直前でバタバタしない！　超簡単＆プロが教える、ドレスの色別「結婚式メイク」の選び方【色合わせの法則】

あなたは結婚式に出席するとき、ドレスとメイクのどちらに合わせてコーディネートを考えていますか？

迷っているなら、ドレスの色にメイクを合わせましょう！

ドレスとメイクの色を合わせるだけで、ぐっとおしゃれに見えます。たとえば、マツコ・デラックスさん。いつも衣装とメイクを合わせていて、すてきですよね。

コツは「色の系統を合わせること」です。

●ドレスの色別 メイクの色選び

ドレスの定番色と、メイクの色のコーディネート例を挙げていきます。

1. ネイビーや黒のドレス×青みピンク

鉄板カラーのネイビーや黒。持っている人が多いからこそ、メイクで差をつけたいところ。ダークな色ですので、暗い印象にならないよう、メイクにはしっかり色を使っていきましょう。

そこで、＜青みピンクのワントーンメイク＞です。青みのクールなピンクを選べば、甘すぎになることはありません。

チークをアイカラーにも使って、ワントーン感を高めます。パール入りのパウダータイプが使いやすいです。目元はアイホールにぼかし入れます。頰には、淡くふわりとのせます。口紅も近い色を選びましょう。

アイラインは、黒またはネイビーのリキッドタイプで引き締めます。カジュアルな会場であれば、キャットアイにしてもすてきです。

2. ベージュ系のドレス×赤みブラウン

次いで人気のベージュ系。明るく見えますが、ぼやけて見えがちでもあります。
そこでアイメイクにポイントを置いて、印象を引き締めましょう。

アイシャドウは、トレンドである＜赤みブラウン＞でアイホールに単色グラデーションを作ります。目のキワから塗って、上へと広げるとキレイなツヤまぶたに仕上がります。目尻側を濃くすると大人っぽくなります。下まぶたの目尻から3分の1までの範囲にも同じ色をのせて、目を大きく見せます。アイラインは黒でしっかりまつげのキワを埋めましょう。

チークは落ち着いたローズピンクを頬骨ラインにやや細めに入れて、引き締め感を出します。

口紅は赤みを感じるベージュを選びます。ラインを丁寧に取りましょう。

3. 濃いピンクのドレス×ベージュ

鮮やかなピンクはそれだけで存在感が出ますね。メイクもピンクでまとめたいところですが、アラサーとしてはトゥーマッチな印象になってしまいます。そこで＜ベージュ＞を選んで大人かわいく仕上げましょう。

アイシャドウは2.と同様にツヤまぶたを作ります。ベージュをアイホールに広げます。

アイラインはリキッドのブラウンで目尻を少し太め・長めに入れ、下の目尻側はブラウンのアイシャドウをライン状に入れます。

チークは落ち着いたピンクベージュを、頰の高いところにふんわりと入れます。

口紅はドレスの色みに近いピンクを選んで。

4. グリーンのドレス×オレンジ

グリーンは落ち着いたトーンのものが選びやすいようですね。暖色系が苦手な人に人気ですし、お店でもよく見かけます。グリーンと色相が近く相性のいい＜オレンジ＞のアイテムを合わせて、今年っぽく仕上げましょう！

アイホール全体にゴールドのベースカラーを広げ、二重幅にオレンジを入れます。

アイラインはブラウンで上下とも3.と同様に入れます。

チークはオレンジで、頰の高いところにやや広めにのせます。

口紅もオレンジです。ヴィヴィッドなオレンジはカジュアルな会場に、クリーミーなオレンジはそれ以外に合うトーンです。

●最後に

ドレスとメイクの色のコーディネートの方法は見えてきたでしょうか？

ネイルもメイクに使った色を取り入れれば、もっとキレイにまとまりますよ。
ここに挙げた例以外のドレスの色の場合も、「同系色」を使うことを意識してみてくださいね！

＜文／西田 美穂＞

プロフィール／西田 美穂（にしだ みほ）

カラーアナリスト。1984年生まれ。芝浦工業大学工学部建築工学科卒業。
9年間の建築業界勤務を経て、縁あってサロン・ド・ルミエール海保麻里子氏に出会い、色彩の世界の魅力を知る。同氏に師事し、カラーリストへ転身。パーソナルカラー含め色彩全般を学び、色のスペシャリストを志す。

2016年、世界的に活躍するメイクアップアーティストNATSUKA氏に師事、一流のメイクアップ技術を学ぶ。現在、カルチャースクールにてアシスタント講師を務める一方、パーソナルカラー診断サロン「サロン・ド・ルミエール」にて活動中。

＜保有資格＞
文部科学省後援AFT 1級色彩コーディネーター
日本パーソナルカラー協会認定パーソナルカラーアドバイザー
色彩技能パーソナルカラー検定モジュール3（最上級）
インテリア産業協会 インテリアコーディネーター
東京商工会議所 福祉住環境コーディネーター2級
商業施設技術団体連合会 商業施設士