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土日は全部つぶれる!? 子どもを“スポ少”に入れるメリット&デメリット

  • 2017.5.18
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“スポ少”という言葉をご存知ですか?

この言葉、小学生のママ以外には耳慣れないかもしれません。

スポ少とは“スポーツ少年団”の略語。学校や地域単位で活動している子ども向けスポーツ団体を指しています。

小学校入学を機に、野球やサッカーなどを習わせたい親たちにとっては、重要な選択肢のひとつとなるのがスポ少。 しかし、実際に通っている保護者のみなさんからは、賛否両論があるようです。

スポ少には、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。スポ少ライフを楽しく送るコツとともに、考察していきましょう。

●スポ少のメリット

●費用が安い

『息子のスポ少は、月謝が2,000円。それで毎週末ガッツリ練習できるので、民営のスポーツ教室やクラブチームよりも断然リーズナブルです』(30代女性/サッカー少年団)

多くのスポ少は、一般的なスポーツ教室よりも安価で登録できる ようです。

ただし、具体的な額は団体それぞれ。また、ユニフォーム代や会場費、遠征費用、車移動のガソリン代などを考えると、月に1万円くらいはかかるという声もありました。

月額だけでなく、全体的な費用負担まで考えて比較したほうがよさそうですね。

●濃密な友だちが作れる

『練習量がとても多く、土日はずっとチームメイトと過ごします。濃密に過ごす中で、喜びや悔しさを共有するチームメイトはかけがえのない仲間となります。クラスのお友達なんかとは比べ物にならないくらい、強い絆 で結ばれているのが親からも見て取れますね』(40代女性/野球少年団)

スポ少を卒業しても、当時のチームメイトと変わらず親睦を深めている子たちもよくいるそうです。

これほど厚い友情や信頼関係を持つことができるのは、スポ少ならではの特徴なのかもしれません。

●スポ少のデメリット

●親の負担が大きすぎる

『親の負担が大きすぎる。送迎や応援、グラウンド整備、試合会場の手配、会計管理、コーチへのお礼や飲み会のセッティングまで させられます。土日は父母ともに朝から晩までずーっとお手伝い。入団したのを後悔してます』(30代女性/サッカー少年団)

スポ少に入ったら土日は全てスポーツに捧げることになります。子どもだけではなく、親や下の子も一緒です。

夏の炎天下や真冬の寒空の下、小さな子連れで応援席に何時間も立っているのはかなりキツいもの。もちろん、土日の家族レジャーは完全に不可能になります。

●コーチの指導力には疑問

スポーツ経験者のパパからは、こんな苦言がありました。

『その辺のアマチュアパパが、ボランティアでコーチをやってる程度の団体です。だから、指導力や運営方針には正直いって疑問を感じますね。僕もそうですが、経験者から見ると時々ありえない指導 をしているのでイライラしますよ』(40代男性/野球少年団)

なるほど、経験者ならではの発言ですね。

本格的な指導を期待するなら、きちんとしたクラブチームに入れたほうがいいのかもしれません。

●親の温度差が激しすぎる

最も多く上がったのが、こういった声でした。

『試合に負けると「いいところだったのに○○くんがエラーしたせいで負けた!」とか応援席から叫ぶ親がいる』(30代女性/野球少年団)

『自分の子だけでなく、よそのお子さんに対しても「ヘタクソ!」って言うママやパパがいます。不快です』(30代女性/バスケ少年団)

『キャピキャピしすぎの親もちょっとね。お揃いの応援Tシャツを作ろう とか、コーチと親睦飲み会しようとか、バカみたいだなぁと思うときはあります』(40代女性/バレーボール少年団)

このように、アツすぎる保護者に苦い思いをしているママたちがいる一方で、

『協力的じゃない親がいてホントに困る。自分の子どもの送迎しかしたくないなら、普通のお稽古ごと行けばいいじゃん。

みんなキツい思いしながらも協力しあってるのに、こういう親がいると全体の和が乱れる んだよね』(30代女性/小6男の子のママ/野球少年団)

といった意見もあります。

保護者間の温度差は、スポ少にまつわる非常に大きな問題のようです。

●楽しいスポ少ライフのコツ

少しでも楽しくスポ少ライフを送るためには、どうしたらいいのでしょうか。考察してみました。

●参加者全員が協力すべき団体と理解する

スポ少は、コーチと保護者全員が協力しあわなければ運営できません。

お客様意識は捨て、自分にできることは率先して手伝う姿勢が必要です。協力できない部分に関しては丁寧に断り、できる限り代替策を提案しましょう。

●意見があるときは堂々と

指導や運営の方針に不満があっても、内輪だけでコソコソしているだけなのはNG。

保護者会など正式な場できちんと伝え、チーム内での共通認識にしておくことが気持ち良く長続きさせるための秘訣です。もちろん、伝え方は慎重かつ丁寧に。

●親どうしの関係性には線引きを

スポ少ではどうしても保護者間のトラブルが多くなりがち。子どもの能力差や親の温度のバラつきが、妬みやマウンティングにつながってしまうのかもしれません。

無用なトラブルに巻き込まれないためには、やるべきことをきちんとやること。そして、親同士の関係性には自分なりの線引きをきちんと作ることです。

「車出しはできるけど、飲み会は参加したくない」「楽しく応援するけれど、ヤジや悪口は口にしない」などと自分のスタイルを決め、ブレないようにしておくといいですね。

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スポ少は独特の世界を持つ団体です。

どのように接したらいいのか悩ましいところではありますが、最終的には選手である子どもが第一。

子どもたちが楽しく逞しくスポーツをしていくにあたって、親はどのようにサポートしたらいいのかを考えれば、自ずと答えは出るのではないでしょうか。

●文/パピマミ編集部
●モデル/坂井由有紀(央将くん)

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