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学びの場にも! イマドキの子連れキャンプ事情とお役立ちアイテム

  • 2017.6.7
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こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

子どもを連れてのキャンプに最適な季節がやってきます。

海や山で楽しめるキャンプは親子で楽しめますし、自然に触れるチャンスでもあり、生きる力を身につける良い学習経験になります。

今回は、キャンプ歴13年というご家庭に“子連れキャンプ”についてお話を伺ってきました。

こちらのご家庭は、40代のご夫婦、3人の男の子のお子さんがいらっしゃいます。お子さんが小さいうちからキャンプをしているとのことです。

●現在のキャンプ事情

キャンプといえば、車にテントや寝袋を積んで現地まで行くことは当たり前で、暗くなると小さい子どもを連れてのキャンプは本当に大変なものというイメージがあります。

私も子どものころにキャンプをたくさんしてきましたが、暗くてトイレに行くのが怖かったり、ムカデに刺され足が腫れ上がり救急病院のお世話になったり、大変なことが多かった ように感じます。

今回、取材させていただいた方たちは、『現在は以前よりも整備されキャンプをすることが楽になった』と話してくださいました。

『今は、着替え以外の必要なものをキャンプ場で貸してくれるところもあります。だから、電車やバスで来ている人もいるんですよ。それくらい整ってきていて、キャンプをしやすくなっています』

“キャンプ=大事(おおごと)”という感覚ではなく、気軽にできるものに変わってきている ようです。

『ただ、子連れの場合は車の方がいいですね。緊急を要することが起きたときにすぐに移動が可能ですから』とも話していました。

●子連れキャンプであると役に立つ持ち物とは?

子連れキャンプで、通常の持ち物の他に「これはあった方がいい!」という役に立つ持ち物を聞いてみました。

・防寒着(寒さ・虫よけ対策としてだけでなく、万が一熱が出たとき にも使えます)
・救急セット(体温計や常備薬、消毒薬、絆創膏など)
・アイスノン(パンチをすれば冷やせるタイプ が便利。やけどや熱中症に!)
・虫除け(人だけじゃなく、テントを張る前に使えるものも)
・光る腕輪(100均のおもちゃコーナーにあるポキポキ折ると光るタイプのもの)

私が注目したのは虫除けです。テントを張る前に地面に撒くタイプのものがあるとのことでした。

これをするだけでムカデなどの危険な虫がテントに入ってくるようなことがないそうです。

『テントを張る前に必ず撒きます。目に見えないバリアみたいなものですかね』

ホームセンターなどで手に入る とのことでした。

『光る腕輪は、暗くなってからの子どもたちの目印になります。数個を腕や足につけて遊ばせたり、ランタンなどの危ない物の目印として使ったりしています。また、テントに入ってからは大きな輪っかにして子どもたちを照らす簡易ライトにもなります』

●キャンプはやっぱり学びの場!

子連れキャンプは、楽しい野外活動です。「ただ楽しい」だけでは思い出になるだけなので、この中にお手伝いを組み込んでいるそうです。

『小さい子どもにもできる、運ぶ・片付けるをメインに手伝わせています。年齢が高くなってきたら、荷造りやテントを立てることなど、できそうなことをどんどんさせていきます。そして、できたら褒めるだけじゃなくて、「ありがとう、助かったよ」と労いの言葉をどんどん言います!

そうすれば、やる気も出ますし、役に立てたっていう気持ちを持たせることができるんです。遊んでいても、「手伝って~」と声をかければ、飛んでくるようになります。長男(小5)はテント設営だけでなく、火起こしも夫と一緒にやるようになりました』

子どもの思い出になることも十分大切なことですが、お手伝いを組み入れることで、自分で考えたり工夫したりすることを覚えていく そうです。

『伸びる子には秘密がある 小学生の勉強法』の著者である石井郁男さんは、著書の中で、『キャンプ生活のなかに探検・料理・川遊びなど、自然にじかに触れるような体験を大人が仕組んでやれば、子ども達はたくましく成長することでしょう』と書いておられます。

自然の中で生きる力をつけることが、大切だということがわかりますね。

●おわりに

キャンプは、家族で一緒に学んで楽しむことのできるレジャーであることに変わりません。

今は、以前と比べて便利になってきている分、キャンプ初心者でも身近に楽しめるようになっているのでしょう。

この夏、子連れキャンプを大いに楽しんでみるのもいいかもしれませんね!

【参考文献】
・『伸びる子には秘密がある 小学生の勉強法』石井郁男、小学生の勉強法を考える会(編集)

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)

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