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ブルべもイエベも似合う♪ レトロ&ヘルシーな流行のオレンジメイクをプロが解説!

  • 2017.6.20
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今年はオレンジのメイクアイテムが豊富に出ていますね。ピンクのように甘くなく、赤よりもナチュラル。どこかレトロでヘルシーな雰囲気が魅力のオレンジメイクについてご紹介します。

●今年はどうしてオレンジなの?

オレンジは、2017年の流行色のひとつとされており、さらにはリバイバルブームによって、70年代風のファッションが流行している影響がありそうです。メイクもファッションに合わせてレトロ感が取り入れられ、オレンジの出番が来たということですね。

2017年の初夏コレクションでは、「アシッドカラー」と呼ばれる、柑橘を思わせるイエローやオレンジを使用したメイクが見られました。このアシッドカラーも、90年代にリバイバルブームが起こった頃に流行したカラーです。

流行が繰り返し、アップデートされていく中、ファッションとメイクは色の持つイメージで繋がっていると言えます。

●パーソナルカラー別、似合わせ方

パーソナルカラーとは

「パーソナルカラー」とは、肌の色、髪の色、瞳の色、そして顔立ちに調和して似合う色のことを言います。四季になぞらえて、「春」「夏」「秋」「冬」の4つのタイプに分けられます。「春」「秋」はイエローベース。全体的に黄みがかった色が似合うタイプです。「夏」「冬」はブルーベース。全体的に青みがかった色が似合うタイプです。

●ブルーベース

ブルーベースの特徴は
・肌色がピンク系である
・手首の内側の血管が青色に見える
・ゴールドよりもシルバーのアクセサリーがなじむ

…などがあります。

加えて、「オレンジが似合わない」と書くことができるほどに、残念ながらオレンジが苦手な傾向にあります。お肌がくすんで見えてしまうのです。
とはいえ、オレンジメイク、してみたいですよね。そこで、ブルーベースの人にもなんとか使えるような選び方・使い方をご紹介します。

◇アイシャドウ

使用面積が狭いため、一番トライしやすいアイメイク。まずはここから。
<ポイント1. なじみやすい色を選ぶ>

写真は、「オレンジ」の色番号で出ているものの例ですが、いろんな色合いがありますね。そう、オレンジにも幅があります。赤が強いものから、黄色が強いものまで。ブルーベースの方はなるべく赤みが強い、またはピンク寄りのオレンジを選びましょう。写真でいうと一番左が◯です。

<ポイント2. シルバー系パールのベースを仕込む>
「オレンジ」の商品はゴールド系パールやラメの入ったものが多いです。このような色が入るとブルーベースには似合いにくくなってしまいます。そこで、「シルバー系パール」のアイシャドウをベースとして塗ることで、肌色との繋ぎになってくれますので、ブルーベースのお肌になじみます。

<ポイント3. ブルーのアイラインを入れる>
ブルーは、ブルーベースの方に似合う色。そしてオレンジと補色関係にある色です。真逆の色で引き立て合い、ぼんやりしそうな目元をブルーベースさんらしく引き締めてくれるでしょう。

◇口紅

顔色の印象を左右する口紅。工夫次第で使うことができます。

<ポイント1. なじみやすい色を選ぶ>
アイシャドウの選び方と同様です。質感は、マットよりシアーがオススメ。

<ポイント2. ブルーのグロスを重ねる>

昨年大ブームになったブルーのグロスは、ブルーベースの強力な味方です。シルバー系パールやブルーにきらめくラメが入っているものであれば、なお良いです。

使い方は、オレンジ色の口紅を塗って、軽くティッシュオフして落ち着かせ、ブルーグロスを全体に重ねましょう。

口紅の色をほんのり青みに寄せ、透明感を出し、ブルーベース仕様にしてくれます。

◇チーク

使用面積が広く、顔色への影響が強いチーク。ごくごくシアーなものを選びましょう、の1点に尽きます。くすむのはイヤ!という人は次へ。

◇ブルー系の服を着る

これは、パーソナルカラーの考え方です。ブルーベースの人は、ブルー系の服が似合う傾向にあります。お肌の透明感を引き出す効果を持つブルー系の服で、オレンジメイクで少しくすんでしまう肌色を引き上げましょう。

●イエローベース

イエローベースの方の特徴は
・肌色がオークル系である
・手首の内側の血管が緑色に見える
・シルバーよりゴールドのアクセサリーがなじむ

…などがあります。

イエローベースは、オレンジメイクが文句なく似合います。どんな色合いも楽しく選ぶことができますが、中でもより似合いやすい色の選び方をご紹介します。

◇肌色が白い人は「クリアなトーン」

どちらかというと色白な人は、クリアな(澄んだ)色が似合います。
グレイッシュでもなく、ベージュ・ブラウン系にも寄っていない色です。明るくキレイなオレンジ色が、健康的にかわいらしく見せてくれます。

◇肌色が暗めな人は、「くすんだトーン」

色白というほどでもない、という人は、くすんだ(落ち着いた)色が似合います。
ぱっと見で落ち着いた色合いで、ベージュ系や、ブラウンぽい色を指します。肌なじみの良いトーンであるため、オフィスでも使えて便利です。大人っぽくなりますが、ヘルシーな色っぽさが魅力的です。

●最後に

オレンジ色に苦手意識があった人方も、この機会にトライしてみては。1つのアイテムを変えただけで今年っぽい顔になりますし、新たな魅力を発見できると思います。オレンジメイクを自分らしく取り入れて、今年の夏のおしゃれを楽しみましょう。
<文/西田 美穂>

プロフィール/西田 美穂(にしだ みほ)

カラーアナリスト。1984年生まれ。芝浦工業大学工学部建築工学科卒業。
9年間の建築業界勤務を経て、縁あってサロン・ド・ルミエール海保麻里子氏に出会い、色彩の世界の魅力を知る。同氏に師事し、カラーリストへ転身。パーソナルカラー含め色彩全般を学び、色のスペシャリストを志す。
2016年、世界的に活躍するメイクアップアーティストNATSUKA氏に師事、一流のメイクアップ技術を学ぶ。現在、カルチャースクールにてアシスタント講師を務める一方、パーソナルカラー診断サロン「サロン・ド・ルミエール」にて活動中。
<保有資格>
文部科学省後援AFT 1級色彩コーディネーター
日本パーソナルカラー協会認定パーソナルカラーアドバイザー
色彩技能パーソナルカラー検定モジュール3(最上級)
インテリア産業協会 インテリアコーディネーター
東京商工会議所 福祉住環境コーディネーター2級
商業施設技術団体連合会 商業施設士

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