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あなたのコレが嫌われる!? イタリア式・地雷度セルフチェック4ポイント【前編】

  • 2014.12.19
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イタリアでは「クリスマス(イブとクリスマス当日)=家族で過ごす祝日」のため、日本のようなカップルで過ごさなきゃ! という雰囲気はありません。パートナーをからめるのであれば、お互いの実家に招きあって皆でにぎやかにクリスマスを過ごすことがほとんどです。

あるイタリア女性の知人は、クリスマスの日に婚約者を親戚一同に紹介するはずでした。しかし「もう君と一緒にいるのに疲れた。一人で暮らしたい」と当日の朝になって別れを告げられてしまい、彼とはそれっきり音信不通。

二人がラブラブだったのを知っていただけに、話を聞いた時はなんとも気の毒でした。とは言え、彼の悪口が際限なく彼女の口から飛び出してからは、なんとなくマイナスのオーラ? のようなものが感じられ、「逃げ出したくなる理由はこれかも…」と思ってしまったものです。

「何コイツ!? とんだ地雷女だよ」と相手に感じさせてしまったら、二人の間のブレを元に戻すのは至難の業。配慮が足りなかった点を彼に指摘されてしまったら、先は長くありません。「この人にずっとそばにいてほしい」と思ってもらえるようないい関係を続けるための、イタリア流セルフチェックのポイントをご紹介します。

■1.お金の話が多い

4年以上同棲していた彼と「別れた」と一言メールをよこした女友達のところへ、急いで話を聞きにいった時のことです。クールで知的な彼女でしたが、その日は泣きすぎで目が腫れあがり、「誰!?」と一瞬思わずにいられないほどのありさまでした。

訳を聞くと、前日に「お金の話ばっかりする女にはもううんざりだ」と言われ、彼女がそれに反発し大ゲンカしたのが原因のよう。「生活費をあんまり入れてくれないのよね…」と彼女がグチるのをなぐさめたことが数回ありましたが、彼にも直接、歯に衣をまったく着せない勢いでお金の不満を言っていたらしいのです。

お金に関する発言は、ライフスタイルや価値観に直結するため、デリケートなものになりがちです。「男性が多めに(または全額)支払う=当たり前」、という見方が一般的ですが、そこにあぐらをかかないこと。

生活にかかる費用については別問題としても、「高価なプレゼントをおねだりする」「費用のかかるイベント(旅行等)をしょっちゅう提案する」など、「なんだか自分ばっかり損してるような気分」という印象をパートナーに与えてしまわないよう注意が必要です。

自分で費用を工面できないようなことに、彼を巻き込むのは基本的にNGと心得て。もちろん、そんな時もよろこんで費用を出してくれるパートナーもいることでしょう。その場合は、感謝を忘れずに。

後で小さなプレゼント(「気を使わせた」と相手にあまり思わせない、消えモノ系)を贈るのもオススメです。二人の関係をより強く結びつける効果が期待できます。

■2.常に自分を正当化する

イタリアの北部に住んでいる知人男性から久しぶりに電話をもらったとき、近況を聞いて驚いたことがあります。気が強い前妻と、泥沼の離婚劇を繰り広げていた話を以前聞いていたのですが、離婚成立後3年足らずで「やっぱりあなたの所へ戻りたくなったから、話し合ってほしい」と前妻から連絡があったそうなのです。「ぜんぜん反省してない。いつも自分の意見が正しいと思ってるんだ」と怒りのテンションMAXで、鼻息が電話越しに聞こえる勢いでした。

「でも」「だって」「やっぱり」、こういった言葉を使ってパートナーに自分の意志を畳み掛けたことはありませんか? 自分から見た「大事なこと」が、相手にとっても「同じように大事なこと」とは限りません。自分の考えを伝えるのは大切ですが、押しつけるのは筋違い。「オレの知ったこっちゃないよ!」とキレられては元も子もありません。

気持ち、考えを伝えるときは「あなたの意見も欲しい」というスタンスを欠かさず、「意見のキャッチボール」になるよう心がけましょう。一人で考えるよりも、二人で話し合う内にもっといい考えが出てくるでしょうし、「頼ってくれて、うれしい」という彼の保護本能をくすぐる効果も期待できそうです。

(金丸 標)

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