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抑えたいのは汗orニオイ? それぞれの働きを知って最適な制汗剤&デオドラント剤を選んで

  • 2017.6.13
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今の季節、汗やニオイに悩まされてる人も多いのではないでしょうか。ドラックストアやコンビニにもたくさんの制汗剤やデオドラント剤が並んでいますよね。でも、どれを選ぶべきか悩むことはありませんか? そこで最適なアイテムの選び方を知るために、それぞれの製品の特徴を知っておきましょう。

意外と知らない⁉︎ 制汗剤とデオドラント剤の働きは違うんです

出典:Shutterstock.com

制汗剤とデオドラント剤を同じアイテムだと勘違いし、購入時も何となく製品を選んでいる人も多いようですが、実は制汗剤とデオドラント剤は全く違う目的のもの。制汗剤とデオドラント剤の働きや違いを理解して、自分が求めている目的に適したものを選ぶようにしましょう。さっそく知っているようで知らないそれぞれの働きについてご紹介します。

「制汗剤」はその名前の通り「汗を抑制するもの」。汗を吸収する「吸収剤」と、汗を抑える「収斂剤(しゅうれんざい)」を主成分としています。肌に塗ることで、汗腺を閉じたり毛細血管を収縮させ、発汗を抑える効果があります。わかりやすく言うと、毛穴を閉じて汗が流れ出るのを防ぎます。

制汗剤ではニオイは抑えられないの? というと、そうでもありません。細菌は汗をかいた部位に増殖しやすいので、汗を抑えられればニオイの原因となる細菌の増殖や活動をセーブできます。デオドラント剤のように直接的にニオイを封じ込める効果はありませんが、間接的にニオイを抑える効果は期待できます。

【デオドラント剤の働き】

出典:Shutterstock.com

「デオドラント剤」は「ニオイを抑える働きのあるもの」です。汗のニオイやワキガ臭は、ニオイの素となる成分が皮膚にもともと存在する常在菌によって分解されて発生します。デオドラント剤にはその皮膚の表面で増殖する細菌を殺菌する成分が配合されていて、脇などの悪臭を消してくれるのです。さらに、大気中の細菌が肌に付着しニオイを発生させる場合もあるので、デオドラント剤はできるだけマメに使うようにしましょう。

デオドラント剤では汗は抑制できないの? というと、まれにデオドラント剤を塗ることで発汗を抑える働きが得られる製品もありますが、これは「制汗作用」によるものではなく、薬剤が毛穴や毛根に付着して汗が出にくくなっているだけ。「制汗効果あり」と明記しているもの以外は期待しないほうがいいでしょう。

出典:Shutterstock.com

制汗剤とデオドラント剤は全く働きが違うということがおわかりいただけましたか?

制汗剤=汗を抑える・止めるもの、デオドラント剤=ニオイを抑える・止めるもの、と覚えておきましょう。汗に悩んでいる人がデオドラント剤を必死に使ったとしても期待通りの効果は得られないですし、逆にニオイを退治したい人が制汗剤を使っても悩みは解消しません。また、最近では制汗剤とデオドラント剤の2つの効果をあわせ持つハイブリットタイプの製品も出ているので、汗にもニオイにも悩んでいる人はこのタイプを選んでみてもいいですね。快適な梅雨時&夏を過ごすためにも、制汗剤やデオドラント剤は目的に合った製品をしっかり選びましょう。

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