価値が下がる。
❺ PAVILION:パビリオン。ガードルより下の、石の下部にあたる部分。光輝くダイヤモンドがまるで空に浮かんでいるかのように、美しくカーブしたリングに支えられて。
リング「ザ・ニーシングリング エベレスト」(K18イエローゴールド×ダイヤモンド/センター:0.5ct〜) ¥876,000〜
NIESSING(ニーシング東京)

ダイヤモンドの輝きを表現する4つの用語。

ブライトネス:ダイヤモンドの石から反射される白色光の量を指す言葉。
ディスパージョン:ダイヤモンドに入った白色光がスペクトルに分解され、肉眼で見える虹色の光。
ラスター:ダイヤモンドの表面で反射した光の量と質を指す言葉。
シンチレーション:ダイヤモンドが動いた際に放たれる輝き。この輝きは、ブライトネス、ディスパージョン、ラスターの3つの要素が組み合わさって発生する。

1.CUT

イヤモンドを構成する小さな平面(ファセット)の総称 が「カット」だ。実は次に説明するカラットよりも、このカットのほうが重要な要素。「宝石に命を与えるのはカットです。カットが輝きを解き放つのです」と語るのは、ジュエリー・デザイナーのスコット・ケイ。適切なプロポーションでカットされていないダイヤモンドは、側面や底面で光が散逸し、美しくカットされたダイヤが見せる、息をのむような輝きを失ってしまう。カットのグレードは、プア、フェア、グッド、ベリーグッド、エクセレント、アイディアルの順で評価が高くなる。

2.CARAT

カラットはダイヤモンドの重さ、ひいてはサイズを示す用語。とはいえ、その石の質や価格を示すものではない。同じサイズのダイヤでも、その質には大きな開きが生じることがあり、1000ドルの石と同じ重さでも、10倍以上の値段がつく可能性もある。ただし、最優先すべきはカット。「大きいだけで美しさのないカットのダイヤモンドは、サイズこそ小さいけれどはじけるような輝きを放つダイヤモンドと比べると、はるかに見劣りするものです」

3.COLOR

一般的な透明のダイヤモンドは、その着色の程度によって評価される。最も希少価値が高いのは無色透明のダイヤモンドだが、たいていの石では、内部の不純物によって黄色から茶色に至るまでさまざまな色がついているもの。ダイヤモンドのカラーのグレードは、アルファベット1文字の等級で評価される。DからFまでが「無色(カラレス)」のカテゴリーに入り、最も高い評価。続くGからJまでは「ほぼ無色」と評価される。KからMまでは「僅かな黄色」、NからZまでは「薄い黄色」に分類される。

4.CLARITY

ほぼすべてのダイヤモンドに、石の内部に傷や内包物(インクルージョン)が認められる。ダイヤモンドのクラリティは、内包物の数や大きさ、肉眼で見てわかるかどうかといった要素で判定される。内包物がより少ない、あるいは目立たないダイヤは輝きも増し、その分高価になる。ダイヤのクラリティに関しては11の等級があり、FL(欠点なし)からVS(内包物の発見がやや困難)、SI(内包物の発見がやや容易)、I(容易に発見可能)までに分類されている。
参照元:VOGUE JAPAN

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