血行促進を目指す！タイ式ヨガ・ルーシーダットン「凍える仙人」のポーズ

「凍える仙人」のポーズどんなときに行うと良い？

「凍える仙人」のポーズは、血流が一気に良くなりやすいので、体温が上がり免疫力のアップも期待できます。首や肩のストレッチにもつながるので、肩こりのある方にもおすすめのポーズです。3回ほど繰り返して3分くらい行いましょう。

手で二の腕を軽く添えます。反対側も同じようにつかみ、胸の前にクロスを作りましょう。強くつかむのではなく、リラックスして軽くひっかけるイメージです。

胸の前でクロスの体勢を取るときに注意したいのが、親指の場所です。親指を腕の裏側へまわすのではなく、前から見た時に親指から小指まで5本全ての指が見えるように、手を置きましょう。

次は呼吸のステップに進みます。腕をクロスさせた状態のまま、鼻からゆっくりと息を吸いこみます。胸をしっかり膨らませるのがポイントです。胸の下に密着させている腕で、体内に入ってくる空気をしっかりと感じましょう。

空気を吸いこむ時は、自分で自分を抱きしめるようなイメージで体に圧力をかけましょう。クロスさせた腕と胸をギュっと押し合うようにすれば、うまく力をこめることができます。

ゆっくりと口から吐き出します。このときに、クロスした腕を体から離すように軽く上へ上げていきます。血流が上がるので、体全体がポカポカするような感覚を感じやすくなります。

鼻から息を吸いながら肘をゆっくりと下におろします。腕が胸の位置までおりたら、顔をゆっくり上に向けて胸を斜め上に引き上げてみましょう。

再び吐き出します。1回目と同じように、肘をゆっくりと上げながら口から息を吐きましょう。上げていた顔を正面に戻します。

「凍える仙人」は代謝アップにぴったりのポーズ。じわじわ体が温かくなるのを実感できるはず！冷房で思いがけず冷えやすい夏にも、体の芯が冷えてくる寒い冬の日にも、ぜひお試しください。

監修：朝倉万寿美（日本ルーシーダットン普及連盟プログラムディレクター）
日本ルーシーダットン普及連盟
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