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8つの能力をアップ! 家庭でもできる“MI理論”を意識した子育て術

  • 2017.7.3

こんにちは、金融ライターの齋藤惠です。1歳の息子の母親でもあります。

うちでは特別な幼児教育は行っていません。

しかし、英語の早期教育や受験戦争がますます厳しくなることを考えると、全く何もしないというのも漠然と不安を感じてしまうのです。

そこで私は家庭教育の質の向上を目指し、日常の延長でできる部分から子どもの能力を伸ばす試みを始めました。

今回は、わが家が取りいれているMI理論のノウハウを具体的にご紹介したいと思います!

●MI理論とは?

MIとはMultiple Intelligences(多重知能)の略です。

人間の能力の高さの基準はIQやEQでのみ計れるものではなく、より多面的な8つの能力がバランスよく備わっていることが大切である という考え方です。

(1)言語的知能……話を組み立てて文章を作るなど、言葉を使って表現することが得意。
(2)論理数学的知能……論理的な考え方ができ、数学や課題解決の能力が高い。
(3)音楽的知能……音程に敏感で、リズム感がある。歌や楽器の演奏が得意。
(4)身体運動的知能……手先や体全体で表現することが得意で身体能力が高い。
(5)空間的知能……絵や図式、空間の認識能力に長けている。
(6)対人的知能……社交的で人との会話が弾む。他人の意図を読み取ることを得意とする。
(7)内省的知能……自分自身を正しく理解し、己を律したり高めたりできる。
(8)博物的知能……自然に興味関心が深く、さまざまな現象の因果関係や違いを発見できる。

このMI理論を意識して子どもを遊ばせているのといないのとでは、後の成長が大きく違ってくる 気がします。

たとえば普段、家の中ばかりで過ごす子どもは内省的知能などはよく育つかもしれませんが、対人的知能などは十分に育たない可能性が考えられます。

これでは自分のことはしっかり把握できても、他人のことが理解できないという大人になりかねません。

●MI理論を家庭教育で活かすには?

専門家によるプログラムもあるようですが、そこまで気合いを入れなくてもちょっとの気持ちがあれば子育てにMI理論を取り入れることはできます。

以下は、わが家で行っていることです。

・絵本の読み聞かせ(言語的知能)
・おもちゃを数えたり、ご飯ができるまでの時間をカウントしたりして待たせる(論理数学的知能)
・子供向け番組を親子で見ながら、一緒に歌ったり踊ったりする(音楽的知能)
・公園などで思い切り走りまわる(身体運動的知能)
・パズルやブロックで遊ぶ(空間的知能)
・他の子どもたちと触れ合う(対人的知能)
・できたことは大げさに褒め、良くないことをすればわかりやすく叱る(内省的知能)
・道端の植物を観察させる(博物的知能)

もちろん毎日全ての知能を刺激することは難しいのですが、子どもの機嫌と親の体力があれば積極的に行っています。

どれも特別なことではなく、子育てをする上ではどの親も行っている普通のことばかり です。

しかし忙しい日常が続くと、そんな気はなくてもつい“8つの知能のうち1つが極端に育っていなかった”ということが考えられます。

常にMI理論が頭に入っていれば、「今日は体をいっぱい動かしたから、明日は読書やパズルで遊ばせよう」と子どもの知能発達にバランスの良い生活を送れるようになると思うのです。

家庭教育でも十分に子どもの能力を伸ばしてあげられるはずだと私は信じています。皆さんもぜひ参考にしてみてくださいね!

【参考リンク】
・MI理論とは | プライムラボ(https://primelabo.jp/primelabo/mi/index.html)
・多重知能理論とは?(PDF)(http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/affiliate/misawa/download/MISAWA_study1.pdf)

●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
●モデル/藤本順子(風悟くん)

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