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源氏物語に学ぶ愛され力③恋を楽しむ女〜朧月夜〜

  • 2017.6.7

絶世の美男子の恋物語を綴った「源氏物語」。
平安時代から読み継がれるこの物語には、いつの時代も変わらない悩み多き男女の恋愛模様が描かれています。
そんな源氏物語を支えるのが源氏が恋に落ちる個性豊かな姫君達です。
源氏から愛された、その"愛され力"を彼女達から学んでみましょう♪

恋を楽しむ女「朧月夜」

朧月夜は源氏にとって政敵の家の娘、さらには源氏の兄でもある東宮(次の帝)が寵愛する姫君でもあります。
政敵同士のイケナイ恋…それはまるでロミオとジュリエット。ダメだと思うほどに2人の愛は燃え上がりました。
選ぶ、選ばれる男によって自身のそして一族の運命をも変わる時代。
東宮から愛されていた朧月夜には輝かしい未来が約束されていました。
けれど、彼女は源氏に恋し続け、その関係を楽しんでいます。
そんな朧月夜の凄いところは、源氏との関係がバレた後も東宮に愛され続けたところです。
大きなお咎めなく、最後は収まるところに収まっているのです。
朧月夜は情熱的で、そして誰よりもしたたかな姫君と言えます。

恋を楽しんで幸せを引き寄せる!?

情熱的に恋を楽しむ朧月夜は、恋に積極的な姫君でもありました。
自ら駆け引きを仕掛けて源氏を楽しませたりもしたのです。
お互いの身分が分かった後も自分の気持ちのままに恋を楽しんでいた朧月夜。
初心な女が多い宮中で、彼女は東宮の目に非常に魅力的に映ったことが想像できます。
"恋する女"が美しいのは今も昔も変わらないのです。
また、男性を身分やお金などの条件で選ぶような女性であったなら、きっと東宮は朧月夜の不貞を知っても尚愛し続けることはなっかたでしょう。
恋愛を楽むキラキラした姿、そして源氏を一途に愛するその情熱的な心に、東宮は魅了されてしまいます。
結果、ずっと東宮のお傍に仕える特別な女となったのです。

幸せになる為の朧月夜流"恋の楽しみ方"

朧月夜は現代女性にとって身近な姫君と言えます。
その証拠に、現代版朧月夜があなたの周りにもきっといるはずです。
会うたびに彼氏が変わっていた子…いつ連絡しても忙しそうに遊びまわっていた子…好きになると後先考えず積極的にアプローチしていた子…そんな子達って適齢期にはちゃっかり堅実で優しい男性を捕まえて幸せな結婚生活を送っていたりするものですよね。
いいところで”収まるところに収まる”んです。
朧月夜と彼女達の共通点は”自分の心に正直に”というところです。
そうすることで、自分が本当は何を求めているのか?どんな恋愛をしたいのか?どんな人を生涯の伴侶としたいのか?…を身をもって探し出します。
結果、自分にピッタリの男性を見つけ出し、それまでの経験を生かして相手を振り向かせることが出来るのです。
ジッとしてたって理想の男性は現れないし、恋愛はしなければ突然に上手く出来るものではありません。
男性から来てくれるのを待っているだけなんてナンセンスです。
恋する気持ちを大切に積極的に恋愛を楽しみましょう!

朧月夜は女性読者人気が高い姫君。
それは彼女の自由奔放に恋愛を楽しむ姿が羨ましいからかもしれません。
朧月夜のように、どっぷり恋にハマってみるのもいいかもしれませんよ♡

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