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損することも? “デパート積立”の特徴と注意すべきポイント

  • 2017.6.19
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ネットショッピングなどが増えている昨今、実店舗での買い物が好きという人もまだまだ多いですよね。

中でも百貨店での買い物は贅沢な雰囲気を感じられることもあり、好んで定期的に訪れるという人も多いでしょう。

そんな百貨店の多くで行われているのが、『デパート積立』。

おトクな積立制度 として人気を集めていますが、注意しなければならない点も少なくありません。

今回は、デパート積立のメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。

●デパート積立とは

デパート積立とは、基本的に12か月かけて一定額を積み立てた後、1か月分をボーナスとして上乗せした13か月分 を、商品券やプリペイドカードとして受け取ることができるというものです。

多くの百貨店で、『○○友の会』という名称でデパート積立が行われていますね。

たとえば、1か月2万円の積み立てをした場合、24万円が積み立てられ、1か月分(2万円)が上乗せされた26万円分の買い物が可能になるというわけです。

金利の低い現在、ほとんど利息の付くことがない銀行に預けておくよりもずっとおトク。

いつも決まった百貨店で買い物をするという人は、ぜひとも活用したいサービスと言えるでしょう。

●デパート積立のメリット2つ

●(1)税金が取られない

銀行の定期預金などは、発生した利益に対して税金がかけられます。

しかし、デパート積立では、上乗せされた金額に対して税金は一切かかりません。丸々1か月分が、ボーナスとしてそのまま手元に入ってくる ことになります。

●(2)優待セールでの買い物ができる

友の会の会員になると、一般の人は受けることのできない優待セールなどで買い物をすることができる ことがあります。

また、提携しているお店や施設などで友の会のカードを提示することで、安く購入できるということもあるようです。

積み立てているお金以外の面でも、メリットを受けることができると言えるでしょう。

●デパート積立のデメリット4つ

●(1)積み立てたデパートでしか使えない

積み立てたお金は、商品券という形で還元されることになります。つまり、積立を行ったデパートでしか使うことができません。

当然のことではありますが、これは大きなデメリットと言えるでしょう。

必ず決まったお店でしか買い物をしないという人であれば問題ありませんが、複数の百貨店を使う人にとっては悩ましいところ。

事前によく考えて積立を始める必要があります。

●(2)使いすぎてしまう

受け取った商品券は、すでに積立のお金を払い終わっているため、なんの負担もなく使うことができるお金 となります。

そのため、それほど必要性の高くない商品をつい買ってしまうということをしがちになるでしょう。

せっかく割の良い積立をしていても、いらないものまで買ってしまってはマイナスに……。現金を使うような気持ちで使うことが大切です。

●(3)お店が倒産すると積立金が戻らないことも

元本1,000万円とその利子に対して保護される銀行預金に対し、デパート積立は、デパートが倒産してしまうと全額戻ってこない可能性 があります。

「つぶれることなんてない」と安易に考えず、積立を始める際には経営状態などをしっかりと確認し、リスクを把握した上で始める必要があるでしょう。

●(4)紛失のリスク

商品券ではなく、プリペイドカード式で金額を受け取るシステムの場合、大金が1か所にかたまってしまうことになります。

それだけ紛失したときのリスクも高い と言えるでしょう。

紛失した場合は手続きを行うことで再度チャージしてもらえることもありますが、盗難によってすでに使われていた場合にはそれも困難に。

取り扱いには十分に注意する必要があると言えます。

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いかがでしたか?

なにも問題がなければおトクに使うことのできるデパート積立ですが、注意すべき点も少なくありません。

特に、計画的にお金を使うのが苦手という人は、まとめて受け取った積立金を無駄遣いしがちな傾向にある ため、しっかりと管理する必要があるでしょう。

リスクも理解しつつ、うまく活用していきたいものですね。

●文/パピマミ編集部
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)

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