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鎌倉駅からすぐ。チョコレートラバーが愛してやまない専門店「ダンデライオン・チョコレート」

  • 2017.5.24
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アメリカ西海岸生まれの「ダンデライオン・チョコレート」は、カカオ豆の買い付けから板チョコの包装まで、チョコレート作りのすべてを自分たちで行うビーン・トゥ・バー・チョコレートの専門店。チョコレートラバー注目のお店が、東京・蔵前、三重・伊勢外宮前に続いて鎌倉にもオープンしました。

朝から幸せ気分になりましょう

JR鎌倉駅から徒歩1分の場所にある「ダンデライオン・チョコレート鎌倉店」。駅に近いこともあり、朝8時の開店と同時にお客さんが店内へ入っていきます。お目当ては、鎌倉店でだけ味わえるモーニングメニューです。

モーニング限定メニューは2つ。「ダンデライオン・チョコレート・クロワッサン」(330円)は、バターたっぷりのクロワッサンにコクのあるチョコレートをはさんだ一品。サクっとした生地の食感となめらかなチョコレートが口の中でとろけます。

もうひとつは「グラノーラ」(420円〜)。ポリフェノールたっぷりのカカオニブをトッピングしたオーガニックグラノーラをいただけば、その日1日を軽やかにがんばれそうです。

駅の喧噪を横目にゆったりくつろげます

鎌倉店はカフェからの眺めも自慢です。緑が目に優しい窓際の席に座れば、おしゃべりも弾みそう。駅のホームを行き交う人や電車を眺めながらゆたりくつろげば、ちょっぴり優越感を感じるかも。

お店の前に大きなソメイヨシノの木があるので、桜のシーズンは溜息がでるような景色が窓の外に広がりますよ。

お好みのチョコレートドリンクはどれ?

カフェの人気メニューは、なんといってもオリジナルチョコレートをぜいたくに使ったチョコレートドリンク。濃厚な「ヨーロピアンホットチョコレート」(530円)や、湘南で人気のコーヒー焙煎所「27 Coffee Roasters」が焙煎したエスプレッソとスパイスの効いたホットチョコレートを合わせた「ミッションモカ」(630円)など種類も豊富です。

おすすめは、鎌倉店オリジナルの「カマクラホットチョコレート」(630円)。昭和元年から続く鎌倉の老舗日本茶専門店「枝村園」のほうじ茶をホットチョコレートに加えたものだそう。

優しい甘さのチョコレート味が広がり、飲み終えた後はすっきり。ほうじ茶の主張はそれほど強くありませんが、想像以上に軽い飲み心地で後引くおいしさです。

シングルオリジンにこだわったチョコレート

「ダンデライオン・チョコレート」の創業者は、チョコレート好きが高じてIT業界から転身したトッドとキャメロンという2人のアメリカ人男性。世界各地のカカオ農園と直接交渉して豆を仕入れ、焙煎機はコーヒー豆用のものを改造するなど、こだわりと工夫が詰まったチョコレートはすぐに評判を呼ぶようになりました。

チョコレートバーの原材料は、カカオ豆ときび砂糖だけ。乳製品や香料などの添加物は一切加えていません。同じ農園のカカオ豆だけを使う“シングルオリジン”にこだわることで、それぞれの豆が持つ味や香りが際立ち、個性あるチョコレートバーに仕上がっています。まるで産地や種類ごとに味わいが違うコーヒーやワインのようですね。

味の決め手はプロファイル

チョコレート作りで欠かせないのがローストプロファイル。ローストプロファイルとは、カカオ豆本来の風味を最大限に引き出すための、焙煎の温度や砂糖を入れるタイミングの条件のこと。チョコレートバーごとにプロファイリングを中心に行う人のことを、ローストプロファイラーと呼びます。

ドミニカ産カカオ豆70%の「サンフランシスコ・デ・マコリス, ドミニカ共和国」(1200円)は、日本人の女性チョコレートメーカーである古野真理子さんが手がけたもの。カカオ豆の個性を引き出すために焙煎の温度や時間を調整して、なめらかさも追求するそう。プロファイラーの愛情がこもったチョコレートは、ほのかな酸味とローストしたアーモンドのような風味が感じられるまろやかな味わいでした。

チョコレートバーは店内で試食ができるので、いろいろ食べ比べて好みの味を見つけましょう。金色のインクでラッピングしているチョコはサンフランシスコ、銀色のインクは蔵前で作られたもの。アメリカ生まれと日本生まれの違いを味わうのもおもしろそうです。迷ったら、気さくなスタッフに声をかけてみてください。

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