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夏の間に傷ませない! 衣替えで冬物衣類をしまうときのコツ6つ

  • 2017.5.24
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こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。

衣替えの季節。寒い冬を温かく過ごさせてくれた衣類をしまい込み、夏を涼しく過ごすための衣類を引っ張り出す時期ですね。

衣替えの方法は、タンスの引き出しを入れ替えるだけ、ビニール密封、押入れ用のボックスに入れて押入れに、 広いクローゼットがあるからそのまま、クリーニング屋さんに保管も丸投げなどなど、住まいや生活に合わせて皆さんそれぞれにいろいろな衣替えを行っていることでしょう。

ただ、すべてに共通する衣替えの目的があります。それは、冬の汚れはしっかりと取って、夏の間に傷ませない こと。

そこで今回は、冬物をしまうときに覚えておきたい6つのコツをご紹介します。

●(1)汚れを落とす

素材にあった方法で汚れを落とします。最近の洗濯機や洗剤はとても進んでいて、かなりの種類の衣類を自分で洗うことが可能です。

洗濯機以外にも手洗い、ブラッシング、クリーニングなどなど、衣類と予算、そして手間と相談した上で、冬の間の汚れをきっちりと落としてからしまいましょう。シミ取り もお忘れなく。

●(2)しっかり乾かす

完全に乾かすのは絶対条件です。室内干しの「だいたい乾いたかな~」レベルではダメ。

できれば乾燥した日にしっかりと風にあてて乾かし、室内干しの場合には除湿器などを活用して完全に湿気を取り除きましょう。

また、クリーニングに出した衣類もビニールを外して風にあてる ことで、こもった湿気をはらうことができます。

●(3)シワをとる

「どうせしまっている間にシワになるんだし」と思っても、そのシワを最小限に済ませるために、シワをとり、シワになりにくいしまい方をする必要があります。

洗濯物として干すときにシワをのばしておき、必要に応じて仕上がりにアイロンをかけ、アイロンの熱が冷めて湿気を払ってから 畳んだり、ビニールをかけたりします。

小さく畳むほどにシワの数は増えます。また、折り線がついてもおかしくない場所とそうでない場所もあるので、畳み方にも注意が必要。

ハンガー選びも、衣類の形状に合わせてしてあげましょう。

●(4)湿度・害虫・光線・ホコリを避ける

収納中のトラブルの原因として挙げられるのが、湿度・害虫・光線・ホコリです。

これらを防ぐことで、半年ほどの間の眠りにつく冬物衣類たちが、秋に同じ姿で目覚めてくれます。

湿度対策には市販のグッズだけでなく、新聞紙や断熱シートなどが有効 です。

押入れの床には除湿シートか新聞紙を敷き詰め、結露の心配がある壁や引き出しなどの内側には断熱シートを貼っておくと安心です。

ギュウギュウ詰めにしないことも湿度のこもりを防ぐ上で大切なポイント。

また、最近の害虫は食いしん坊なので、化繊にも穴をあけることがあります。油断なく防虫剤を仕込んでおきましょう。

光線は大切な衣類を日焼けさせるので厳禁。

ホコリは衣類の変色だけでなく、害虫を呼び、湿度のたまり場ともなるので、衣替え時にはしっかりと乾拭きし、また定期的に掃除機をかける などしてホコリを取り払いましょう。

●(5)素材や色別にしまう

湿気や虫に弱いシルクやカシミヤ・ウールと、比較的丈夫で虫に食われにくい化繊や綿・麻などは一緒にせず、それぞれにグループ分けしてしまいます。

シルクたちはデリケートなので、できるだけ湿度の影響を受けにくい高い場所にしまいます。1枚ずつ和紙などにくるんでおく とさらに安心。

また、色ものも分けておくことをおすすめします。濃い色合いで色落ちしやすい衣類は分けておかないと、長い保管中にほかの衣類に色移りしてしまうことがあります。

●(6)衣替え後も風通し

衣替えが済んでも、半年間放置プレーでは不安が残ります。

晴れて乾燥した風の吹く日を選んで、押入れや引き出しを開け放ち、風通しをすることで、湿度をより低く保てます。扇風機や除湿器を使ってもいい ですね。

また、その際には侵入したホコリを掃除機や乾いた雑巾で取り除き、また湿気が入り込まないよう、数時間程度で封印しましょう。除湿や害虫グッズのチェックもお忘れなく。

●まとめとして

衣替えの時期は梅雨の時期にもあたりますが、ジメジメした日は衣替えには不向きです。

湿度の低いよく晴れた日に行いましょう。冬物はかさがあります。1日で一気に洗って乾かしてしまうのはとても大変です。

少なくとも数日の余裕を持って、冬に活躍してくれた衣類たちを労うつもりで衣替えをしたいですね。

【参考文献】
・『衣類の洗濯・収納・お手入れ便利帖』山﨑勝・著
・『大事な服のお手入れおしゃれ帳ーめんどくさがり屋でも失敗しない、キレイの秘密』新ライフスタイル研究所・編集
・『愛用品 お手入れハンドブックーお気に入りの品を大切に使うためのノウハウ』PHP研究所・編集

●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
●モデル/神山みき(れんくん)

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