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鍼灸師に聞く「手のひら」ストレッチ 腰痛や生理痛にも効果あり?

  • 2017.6.6
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鍼灸師に聞く「手のひら」ストレッチ 腰痛や生理痛にも効果あり?

手はたくさん動かしているように思えるけれど、「実は丸めるなど決まった形にしか動かしていない。一部の筋肉を酷使している状態です」と、鍼灸師の柳本真弓さん。
「日常的によく使う、指を動かす背側骨間筋や、手のひらを丸める時に使う屈筋群を中心にストレッチを。また、手には胸とつながる大事な経絡があります。根を詰める作業中に呼吸が浅いと感じたら、手をストレッチして」
では、さっそく「手」のストレッチ方法をご紹介します!

指反らし

→指をひとつずつ反らして、大きくストレッチ。

手のひらを広げ、指を1本ずつ持って可能なところまで反らす。「普段掴む動きしかしない指を違う方向に動かすことで、指の筋肉や、手のひらの筋肉を伸ばします」

手首ストレッチ

→パソコンでの指の痛みに。人さし指と前腕を伸ばして。

手首を曲げ、手の甲を前に向けて指を机に置き、腕を伸ばす。腕に痛みを感じる時は、その痛い部分を指で押さえて行うと、伸ばしやすくなる。

手のひらすぼめ

→手の甲にある筋肉をほぐし、手を開きやすくする。

手を、もう片方の手でぎゅっと握るようにしてすぼめる。手を丸める動作だけれど、「手を開くのに使われる、背側骨間筋を伸ばすためのストレッチです」。

関節ほぐし

→関節を一か所ずつぐりぐり。指の付け根も念入りに。

指の付け根と、2つの関節をひとつずつ指で挟み、揉みほぐす。「関節に刺激を与えて筋肉を柔らかくし、また、関節で滞りやすい気の流れもスムーズにします」

指広げ

→手のひらの中にある骨から広げるとストレッチ効果大。

手を開き、指と指の間を、もう片方の手で広げる。「指の骨は手の内部の“中手骨”からつながっています。ここから開くつもりで、指と指の間を丁寧に広げます」

手のひらほぐし

→手で一番の働き者の筋肉を、ぐっと開いて揉みほぐして。

手のひらの下部、指を曲げる筋肉である短母指屈筋や短小指屈筋を揉みほぐす。「骨盤や腹部に関わるツボもあるので腰痛や生理痛対策にもおすすめ」
柳本真弓さん 鍼灸師。同志社大学卒業後、東洋医学を学ぶ。目白鍼灸院院長。医療リンパドレナージュにも精通。著書に『「手」をもむ、触る、押すだけで、たちまち健康になる!』(小社刊)など。
オーサ・イェークストロムさん 幼少時に日本のアニメを知り漫画家になると決意。2011年にスウェーデンより来日。近刊は『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議3』(KADOKAWA)。
※『anan』2017年6月7日号より。イラスト・オーサ・イェークストロム 取材、文・新田草子
(by anan編集部)

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