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息子の「ひとりでやりたい!」を尊重した結果 やる気が成長に繋がる瞬間【下請けパパ日記~家庭に仕事に大興奮~ Vol.21】

  • 2017.6.27
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休日に家族3人で公園に出かけた。「交通公園」という一風変わった公園で、園内が子ども達の街になっている。小さな信号や横断歩道がある道路を子どもが運転する足こぎカートが往来している。

道の途中にバスや消防車が展示してあって、子ども達が乗ったりよじ登ったりして大盛況だった。

小学生以下限定の足こぎカートなら3歳の息子でも乗れると思って来てみたが、実物は思いの外大きなものだった。カートを乗りこなしているのはほとんどが5歳以上という印象。

それでも息子はカート乗り場に並ぶ行列の最後尾で「一人で乗りたい!」と意気込んでいる。
乗り場をスタートして子どもの街をぐるっと一周してまた乗り場まで帰ってきたら交代するルール。息子に順番が回ってきて勢いよくカートに乗り込んだ。

やはり足が届かない…と思いきや、シートの前方ギリギリにお尻を載せて傾いた姿勢のまま器用にこぎ始めた。

僕はカートを押してあげようとしていた手を引っ込めて、息子の後を追った。このように近頃は道を歩く時に手をつなぐのを嫌がったり、野菜を自分でカットしたがったりと危なっかしい反面で成長を感じる場面が増えてきた。

手が離れた嬉しさと寂しさが同時に押し寄せてくる。

息子はだんだんコツをつかんで姿勢を修正し、その後は順調にスピードアップしていった。
子どもの街の道路は本物さながらに渋滞になっていたり、衝突事故が起こっていたりでクラクションの代わりに子どもの叫び声が飛び交っていた。

息子はその混乱の中、回り道や寄り道を繰り返して出来るだけ長く乗っていられるように時間稼ぎを始めた。そんな悪知恵もどんどん成長を見せ始めている。

閉園の時間になりカートを降りた帰り道、遊び足りない様子の息子は「鬼ごっこしよ!」と提案してきた。

しかしその公園は一面アスファルトだったので却下。息子は「嫌だ!追いかけて!」とすかさずダッシュし、すかさず転倒…。息子は子ども特有の後ろから追いかけてくる敵を確認しながら走るスタイルなのでよく転ぶ。

おでこに無数の砂利がくっついて泣き崩れた。
まだまだ息子からは目が離せそうに無いと気持ちを改めた一日でした。

<下請けパパ日記は毎週火曜日更新中!ぜひ来週もご覧ください!>
(田渕正敏)

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