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UK版『VOGUE』エディターたちが教える、サマーバケーション旅プラン。【2017トラベル】

  • 2017.6.7
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Photo:(C)Anne Sijmonsbergen
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UK版『VOGUE』エディターたちが今夏、申し分のない休暇を過ごすための旅先として選んだのはヨーロッパだ。夢のようなビーチから雲に面した人里離れたスポットまで。彼女たちはどこを訪れ、どんな風に過ごすのか? あなたの旅プランのご参考に。

スペイン イビザ島のサン・ローレン・バレー(Nicole Mowbray / Acting Features Editor)

ステイ先:
カン・リエロにある「ヴィラ・リエロ(Villa Riero)」は、美しい有機農場に囲まれた築450年の屋敷で、10名まで宿泊可能。イビザ島の内陸部サン・ローレン・バレーの中心に位置しているけど、最寄りのビーチ、ベニラからも3キロの距離だから、海に行きたくなった時も不便しません。

誰と:
グルメな友人。島の有名人でレストラン経営者のアンネ・シモンズベルゲンが所有する「ヴィラ・リエロ」では、農場にあるオリーブの木の下で屋外ディナーが楽しめます。

ショッピングスポット:
ヴィンテージショップ「オララ!(Holala!)」は、イビザの街、プラザ・デ・ラ・メルカド・ビエホで35年営業してる老舗。ケイト・モスもこの島に来るたび訪れるお気に入りの店だとか。

グルメスポット:
イビザの街で今月オープンした「エル・ポルタロン(El Portalon)」は今最もホットなレストラン! 前述のアンネ・シモンズベルゲンとジャスティン・マレット(この島で有名な「バビロン・ビーチ・バー(Babylon Beach Bar)」のオーナー)のパートナーシップの賜物である「エル・ポルタロン(El Portalon)」は、イビザ島のグルメな側面を示してくれます。ソブラサーダ(地元のソーセージ)やイカのほうれん草詰め、アーティチョークチップスやロメスコはぜひ試してみてください。軽食を好むなら、ビートの根とヤギのチーズに砕いたクルミをトッピングしたサラダがおすすめです。

これをせずには帰れない:
イビザの料理本『エイビッサ』とスペインの食後酒イェルバスを購入すれば、帰国後もバケーションの続きを満喫できます。

イタリア アマルフィ(Sarah Harris / Fashion Features Director)

ステイ先:
初夏にアマルフィを訪れた際、ポジターノから車で30分のアマルフィ海岸沿いに「モンステーロ・サンタローザ(Monastero Santa Rosa)」というホテルを見つけました。早くも私のお気に入りの1つに。私たちは日没後に到着したのですが、ライトアップされたホテルが崖ギリギリにそびえ立つ光景は、まるで魔法のようでした。17世紀に建てられたこの建物は、以前は修道院でしたが、10年の歳月をかけ改築され、美しく復元されたそうです。ジャスミンの香りが漂う階層庭園とインフィニティプールは絶景! 巨大なホテルですが、部屋数は20しかなく、ゆったりとした気分に浸れます。

誰と:
このホテル貸し切りにしたらとても楽しいだろうなと。20部屋すべてを友人や家族で借りて、何か特別なお祝いをしたい!

ショッピングスポット:
毎朝アマルフィまでのシャトルサービスが出ているので、それを利用するのが一番です。アマルフィでは店が無数にあって、美しい陶器やオーダーメイドの革サンダルを売っているからぜひチェックしてみてください。それ以外だと、スパ内にあるショップは文字通り岩に彫り込まれた隠れ家的スポット。最高級のキャンドルワックスオイルを使ったマッサージをぜひ予約してください。キャンドルは購入して自宅でマッサージをすることもできるけど、やはりスパで受けるマッサージは格別です。

グルメスポット:
かつての修道院の名前が付けられたペイストリー「スフォリアッテレ・サンタローザ(Sfogliatella Santarosa)」。ここのレシピは、18世紀にその修道院にいたドミニコ会の修道女が作ったものなのだそう。ここで毎日サーブされる朝食を知ってしまうと、もうクロワッサンのみの朝食には戻れません!

これをせずには帰れない:
屋上へのアクセスを可能にする鍵をスタッフに尋ねてみてください。運が良ければマネージャーが日没時に屋上を案内してくれて、地中海の絶景を拝むことができるかもしれません。

スペイン マルベーリャ(Serena Hood / Executive Fashion Director)

ステイ先:
私は長年、「フィンカ・コルテシン(Finca Cortesin)」に夫と子供と一緒に泊まることを長年夢見ていました。子供が一緒となると、やはりホテル選び(&飛行時間)は大切。慎重に吟味する必要があります。このホテルは、大人と同じように子供にも丁寧に応対してくれると聞きました。そして必要不可欠の子供のためのアクティビティも。それがあれば親たちは待ち望んだバケーションを手に入れることができるから。

グルメスポット:
屋外でディナーを楽しんだり、ホテル自慢のネグローニ・アンティカを飲んだり、シーバスを塩釜焼きで食べるのが楽しみです。

ショッピングスポット:
買い物をしたくなったらマルベーリャの旧市街に行くこともできるけど、最近は読書をしてのんびりと時間を過ごすことの方が多いかしら。ビーチバスケットとカフタンはすでに準備済みです!

これをせずには帰れない:
ドゥグルネイの壁紙のある美しいラウンジでくつろぐこと。

イタリア プーリア(Ellie Pithers / Fashion Features Editor)

ステイ先:
「マッセリア・セルバローロ(Masseria Cervarolo)」。ここは、オーナーのパトリツィアによって改装された、とにかく素敵で、かつ環境にも優しいファームハウスで、ホテルというよりは美しい家と表現するのがふさわしい感じです。巨大なインフィニティプールにフレンドリーなスタッフ、ゲストの舌を唸らせる美食料理(朝食は夢のような贅沢さです)、至極快適な部屋は、一度宿泊すると帰りたくなくなるほど。周辺を観光したいなら、パトリツィアが地元の見所を色々を教えてくれます。伝統的なトルッロの部屋を予約して、リアルなプーリアをぜひ体験してください。

誰と:
恋人や親友。子供も歓迎されるけど、18部屋しかないこのホテルの雰囲気は断然大人向けです。

ショッピングスポット:
オストゥーニやレッチェには小さなクラフトショップが多数あるので、地元で作られたあなた好みの可愛いサンダルが見つかります。

グルメスポット:
おいしいシーフードが食べたいなら、オストゥーニにある「オステリア・デル・テンポ・ペルソ(Osteria Del Tempo Perso)」でタコの注文を。このレストランは洞窟の中に作られていて、白い街と言われるオストゥーニの石灰岩を彫ってできています。

これをせずには帰れない:
金曜日の夜に近隣のマルティーナ・フランカを訪れ、地元民が翌週を祝うために着飾って街中を散歩をするイベント、パッセジャータにぜひ参加してみてください。

フランス コートダジュール(Naomi Smart / Shopping Editor)

ステイ先:
「キャップ・エステル(Cap Estel)」がおすすめ。エズという中世の趣が残る美しい村(近隣の熱帯庭園には必ず立ち寄って!)に見下ろされる形になっているこのゲーテッドマンションは、他と離れた半島に位置していて、専用のプライベートビーチがあります。私はヴィルフランシュ=シュル=メールにあるパッサブルというビーチスポットの間をセーリングして何日も過ごしました。ここは、ローリング・ストーンズが『メインストリートのならず者(Exile On Main St)』を収録した場所の近くで、カップ=フェレのパロマビーチの近くにあります。夕暮れ時には、友人とディナーに行く道すがら、豪華な別荘を眺めながら歩くのも楽しいですよ。

誰と:
美しい家や景色、ビーチについて熱く語れる人であれば、グループでもパートナーとでも誰とでも。

ショッピングスポット:
アンティークマーケットは要チェック。月曜日の早朝のマーケットは通り抜けられないぐらいの人混みだから覚悟してください。私はムラーノグラスやシャネルのコスチュームジュエリー、50年代のランプを集めたり、それらがかつて飾られていたであろうリベラの素敵な別荘を想像するのが好きです。

グルメスポット:
サン=ポール=ド=ヴァンスにあるマティスの美しいステンドグラスが有名の教会を訪れたあと、コロンブ・ドールでアイビーに覆われた中庭でのランチ。これは外せません。もし青い海から離れたくないなら、エズのアンジュナ・ベイはFUNなバイブスが流れているのでハッピーに過ごせると思います。

これをせずには帰れない:
ビオットの吹きガラス製品は自宅のダイニングルームにぴったりかと。もちろんフレンチ・リヴェエラの美しい貴婦人の電話番号も(笑)。私が毎年コートダジュールを訪れてしまうのは、この街が持つ古き良き魅惑の物語のせいでしょう。

スペイン フォルメンテラ島(Julia Hobbs / Fashion News Editor)

ステイ先:
夢のようなビーチサイドに建てられたホテル「エス・ラム (Es Ram)」は、イビザ島への日帰りの旅行者があまり訪れない島の南側に位置しているので、とても静かで落ち着いた雰囲気です。

誰と:
アーネスト・ヘミングウェイの格言を借りてアドバイスするならば、「愛していない人間と旅に出てはならない」。つまりは、その人にスクーターで送ってもらっても大丈夫だと思うぐらい信頼している人と行くのがベスト。

ショッピングスポット:
「メルカディロ・デ・エス・モラ(Mercadillo de Es Mola)」。

グルメスポット:
「エス・カロ(Es Calo)」というレストランで焼きイカを食べたり、エレガントな雰囲気が漂う「ア・ミ・マネーラ(A mi Manera)」でイタリア料理を食べたり(ロマンティックな野菜園に隠れたテーブルを予約するのがおすすめ)、あるいはエスパルマドール島でピクニックも(ここには高品質な天然の泥風呂もあります)。

これをせずには帰れない:

南側のプライベートな入り江で人目を気にせず、全身小麦肌に日焼けして夏を満喫して。

ギリシャ イドラ島&スペツェス島(Verity Parker / Fashion Editor)

ステイ先:
イドラ島とスペツェス島は、周囲の島々と比較してそれほど大きくないので、島から島への移動がその分楽。複数のホテルを泊まり歩くのは、冒険心がくすぐられるわ。私のおすすめは、イドラ島にある「イドラホテル(Hydrea Hotel)」。1810年に建築されたとてもエレガントなホテルで、ブルガリ家の所有になった時期もあるのだそう。港のすぐ上に位置する美しい部屋からの見事なまでの海の眺めは、まさに天国。スペツェス島の「ポセイドニオンホテル(Poseidonion Hotel)も、絶対に外せません。海の絶景、ゴージャスな室内、広々としたプールとスパが、究極の贅沢を約束してくれます。

誰と:
家族、友人、または一人旅でも。これらの島を楽しめない人など誰もいないのでは?

ショッピングスポット:

どちらの島にも、港に沿って観光客向けの店が立ち並んでいるけど、通りを外れた石畳の木陰にある小さなスーパーマーケットも、覗いてみる価値は十分にあります。籠に入った地元産の新鮮な果物や野菜は、ビーチサイドの手軽なおやつに最適です。

グルメスポット:
魚、魚、とにかく魚。何といっても、島にいるわけですから。魚が苦手という方には、豊富な種類の新鮮でおいしいサラダがおすすめ。肉好きなら、名物のスブラキをぜひ試してみてください。

これをせずには帰れない:
毎日泳ぐ。とりわけ、長時間歩いた後(どちらの島にも自動車がなありません)の締めくくりに飛び込む海はまさに楽園です。
参照元:VOGUE JAPAN

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