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京都祇園にある隠れ家カフェの、アートな抹茶パフェにうっとり

  • 2017.6.23
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京都の甘いものといえば、やっぱり抹茶スイーツ。行列の絶えないカフェがあちこちにある祇園で、根強いファンをもつお店が「金の百合亭」です。季節の移ろいを映すオリジナルパフェは、まるで和菓子のよう。見た目にも涼やかな、とっておきの夏のメニューを紹介します。

窓際のカウンターは八坂神社の楼門をのぞめる特等席

夏の京都は祇園祭一色に染まります。7月の1か月間は、毎日のように八坂神社で神事が行なわれ、17日と24日の山鉾(やまぼこ)巡行がそのハイライトです。

その八坂神社の鮮やかな朱色の門を眺めながら、ゆったりとくつろげるのが「金の百合亭」。
一風変わった店名は、ロッシーニのオペラに登場する宿の名で、世界中の人が集い、楽しい時間が過ごせるようにとの思いが込められています。店内には、BGMのクラシック音楽が本格的なオーディオセットから流れてきます。

和の上生菓子と抹茶パフェがコラボした華やぎのスイーツ

お店の顔ともいえるメニューは季節の抹茶パフェ。
5月下旬から7月中旬にかけては「紫陽花」がお目見えします。抹茶ゼリーと抹茶プリンをベースに、抹茶のシフォンとアイスが重なり、その上にはキラキラと輝く紫陽花の花。
このトッピングは、白あんを3色の「錦玉羹(きんぎょくかん)」という和菓子の素材で包んだものです。さらに、紫・ピンク・水色の小さな花も、生菓子で使われる「練り切り」で細工されています。

そして、梅雨が明け本格的な夏がやってくると、「夏涼み」が登場。
可憐な朝顔が2輪咲き、なんとグラス中ほどには練り切りの金魚がゆらりと泳いでいます。

「せっかく祇園にお店を構えたのだから、何か和心のあるものを作りたかったのです。日本には、1年を24の季節に分ける繊細な感覚があります。たとえば、夏の訪れは立夏といいますよね。その季節感を形にしてみました。」と、店主ご夫妻がオリジナルパフェ誕生のきっかけを語ってくれました。

夏でもペロリと食べられる、あんスイーツも充実

京都の夏は蒸し暑いことで知られています。うだるような暑さをやわらげてくれる、おなじみのメニューも用意されていますよ。
色とりどりの寒天が白蜜に漂い、フルーツで飾られた「クリームあんみつ」は、まさに夏の甘味の王道。

さらに、この夏に注目したいのは、新メニューの「あんぷれっそ」。ふんわりとしたかき氷に、小倉あんとアイスがトッピングされ、ソースとして本格的なエスプレッソがかけられます。食べ進めていくと、氷の中からコーヒーゼリーが現れ、最後までおいしく味わえる心づかいがうれしい一品です。

あれこれ目移りしたときは、スペシャル冷やしぜんざいを

「いろんなものを少しずつ」味わいたいときのおすすめメニューはこちらです。
「スペシャル冷やしぜんざい」は、クリーム冷やしぜんざい、抹茶シフォン、抹茶ゼリーのセット。冷やしぜんざいには、あっさりと炊き上げられた小豆がゴロゴロと入っており、バニラアイスを抹茶アイスに変更することもできます。さらに、抹茶ゼリーをあんみつにもチェンジできるそう。冷茶のさわやかな緑にも癒やされますね。

幅広いメニューでもてなしてくれる「金の百合亭」、その季節限定メニューはいかがでしたか?洋と和のスイーツが一度に味わえ、しかも見た目にも涼やか。夏の京都を旅するなら、ぜひ足を運びたい一軒です。

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