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体のリズムが整ってくる!? “光目覚まし時計”を使うメリットと注意点

  • 2017.5.24
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こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

近年、目覚まし時計に革命が起きています。

目覚まし時計と言えば、“音”がするものが主流ですね。例えば、スマホのアラーム機能やさまざまな音がする目覚まし時計が一般的と言えます。

しかし、今は“光”を使った目覚まし時計に注目が集まっているのです。

“光”を使うことで、どのような効果やメリットがあるのかをみていきたいと思います。

●目覚まし時計に“音”ではなく、なぜ“光”?

人間の体の中には、体内時計があります。それが1日のリズムを作っているおかげで、夜になると休息、朝になると活動を始めるのです。

解剖生理学の面から見ていくと、交感神経(活動を促す神経)と副交感神経(体を休ませる神経)が関係しています。

起きてから日中は交感神経が活発に働き、夜になると副交感神経が活発に働きます。これを繰り返すことが1日のリズムを作っています。

その合図となるのが、日の光なのです。

電気がないような昔は、暗くなると寝て、朝は日の出と共に起きるという生活を送ってきました。自然と朝の光を浴びるということが、理にかなっていたということでしょう。

それをうまく目覚まし時計に取り入れたのが『光目覚まし時計』です。

『光目覚まし時計』は、人工的な光(2500ルクス以上)を浴びさせて起こす という仕組みになっています。

セットした時間になると光を発し始め、徐々に光の度合いを強くしていくようになっています。約30分で最大の光(日光に近い明るさ)になります。

人は目を閉じて寝ていても、まぶたを通して光を感知することができます。そのため、音が鳴らなくても起きることができるのです。

●どのような効果・メリットがあるのか

光で起こしてくれる『光目覚まし時計』には、メリットが多くあります。

・静かに起こしてくれる
・日光を浴び続けると日焼けをするが、同じ光でもそれがない
・音よりもスッキリと起きられる(二度寝してしまうことが少ない)
などです。

「子どもを起こさないで自分だけ早起きしたい 」という子育て中のママには、音が鳴らないことが大きなメリットとなってくるかと思います。

「朝時間を作りやすくなる」というメリットが生まれる可能性が高いのではないでしょうか。

●利用する際の注意点

光を使っているため、小さいお子さんがいる家庭では、気をつけなくてはならない点がいくつかあります。

●置き場所

浴びる光は2500ルクス以上の明るさが必要です。そのため、時計を仕掛ける場所がなるべく近くないと効果が薄い ということになり、起きられないという可能性が出てきます。

●目に注意

2500ルクス以上の明るさは、かなりまぶしいです。家庭の照明は700ルクス程度ですから、光目覚まし時計の光はかなり強いということになります。

もし長時間直視するようなことになれば、目が痛くなってしまうこともあるでしょう。そのため、小さいお子さんがいる家庭では、取扱いに注意する必要があります。

●おわりに

日の光の代わりとなって目覚めさせてくれる『光目覚まし時計』は、使い続けることで体のリズムが整ってくる と言われています。

早起きが苦手という人や、「朝型に変えたい」「朝時間を作りたい」と思っている人にはおすすめです。

使い方に注意して、スッキリした目覚めを味わってみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】
・体内時計.jp 体内時計と不眠の総合情報サイト | 武田薬品株式会社(http://www.tainaidokei.jp/)

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)

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