1. トップ
  2. グルメ
  3. 【夏の日帰り女子旅♡】避暑地「奥日光」でレトロとグルメを楽しんでみた!

【夏の日帰り女子旅♡】避暑地「奥日光」でレトロとグルメを楽しんでみた!

  • 2017.6.9
  • 9856 views

【夏の日帰り女子旅♡】避暑地「奥日光」でレトロとグルメを楽しんでみた!

総研メンバーの布川桃花さんと古角夕貴さんが、日本最古の避暑地「奥日光」に女子旅へ。国際避暑地の名残を感じるレトロでおしゃれなスポットや、全国にファンを持つ絶品グルメに舌鼓。夏を涼やかに楽しみたい人にオススメの、日帰りでも楽しめちゃう女子旅プランをお届けします!
写真、文・中村朝紗子【Tokyo今ココ総研】vol. 55

日光女子旅へ出発〜!

日光にやってきた、総研メンバーの古角夕貴さん(No.238)&布川桃花さん(No.298)。『星野リゾート 界 日光』に宿泊した翌朝、ホテルをチェックアウト。

ここから、帰りの電車までの6時間を使って、奥日光の魅力を堪能できるスポットを駆け巡ります!(日帰りプランの参考にも♡)

絵になる別荘でタイムスリップ気分

まず訪れたのは、イタリア大使館別荘記念公園。
中禅寺湖のほとりは、明治中頃から昭和初期にかけて各国の大使館や外国人別荘が建てられたことから、国際避暑地の名残を感じるスポットがたくさん。

歌ヶ浜駐車場から約15分、中禅寺湖に沿って続く遊歩道を進みます。

めずらしい木々や鳥のさえずりを聴きながらのお散歩は、気持ちをリフレッシュしてくれるはず。

イタリア大使館別荘記念公園

イタリア大使館別荘記念公園に到着です! 入館料は大人¥200、小人(4才~中学生)¥100。

この建物は、昭和3年から平成9年まで、歴代のイタリア大使が実際に使用していた建物を復元したもの。

中に入るとまず、大きなリビングがドーンと目に飛び込んできます。さまざまな模様の杉皮が張り巡らされた書斎に、イタリア製生地のソファーでくつろげる居間、大使が使用した食器が並ぶ食堂は圧巻!

暖炉を背に、大使になった気分でパシャリ。館内は撮影は自由なので、インスタジェニックな写真をたくさんゲットできますよ。

窓際のテラス席で小休憩。窓からは、中禅寺湖を一望することができます。

2Fにはベッドルームなど、いくつかの小部屋が。寝苦しさを感じることが多い夏の夜も、避暑地でなら快適に過ごせたのでしょうね。
♡総研’s VOICE
古角日光にこんな場所あったとは知らず、びっくり。窓から見える中禅寺湖にも癒されました♡
布川お皿、家具、インテリア…どこを見渡してもかわいいアンティーク空間で、写真映えもバッチリでした!

英国大使館別荘記念公園

時間があれば、イタリア大使館別荘記念公園からほど近く、英国大使館別荘記念公園へも足を伸ばしてみて。どちらも行けるなら、イタリア大使館別荘記念公園との共通観覧券がおトク!(大人¥300、小人(4才~中学生)¥150)

この建物は明治29年、明治維新にも大きな影響を与えた英国外交官アーネスト・サトウの別荘として建てられ、その後長年使われてきた大使館別荘を復元したもの。

館内には、国際避暑地としての歴史や当時のイギリス文化についての展示がされています。

外交官サトウは英文のガイドブック「日光案内」を発行するなど、奥日光をこよなく愛していたそう。

当時はこの別荘を拠点に、趣味の登山や植物採取などを楽しんでいたという記録が残っています。

目の前には、まるで絵に描いたように美しい中禅寺湖畔が。晴れた日はベンチから、大使たちも愛した景観を満喫して!
♡総研’s VOICE
古角イギリス人から見た奥日光の魅力が新鮮で、いろんな発見がありました。
布川奥日光らしい景観を楽しみながら、堅苦しさなしに歴史を学ぶことができました。とても心落ち着く空間でした!

母娘が営むカフェで、絶品カレーをいただき!

ランチにやってきたのは、中禅寺湖のほとりに佇む工房&カフェ『鹿の子』。

ログハウス風の外観と、木材を生かした看板が目印です。晴れた日は、ワンコOKのテラス席も大人気!

お店を営むのは、鹿間美樹さんとマリ子さんのお二人。

そうなんです、この2人は母娘なんです!

あたたかさを感じる内観は、手作りが大好きな二人が力を合わせてデザインしたのだとか。

1Fの店内では、消しゴム版画(娘・美樹さん作)やとんぼ玉(母・マリ子さん作)などの作品を購入することができます。2Fでは、とんぼ玉のワークショップを開催することも。
そして、いよいよお待ちかねのランチ!

各¥800とリーズナブルなランチですが、『鹿の子』に来たらぜひ食べて欲しいのが、オリジナルカレー(写真左下)。豚ひき肉の旨みをクミンなどのスパイスが引き立てて、まろやかでコク深い味わいが評判に。このカレーのため、わざわざ東京からこの店を訪れる人もいるのだそう。

それでは、いただきます〜!
♡総研’s VOICE
古角アットホームな雰囲気で、ホッとできました。名物のカレーも絶品です!!
布川キッチンから料理中の音が聞こえてきて、まるでお家に招かれてごはんを食べているような気分に。鹿間親子もやさしくて、自然と笑顔になれるお店でした。

こだわりの日光氷でひんやり♡

女子旅といえば、甘〜いスイーツもたのしみのひとつ。日光東照宮の参道にある『日光茶屋』は、言わずと知れたかぎ氷の名店。夏本番になれば、店前の道を行列が埋めます。

人気のヒミツは、自然の寒さでじっくり凍らせてつくる天然氷を使って、職人が削り出すふわっふわの食感です。

かき氷を極めて6年、お父さんの鋭いまなざしはまさに職人!

気温や湿度によって氷の食感は大きく変わるため、削り方には相当のこだわりが。

その真剣な空気を感じ取ってか、かき氷を待つ二人の表情も自然と真剣に…(笑)。

そしていよいよ、噂のかき氷のお出まし……! 氷はシロップがかかっていない状態で出てきます。そのワケは、氷の食感を長く楽しんでほしいから。

このボリュームを、ご覧あれ!(左・期間限定とちおとめ¥800、右・抹茶あずき¥800) ビッグサイズですが、氷が軽くてふわふわなので、1人でもペロリと食べられちゃいますよ。

「かき氷が運ばれてきたら写真を撮らずにすぐに食べて。ひと口目の食感を、ぜひ堪能してください」と店員さん。さっそく、いただきます!
♡総研’s VOICE
古角「かき氷なんてどうせ同じでしょ?」と思っていたのを謝りたくなりました(笑)。食感が本当にすばらしくて驚愕でした!
布川ひと口目の美味しさに衝撃を受けました。今まで食べてきたかき氷と全然違う! 日光に来たら絶対また寄りたいです。

世界でひとつ、りんご木のハンコ

続いて、日光茶屋の斜めすぐ向かいにある『日光遊印しの』へ。

ここは、剪定するときに捨ててしまうりんごの小枝をつかって、世界にひとつの手彫り印に仕上げてくれるお店です。

りんごの枝は硬くて粘り気があり、はんこを彫るのにぴったりなのだとか。

売れ筋No.1は、日光らしい三猿のデザイン♡

オーナーの篠崎貞紀さん。もともとウエディングプランナーとして働いていた篠崎さんは、夫婦へのプレゼントとして手彫り印を贈るのを習慣にしていました。

35歳で退社し、師匠のもとで修業。その後独立して、現在のお店をオープン。

手彫りだからこその味わいある仕上がりが人気を呼び、著名人からのオーダーを受けることもあるのだとか。

2人が選んだのはこの絵柄! 文字を決めてオーダーすれば、30分程度(混雑状況による)で完成。お店が混み合っている場合は、自宅への後日郵送にも対応しています(1本¥2,600円〜)。
♡総研’s VOICE
古角自分だけのオリジナル印をつくってもらえるなんて(泣)。店主さんの人柄にも癒されました。
布川何通りものデザインからお気に入りを選ぶのが楽しかったです。その人を想って選ぶので、おみやげにも喜ばれそう!

日光駅は知られざるインスタスポット!

旅もいよいよ終盤へ。ところでこのインスタジェニックな建物、いったい何でしょう?

実はこれ、JR日光駅なんです。明治23年(1890年)に開業され、現在の駅舎は大正元年(1912年)に完成しました。

ヨーロッパの建築様式が取り入れられた洋館風の設計は、その昔、国際避暑地として外国人でにぎわっていた名残です。

ピンクの外壁を背景に撮った写真は、インスタ映えもバツグン! 「いいね」がたくさんつきそうです♡

2Fには旧国鉄時代に一等旅客専用特別待合室として使われていた「ホワイトルーム」が開放されています。このホールで社交やパーティに思いを馳せて…ノスタルジックな雰囲気に包まれて。
♡総研’s VOICE
古角ヨーロピアンなデザインが、これまで抱いてた日光の印象と正反対。まさか駅でこんなにテンションが上がるとは思いませんでした(笑)!
布川イメージよりはるかにオシャレな駅でした。ピンクを基調としたつくりもかわいかったし、フォトジェニックなポイントがたくさん。2Fにも是非上ってみて!

絶品チーズケーキに舌鼓!

最後に訪れたのは、東武日光駅のすぐ隣にある洋菓子屋『カフェ明治の館』。

名物のチーズケーキ「日瑠華(ニルバーナ)」をはじめ、古き良き時代のアメリカやヨーロッパのトラディショナルな味わいを忠実に受け継いだケーキ、タルト、焼き菓子などを取り揃えています。
2人もチーズケーキ「日瑠華(ニルバーナ)」をオーダー(¥400)。紅茶は単品¥300。

ニルバーナは、仏教用語で「最も優れたもの」の意味を持ち、日光山輪王寺門跡 第81世 柴田昌源探題大僧正さんが命名したもの。
本場デンマーク産の最高級クリームチーズをはじめ最高の素材をふんだんに使い、小麦粉を使用せず、手間と時間をかけて仕上げた逸品。

ケーキの表面には特製サワークリームを上掛けしてあるので、チーズのコク、サワークリームのさわやかな酸味が絶妙のハーモニーを奏でます。

ひと口食べて、この表情!
♡総研’s VOICE
古角こんなチーズケーキ食べたことない! あっさりなのにチーズの濃厚さはしっかり感じられて、ワンホール食べられそうでした(笑)。
布川濃厚だけどしつこくない味わいで、さらっと食べられちゃいました。旅の疲れを癒してくれるおいしさで、ホッとするひとときを過ごせました。

夏の女子旅には、奥日光がオススメ!

日本最古の避暑地「奥日光」には、anan女子が大好きなレトロかわいいスポットや、この地でしか食べられない絶品グルメがたくさん。日帰りでも楽しみ尽くせる気軽さも魅力のひとつです。この夏はぜひ、奥日光に女子旅へ!

の記事をもっとみる