オフィスでできる風水【前編】女性同士の人間関係が良くなる4つの風水術

職場の人間関係で悩んでいる人、多いのではないでしょうか？ 会社は仕事をするところだから、そこに集まっている人は同じ目標に向かう仲間なのに、敵対したり、無視や仲間はずれ、悪口などなど、人間関係の悩みは尽きません。最悪の場合、出社拒否や退職に追い込まれることも…。
女性の多い職場ではとりわけ人間関係の難しさについてよく耳にします。今回は、そんな女性が多い職場で人間関係を改善するのに役立つ風水術を4つ紹介します。

「陰（いん）陽（よう）」が関係している？ 女性の職場でのトラブル

そもそも風水とは、生活空間がつくりだすエネルギーが私たちに及ぼす影響のことで、それが吉の場合もあれば凶の場合もあります。多くの場合、エネルギーのバランスを整えることで対応が可能です。体調が悪いときに整体にいくのと同じで、バランスの整った快適な環境をつくることで恩恵を受けるというのが風水術です。
みなさんは、1日の大半を過ごすオフィス空間から風水の影響を多分に受けていて、ときにはそれが人生を左右することも。今からお伝えすることを注意深くチェックしてみてくださいね。

「陰（いん）陽（よう）」という言葉を聞いたことがあると思います。これは古い教えで、宇宙の万物は「陰または陽」のどちらかの性質を帯びるという考えで、これによると女性は「陰」、男性が「陽」とされています。陰陽のバランスが整っているとそれだけでエネルギーが安定し、人間関係が円滑になります。
単純に職場の男女比のバランスが良い場合はそれだけで「陰と陽」のバランスが良いので、人間関係のトラブルは少なくなります。
女性の多い職場では、陰がバランス的に優勢となるので陰陽バランスが崩れ、不安定になります。「陰」口を言ったり、「陰」湿な人がはびこるのです。
人事的に男性社員との人数バランスを対応してもらえればいいのですが、そうもいかないですよね。そんな場合はオフィス空間内で物理的に「陽」のエネルギーをプラスすることで改善することができます。

陽のエネルギーを補う4つの風水術

1.電球を明るいものにかえる

電球のワット数を1つ上げることによって「陽」のエネルギーが強くなるので、女性が多く「陰」に片寄ったオフィス内のエネルギーバランスを整えます。40ワットの電球を使っているなら60ワットのものに替えるといった具合です。
照明は太陽と同じく「火」の性質をもつので、強力に陽のエネルギーを補うことができます。

2.生花や観葉植物を飾る

元気な花、いきいきとした植物をオフィスに飾ると空間に陽のエネルギーがもたらされ、バランスが整います。元気なものなら品種は問いません。枯れたり、弱った植物は「陰」のエネルギーを放つのですぐに取り替えましょう。
場所が選べるなら、すみっこではなく入口や通路の近くのような気の流れる場所に飾るとさらに効果的です。
ドライフラワーやポプリ、リース、スワッグ、ブリザーブドフラワーは、かつてあった命が終わり死んだ状態の植物なので、強烈な陰の気を放ちます。オフィスには絶対に飾らないでください。

3.音楽をかける

アップテンポで明るい調子の音楽をかけると空間に陽のエネルギーがもたらされます。スローすぎる曲や、失恋や別れのような暗い内容の歌詞の曲は逆効果になるのでやめましょう。

4.色で対処する

上記のような対策ができない場合でも、自分のデスクまわりや持ち物、ファッションに「陽」の色を使うことでバランスを整えることができます。クッションやカーディガン、デスクマットなど。陽の色とは明度が高く白に近い明るい色で、代表的な「陽」の色は白や明るい赤、黄です。
黒や黒に近い色は「陽」を吸収し「陰」のエネルギーを放つので、人間関係のトラブルのあるオフィスでは避けたほうが無難です。
このように、陰陽のバランスを意識するだけでも、人間関係は上向いていきます。上手に取り入れて、楽しいオフィスライフを過ごしましょう。

プロフィール／田中 道明（たなかみちあき）

ワールド・オブ・風水ジャパン代表、風水コンサルタント。2003 年以来リリアン・トゥーに師事し、日本語版のウェブサイト運営を行う。
リリアン・ トゥーの邦訳書のうち、「モダン風水」(オクターブ)、「幸運のシンボル」(産調出版)、「フ ライングスター風水占い」(小学館)、「308 の風水術」(サンマーク出版)を翻訳(監訳含む)。
米国、英国の商工会議所発行のビジネス誌などに風水のコラムを出稿している。翻訳でない 監修書に「旅の風水」(昭文社) 「風水の神さまをまねくお部屋の本」(かんき出版)がある。前職はインターネット・データセンターのセールスエンジニア。1972 年東京生まれ。
■ワールド・オブ・風水ジャパンhttps://wofs.jp
■風水メガモールhttps://fsmegamall.jp
■project DRESS2017 掲載中 https://p-dress.jp/articles/2672