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イクメンブームで急増!? 受験にのめり込む過干渉パパの特徴4つ

  • 2014.12.22
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【パパからのご相談】

中学生の息子がいます。中学受験に失敗してしまい公立中学に入学しました。正直な所、中学受験でさんざん勉強したのだから、中学校では成績上位を保てるものだと思っていたのですが、成績はどんどん下降しています。なんとか成績を向上させたいと進捗管理をしたり参考書を与えたりとあの手この手を尽くしているのですが、なかなかうまく行きません。どうすればいいのでしょうか。

●A. お子さんがお父さんの気持ちについていけていないのかも!?

ご相談ありがとうございます。プロとして家庭教師をしています佐々木と申します。

100件以上のご家庭にお伺いしてまいりましたが、この数年で、勉強における家族の関わり方が変わってきているように思います。

“イクメン”という言葉が流行した影響か、以前に比べ特に父親が教育に積極参加する家庭が増えています。

●受験にのめり込みすぎる父親の特徴4つ

父親が関わることにより、これまで母親の役目だった育児・教育の負担が軽減されるというプラス面があるのはもちろんですが、一方で、子どもの勉強や受験にのめり込みすぎる父親も急増しているようです。

『日経ホームマガジン 日経Kids+ 中学受験で合格する子、涙をのむ子』にて、受験にのめり込みすぎるお父さんの特徴が紹介されています。

●(1)表計算ソフトにデータをまとめたがる

子どものテストの点数や成績の推移をまとめたり、日々の勉強の進捗を逐一管理して可視化する。

●(2)会社から塾にメールを送る

企業名と思しきメールアドレスから塾宛にメールが送られてきた、よく見たら父親からの問い合わせだった……という話が塾内で増えているとか。

●(3)次から次へと参考書を買ってくる

仕事に行き詰まったときに、あるいは行き詰まっている部下にビジネス書を差し出す感覚で、子どもにも参考書をどんどん与え、そうすれば成績が上がると盲信している。

●(4)気が向いたときだけ子どもの勉強に付き合う

普段は付き合わないのに、付き合うときは容量を超えさせる。自分の受験経験や仕事のことをそのまま当てはめ、根性論でなんとかしようとする。

●仕事と子どもの勉強は違う

相談者様がもし上記の状態に当てはまっていたら要注意。仕事と勉強を同じものと考えて子どもを追い込んでいる可能性があります。

お父さんは特に、仕事の厳しさを知っているからこそあれこれ言いたくなりますし、かつ、一生懸命であるがゆえに、子どもの勉強を仕事のプロジェクトのように考えてしまいがち。もちろん、その考えをうまく応用して成功している家庭もありますが、教育はプロジェクトのように進みませんし、子どもは部下のように物事を遂行できません。

まだ成長途中であるため、成績が伸び悩むときがあれば、大きく飛躍するときもあるものです。プロジェクト管理が行き過ぎてしまうと子どもの気持ちや成長が見えなくなってしまう危険性があります。

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うまくいかないときは、もしかするとお父様の気持ちにお子さんがついていけずに息切れしてしまっているかもしれません。

少し距離を置いて、全体を見渡してみたり、お子さんと一緒に気分転換をしてみてはいかがでしょうか。

【参考文献】

・『日経Kids+ 中学受験で合格する子 涙をのむ子 「あなたは大丈夫ですか? 受験で子どもを悩ますこんな親」』日経ホームマガジン

(ライタープロフィール) 佐々木恵(プロ家庭教師)/塾講師歴6年、家庭教師歴6年。指導してきた生徒数は100名超。勉強が苦手・嫌いな中学生・高校生の苦手科目を克服する指導に定評がある。特に数学指導では、定期テストの得点を3か月で30点以上引き上げることも。勉強が苦手で自信がなかった学生時代に、当時の恩師から褒められたことで成績が急上昇し、自信をつけた。この経験から、現代の子どもたちに社会で生きていくために必要な自信を培ってもらうことを目標に、その子の性格や特性を分析し、その子に合った勉強法を提案し、個別授業を展開している。2014年4月25日に、電子書籍「うちの子なんとかなりませんか? 勉強嫌いを克服して30点上げる7つの方法 (ごきげんビジネス出版)」を発売。

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