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源氏物語に学ぶ愛され力②自分を貫く女〜藤壺〜

  • 2017.5.28
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絶世の美男子の恋物語を綴った「源氏物語」。
平安時代から読み継がれるこの物語には、いつの時代も変わらない悩み多き男女の恋愛模様が描かれています。
そんな源氏物語を支えるのが源氏が恋に落ちる個性豊かな姫君達です。
源氏から愛された、その"愛され力"を彼女達から学んでみましょう♪

自分を貫く女「藤壺」

源氏が生涯をかけて誰よりも愛した女性…それが藤壺です。
藤壺は父親の若い後妻、源氏の継母にあたる存在です。
生母に似たその女性に少年の源氏は初恋をします。
その後、成人してもなおその恋心は消えることなくむしろ強くなる一方…。
その思いを何とかして遂げようと、実家に帰っているところに押し掛けついに一夜を共にします。
禁断の関係…許されざる恋心…そして、不義の子…と、現代の不倫ドラマに負けず劣らずのドロドロっぷりなんですが…そんな中でも藤壺はずっと魅力的な存在でい続けます。
それは、自身のプライドを守る為に絶世の美男子と謳われた源氏からのアプローチを頑なに拒み続ける姿があったから。
女性に拒否権がないこの時代、身体は許しても心は決して許さない、そんな藤壺の意思を貫く姿に、源氏は諦めるどころかどんどん思いを強くしました。

追わずにはいられない!"貫く女"

自分の意思を貫く女、藤壺はどこか現代的な雰囲気を感じることができる姫君です。
前回登場した"従順な夕顔"とは違い、彼女は源氏の思い通りになることはありませんでした。
しかし、源氏はこの年上の姫君を追い続けます。
思い通りにならないことが男の"追いたい"本能を刺激し、かえって藤壺への思いを燃え上がらせたのです。
「追われるよりも追いかけたい」これはいつの時代も変わらない男性の狩猟本能です。
逃げられるほどに捕らえたい欲求が高まります。
困難な獲物ほど、我が物にしたときの期待は高くなり、諦められなくなってしまうのです。

男性が追いたくなる!藤壺に学ぶ"貫きテク"

藤壺のように男性に追いかけられる存在になるための現代版"貫きテク"とはどのようなものでしょうか?
まず、気をつけたいのは自分の意見や価値観を相手に押し付けることを貫きと勘違いしないことです。
それではただのワガママ女になってしまいます。
"貫き"とは、感情に流されず優先順位を考え行動することです。
恋人が出来ると常に彼が第1優先になり、無意識に様々なことを犠牲にしてしまっていることはないでしょうか?
今の自分にとって大切なもの、重要なことをしっかり見極め、彼からの誘いを断れる。自身の考え方や生き方を理解してもらう努力が出来る。それが"貫き"です。
油断したら振られてしまうかも!そう、男性に思わせるイキイキとした貫きが愛され力を高めるのです。

付き合いだしてからもなお彼から"追われる"存在でいることが2人の愛を深めます♡
自分の生き方は自分で決める!そんな現代の藤壺を目指しましょう♪

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