【絶景に触れるチェコ旅（２）】クオリティの高さにも驚き。ワイン愛好家が絶対訪れるべき２つの場所

文化や芸術が今も息づくチェコは人気の旅先の１つ。また中世に建てられた城廓や教会、そして世界遺産など多くの絶景が楽しめます。このたび編集部では約１週間の日程でチェコの各地を訪問してきましたので、各地のオススメのスポットを紹介します。ぜひこれからのチェコ旅行の参考にしてみてください。

高評価ワインセラーで楽しむ特別なワインディナー

チェコのお酒として真っ先に思いつくのは“ビール”という方が少なくないはず。確かにビールも発祥の地とされるだけあって最高に美味しいのですが、何よりクオリティの高さに驚かせられるのがワイン。実はチェコには南モラヴィア地方を中心に沢山の葡萄畑とワイナリーがあります。

ワインを思う存分味わうなら、やはり美味しい料理と一緒に楽しみたいもの。そこでオススメしたいのが高評価のワインセラーで楽しむ特別なワインディナー。私たちは今回ミクロフにあるワインセラー「Vinařství Volařík」でワインが主役のディナーを楽しむ機会がありました。

ディナーの席に用意されたのはVinařství Volaříkのワイン６種類。実はここのワインセラー、なんと「チェコ・ワイン・ベスト100」に６本も選出されている高評価を受けているワインセラーなんです。

【もちろんディナー会場はワインセラー内です】

【ディナーでいただいた６種類のワイン。デザートワインのような甘口からキリッとした辛口まで様々な味わいのワインを楽しめました】

食事とともにオーナーさんが１本１本ワインについて解説してくれるという贅沢なひとときを過ごすと、ますますチェコワインの虜になってしまいそうです。

なお、オーナーさんによれば今回は取材ということで特別に企画してくれたディナーだったそうで、レギュラーで行なっているわけではないとのこと。ただしHPなどを通して相談してくれれば、予算や内容によってはリクエストに応えることも可能とのことでしたので、気になる方はぜひ問合せしてみてくださいね（ただし英語でのやり取りになります）。

【併設のショップで気に入ったワインの購入も可能です】

クオリティの高いチェコワインが一堂に集まる「国立ワイナリー・センター」

そしてミクロフにあるワインセラー「Vinařství Volařík」のワインをはじめ、チェコ国内の優良ワインの多くが一堂に集まるワイン好きにはたまらない場所が、かつてのリヒテンシュタイン家の居城でユネスコ世界遺産としても知られる「ヴァルチツェ城」にあります。

【ユネスコ世界遺産「ヴァルチツェ城」】

それがヴァルチツェ城の地下にある「国立ワイナリー・センター」。ここには、毎年コンテストで選ばれた「チェコ・ワイン・ベスト100」が貯蔵されていて、南モラヴィア地方のみならず、ボヘミア地方を含むチェコ全国の選りすぐりワインをいつでも試飲することができます。

もちろん購入もできるので、お気に入りの１本を見つけてぜひお土産にしちゃいましょう。

ヴァルチツェ城国立ワインセンター

月曜休館（ワインの試飲100CZK～） http://www.vinarskecentrum.cz/en/

海外にあまり輸出されることもないということで日本ではほとんど馴染みのないチェコワインですが、その歴史は古く、クオリティも高いものがあります。また、チェコでは主にリースリング、ソーヴィニヨン、ピノグリなどの品種が主に栽培されていますので、特に白ワイン好きの方には各地のワインセラーを巡ってみるのもオススメです。ぜひチェコ旅の目的の１つに追加してみてくださいね。

《参考情報》

チェコ国内で最も良く使用されている乗換検索サイトが「IDOS.cz」になります。チェコ国内での公共交通機関を利用した移動の際はぜひ利用してみてください。

取材協力：チェコ政府観光局（CzechTourism） www.czechtourism.com