1. トップ
  2. ファッション
  3. 京都のエルメス祇園店、最終章は「レザー」にフォーカス。

京都のエルメス祇園店、最終章は「レザー」にフォーカス。

  • 2017.6.27
  • 1154 views

2016年11月にオープンしたエルメス祇園店。9か月の期間限定ブティックの最後の飾るイベント「LEATHER SPIRIT」がスタートした。

©Nacása & Partners Inc./Courtesy of  Hermès Japon
テーマにちなんで、カーフレザーの迫力あるモニュメントがお出迎え。

カレ(スカーフ)に後染めを施して新たな命を吹き込む「HERMESMATIC」、店内がおとぎの森に変身した「WINTER TIME」、マキシ・ツイリー・カット柄のスケートボードがずらりと並んだ「GOOD MOVE!」、新作シェーヌ・ダンクル・パンクにフォーカスした「PUNK!」など、これまでウィットと変化に富んだ提案を続けてきたエルメス祇園店。その最終章となる「LEATER SPIRIT」がいよいよスタート。馬具工房から発展したメゾンの原点に立ち返り、レザーアイテムに焦点をあてたイベントとなる。

町家の建築と呼応する伝統的な立体格子状の内装に、今回彩りを添えるのは、カーフレザーの巨大なモニュメント。均等にカットした赤、青、黄色のカーフレザーが美しいグラデーションを描き、一気にエルメスワールドへと引き込まれる。店内には、カードケース、財布、手帳カバー、バッグなど、色鮮やかなレザーアイテムがずらり。人気が高いエルメスのレザーアイテムがこれほどバリエーション豊かに揃うのは、めったにない貴重なチャンスと言える。

©Nacása & Partners Inc./Courtesy of  Hermès Japon
レザーアイテムとともに空間を飾るのは、唐紙の老舗「唐長」の江戸時代の版木を使った唐紙。

京都とエルメスのコラボレーションのラストを飾るのにふさわしいスペシャルなアイテムも登場。400年の歴史を誇る京都の唐紙の老舗「唐長」とタッグを組んだ手帳レフィル「ヴィジョン」の祇園スペシャル・エディションだ。伝統柄とエルメスらしい色使いがミックスした「青海波」と「縮緬縞」の2種が、エルメス祇園店とエルメス オンラインブティックにて先行販売される。

©Hermès
手帳レフィル「ヴィジョン」の祇園スペシャル・エディション2種。「青海波」、「縮緬縞」各¥7,992

2階では、エルメスと縁の深い5人の愛用品を展示。漫画家の鞍、スタイリストのバッグ「オータクロア」、写真家のコインケースなどがショーケースに飾られ、オブジェ自身が持ち主との出合いや思い出を語るという演出に、エルメスらしい遊び心が満ちている。今年の年間テーマ「オブジェに宿るもの」にちなんだもので、オブジェを生み出すのはエルメスで、それに命を吹き込むのは持ち主、というメゾンの理念の表れだ。

©Nacása & Partners Inc./Courtesy of  Hermès Japon
2階に展示されているエルメスと縁のある人々の愛用品。備え付けのヘッドフォンに耳を当てると、オブジェ自身が持ち主とのエピソードを語り出す。

©Nacása & Partners Inc./Courtesy of  Hermès Japon
週末及び祝日(7/1(土)と7/2(日)を除く)には、レザー職人によるデモンストレーションを披露。エルメスのLINE公式アカウントでは、本イベントと連動して、自分のイニシャルを刻印した壁紙画像をダウンロードできるスペシャルコンテンツも配信。

これまで時節に合わせた多彩な内装や仕掛けで、180年の歴史をもつメゾンの哲学や世界観を発信し続けたエルメス祇園店。最終章「LEATHER SPIRIT」は、世界中で愛されるその魅力に改めて触れられる最高の機会。ぜひお出かけを!

 

の記事をもっとみる