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カリッモチッのパンでいただく、イタリアのホットサンド。神戸の小さな専門店「ポルトパニーノ」

  • 2017.5.26
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イタリアではランチやおやつとして食べられることが多い、パニーノ。生ハムやチーズを挟んだシンプルなサンドイッチは、素材の味を引き出すイタリア料理ならではの良さが詰め込まれた一品。そんなイタリアのパニーノをいただけるのが、神戸・西元町にある「ポルトパニーノ」です。

街中に開く、バールのような空間へ

阪神西元町駅から歩いてすぐのこちら。神戸の中心地・元町駅からも歩いて10分ほど。一日中賑わう元町商店街を通ってくれば、軽い散歩感覚で、あっという間に到着します。そんなエリアに開かれたパニーノ専門店は、イタリアのバールのような雰囲気が漂うお店です。

パニーノづくりに魅了されて

コーヒーやバールの文化が根づくイタリア。もともとコーヒー好きだったオーナーの地本さんは、バリスタを目指すうちに、イタリアに興味を抱くようになったそう。現地の料理やバリスタ業を学ぶべく、1年間イタリア・フィレンツェへ留学をすることとなりました。

現地のバールで働いたり、マンマ(イタリア語でお母さん)から直接家庭料理を学んで生のイタリア料理を吸収していくうちに、次第にパニーノづくりに魅かれていったそうです。

素材を使ったクリエイティブなサンド、パニーノ!

地本さんが感じたパニーノの魅力とは、何でしょうか?それは、具材を重ねるおもしろさ、そしてそれぞれの素材が持つ味わいの掛け合わせの妙でした。日本でサンドイッチというと、マヨネーズやマスタードなどをたっぷり使ったものが多いですが、パニーノの基本は、塩・胡椒・オリーブオイルを使うこと。もちろん素材によっては、オイルだけや、塩とオイルなど、よりシンプルに作られます。それによって、食材の持つ味がいい具合に生きてくるのだそう。

店内では、なんと約20種ものメニューが

王道の「生ハム、モッツァレラ、トマト」(640円)をはじめとして、「シチリア産アンチョビ、バター」(450円)や、オーナーの気分によって変わる「気まぐれ」など、メニューボードには20種類ものパニーノが。でも、これはあくまでメニューの提案だそう。地本さんが言うには「何でもあり!」が、パニーノの良いところ。常連さんの中には好きな具材をアレンジして注文している人も多いのだとか。

パニーノ専用に作った、サクッカリッモチッの優秀パン!

パニーノの基本となるパンは、地本さんとパン屋さんで試作を重ね完成。具材に合わせてチャバッタや、ふわふわのロゼッタ、サクッとモチモチのフォカッチャを使い分けます。食べる時は温めて。特にチャバッタは温めることで外がカリカリ、中がモチモチという理想の状態に変化するように作られているそう。

週4、5回は訪れるという人も多く、中には地元に住む外国人の常連さんも。一度訪れれば、きっと「次は何を試してみよう?」と、広がるパニーノの魅力に引き込まれてしまうはず。

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