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時とともに増しゆく味わいを。お部屋にほっこり和のインテリアを取り入れよう

  • 2017.5.27
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和のインテリアが部屋の中にあるとどこか懐かしくほっこりした感じがしませんか?近年スマートなデザインになりインテリアに取り入れやすくなっている日本のプロダクトをご紹介します。テイストの異なるインテリアとすうっとなじむ不思議な魅力をお楽しみください。

しっくりと優しくなじむ日本のインテリアに囲まれて

木漏れ日ような光に照らされて

シンプルに見えるケヤキで出来たランプシェード。お椀のようなまあるいフォルムが愛らしく、明かりの灯ったシェードから漏れる優しい光はまるで木漏れ日のよう。 

シェードの表面をよく見ると職人の無数の線が刻み込まれているのです。これは「千筋」(せんすじ)という職人の高度な技術とのこと。見えないところにもこだわりを持つ日本人らしさを感じさせてくれる明かりです。 

海の情景が浮かびあがる懐かしランプ

何処かから汽笛が聞こえてきそうな、誰もがどこかで見たことがある温もりのランプ。漁船で使用されているマリンランプと同じ明かりをテーブルランプにした作品です。これからの季節、海へ一緒に連れていきたくなるような素朴で優しい明かりです。 

灯した明かりの下に現れる影は美しくも儚く、まさに郷愁を呼び起こす光です。スタンド部分はケヤキが使われていて、輪島塗りの木地師が削り上げているそうです。 

美しい竹細工から漏れる涼やかな光

アクリルと竹細工を組み合わせたランプシェードは涼やかなイメージです。竹細工は次第に深みのある色合いに変化していくので使い続けるごとに表情を変えていきます。 

このランプシェードは1960年代に近藤昭作氏がデザインしたペンダントランプを再生産したとのこと。2008年に職人の高齢化により生産中止となっていましたが、2015年復刻を遂げたという歴史もまた興味深いですね。 

和紙から生まれたキュートな明かり

谷口・青谷和紙とフィンランドのデザインが出会ったふわふわキュートなランプシェードです。成型には、「立体漉き和紙」という和紙そのものを3次元で漉くという技術が用いられており、一つ一つが手作業で作られているとのこと。この照明があるだけでお部屋の雰囲気を一新できそうです。 

明かりを灯すと和紙から漏れる優しい光が何とも言えない魅力です。リビングにも、寝室にも和室にもなじむランプシェードです。 

籐素材のやさしいバスケットに何いれよう?

素朴で美しい籐のかごをこどものおもちゃ入れに。中に何が入っているかひと目でわかるのでとても便利。このかごは丈夫で通気性もいいので洗濯物だって入れられます。表面に塗装されていないので使い込む程に独特の味わいが出てくるそうです。 

お風呂屋さんで見かけたような懐かしいランドリーラック。下段の籠を取り外すと二つの用途に使用することも出来ますね。緻密に編み込まれた籐の模様が芸術的な美しさを醸し出します。 

ユーモラスな籐のミラーをアクセントに

くるりと丸まったユーモラスな形のミラーはその名もwawa。籐の素材を二重の輪にしていることから名付けられたそうです。かける角度によってイメージが変わる魅力的なオブジェクトはイタリアのオブジェとも不思議と調和します。 

片方の先端が赤くなっているのも可愛らしいアクセントです。ミラーとしてだけではなく壁を飾るオブジェとして十分な存在感がありますね。 

印象的な銅の花器をアートに見立てて

何とも美しいブルーの一輪挿しは「斑紋ガス青銅色」という色味。銅に加工と着色を施し、このような印象的な作品を作り上げています。 

こちらは「斑紋純銀色」という色味です。銀の清廉な風格から高岡にある神社でも使われる色であるとのこと。この作品は壁かけにしても横置きにしてテーブルに花を活けても存在感が際立つ美しい作品ではないでしょうか。 

柔らかな金属で思うままに飾る

手で自在に変形する柔らかい錫の器です。一見すると鍋敷きかコースターのようですが、立体に引き上げると美しいバスケットに変形するのです。手で形を変えると鳴る「ぎぎぎ」という音は「錫鳴き」と呼ばれる現象。その名も美しいと思いませんか。 

コースター、ディッシュソープや歯ブラシ立て、その隙間に花を活けると花立てにまで。アイデア次第でいろいろな使い方が出来るのです。 

いぐさの香りと涼やかさで癒されて

国産のイグサ100%で製作された掛川織のラグです。イグサは吸湿性と放温性が高いことから夏場の足元を涼やかに保ってくれます。独特の香りは「フィトン」と呼ばれる森林の空気に含まれる癒し成分が含まれているとのことで、お部屋に敷くだけで癒しの効果が。 

伝統素材と技術で製作されていますが、モダンでお部屋に取り入れやすいデザインです。 

「気がきくスツール」でちょっと楽をして

可愛らしいぽこりとした座面をもつこの椅子はその名も「マッシュルームチェア」。ぽんぽん置くとまるでキノコが生えたよう!座面が小さいので、狭い場所にも持ち込んで「ちょっと楽する」ことができます。スタッキングも可能なので収納にも場所いらずなのがうれしいですね。真ん中に置かれたのは「マッシュルームテーブル」。丸くてコンパクトなテーブルは置き場所を取らずチェアと合わせて寛ぎのスペースを作れそうですね。 

座面の大きさは変わらずに、高さが4つのヴァリエーションから選べます。家族の身長に合わせて選べることも嬉しい。 

まとめ

和のインテリアプロダクトは、どことなく懐かしくてほっこりさせてくれる魅力がありますよね。日本伝統の素材や技術が惜しみなく使われた作品たちはどんなインテリアにも馴染む懐の深さがあるようあるように感じます。使い続けることで生まれる表情の変化は愛着を生んでくれることでしょう。時を共に過ごす楽しさをあなたも生活に取り入れてみませんか?

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