1. トップ
  2. グルメ
  3. レトロなおやつから絶景ランチまで。大阪の魅力がギュッとつまった「石切参道商店街」さんぽ

レトロなおやつから絶景ランチまで。大阪の魅力がギュッとつまった「石切参道商店街」さんぽ

  • 2017.6.3
  • 6305 views

にぎやかな土日も、静かな平日も初対面なのに長話したり、笑い転げたり、人と人を結びつける大阪の魅力がギュッと詰まった東大阪の石切参道商店街。人間味溢れた石切参道の坂を上へ上へあがって行くと大阪を一望できる絶景レストランが見えて来ます。

石切参道商店街とは…

石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)と言えば、古くから「いしきりさん」と親しまれ、病気平癒のご利益が高いことから全国から参拝者が多く集まる場所。

その参道は占いも多く有名ですが、休憩できる食堂、お菓子屋、漢方薬、衣料品、雑貨など独特な雰囲気が連なったレトロ感ある商店街になっています。

石切参道はゆっくりゆっくり進もう

坂道になっている石切参道は、所々で休息しながらノラリと歩くのがおすすめ。例えば最初に神社の目の前にある「すずや」に立ち寄って石切土産を探してみましょう。

生姜の風味がピリッと利いた昔懐かしい飲む飴ちゃん「ひやしあめ」は知る人ぞ知る大阪名物。店内では名物よもぎ団子と雪見大福の入った「おぐらアイス」を食べて、上り坂の参道を歩く前の一休憩を。

職人さんが丁寧に焼き上げる「太田屋」の煎餅

坂道を登り始めると、千両や石切と書かれた瓢箪型と大判型の煎餅が目に飛び込んできます。ここは大正時代から続く煎餅屋「太田屋」。生地を練るのも、焼くのも全て手作業で1枚1枚丁寧に作っている日本でも数少ない店の一つです。

この太田屋の煎餅を他で販売したいという話があっても店主の答えはNo。その理由は今以上の数を作ると味が落ちてしまうからとのこと。「この店に足を運んでくれるお客さんに常に最高の味を届けたい」と言う頑固一徹なご主人はめちゃくちゃ格好良い。

黄金色に焼きあがった煎餅は、パリッと固く、口の中で優しい甘さが広がります。無添加で手作りの煎餅は子供に食べさせたいと遠方から買いに来る人も多く、昼過ぎには完売してしまう事もあるので午前中に行くのが確実ですよ。

「大西菓子・佃煮店」のお母さんと楽しいおしゃべり

参道を歩いて行くと興味深い店に色々と遭遇します。

立ち寄ったのは「大西菓子・佃煮店」。お菓子と佃煮を一緒に売っている店は日本中探しても実に珍しいのですが、不思議と風景に納ってしまう懐の広さも石切の魅力ですね。

お店のお母さんも親切で優しく話し出すと止まらない。何度も来たくなる素敵なお店です。

何を食べても全部おいしい!和菓子屋「梅月堂」

坂道になっている石切参道に疲れを感じ始める頃、元気な店員さんが集まる店に到着。

ここ和菓子屋「梅月堂」は、全国菓子大博覧会で受賞した大福餅や黒あんや白あんがたっぷり入った六方焼、よもぎ餅、五平餅などが所狭しと並んでいます。

人気の生チョコ餅(5個入りで300円)は、もちもちとした食感と生チョコの口どけが絶妙にマッチ。持ち帰り冷蔵庫に冷やして食べるのもよさそうです。

好みに合わせてブレンドしてくれる「七味唐がらし珍味堂」

石切参道の名物として忘れてはいけないのが、ピリッと辛そうな唐辛子の看板が目印の「七味唐がらし珍味堂」。唐辛子、青のり、金ゴマ、黒ゴマ、山椒、けし、麻の実(おのみ)を独自の配合で調合された珍味堂の七味唐がらしは中辛が一般的ですが、お好みで辛口や甘口など店頭で調合も。

麻の実は人によって好き嫌いが分けれるので調合は希望制で、お願いすると「麻の実は噛むとカチッて音がして、うどんに入れると麻の実がプカプカ浮いてね」など話してくれ人情味あってホッコリします。

隠れ家イタリアン「テラス石切りレガーロ」で絶品ランチ

石切劔箭神社から参道を10分も歩けば目の前には不思議な形をした展望レストランが見えて来ます。この店は知る人ぞ知る東大阪の名店「テラス石切りレガーロ」。自家農園でスタッフが愛情を込めて育てた野菜を中心に、近隣の契約農家の野菜をふんだんに使った料理は定評で、お洒落でカジュアルなイタリア料理が楽しめます。

ランチタイムはパスタが中心で日替わりランチは1200円から。窓際の景色に座ると大阪平野が一望できる最高の景色で、あべのハルカスもハッキリわかります。大阪の南船場の人気店からやってきた藤井シェフの味は抜群で、平日でも予約をして行った方が安心です。ハッキリ言って大阪に来て、この店を知らないのは勿体ないですよ。

の記事をもっとみる