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間違えられて60代でモデルに!オシャレすぎる大学教師が話題

  • 2017.5.15
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ちょっとした運命のいたずらで、人生がガラリと変わる。NYの街を歩いていたところ、ファッショニスタに街アガえららた大学教師リン・スレイター(Lyn Slater)博士は、60代でまさかのモデルデビューを果たした。彼女のブログ「Accidental Icon」(偶然生まれたファッションアイコン)の名前の通り、まさにアクシデントから生まれた、世代を超越したファッションアイコンなのです。

スレイター博士は、ニューヨーク在住の大学院の准教授。専門は社会福祉で、40年間のキャリアを通じて社会福祉について教えるだけでなく、ニューヨーク州に児童福祉法人を設立、児童福祉法についての本を出版、ニューヨーク州立家庭裁判所の特任児童虐待専門家に就任するなど、さまざまな活動をしてきました。

忙しい日々の中でも彼女が大切にしている日課は、ファッション。授業があるたびにおしゃれをしたり、時間があるときにはファッションの名門学校ファッション・インスティチュート・オブ・テクノロジー(Fashion Institute of Technology, FIT)で授業を受けたりすることも!

スレイター博士曰く、周囲の注目を浴びようと思って洋服を選んでいるわけではなかったけれど、なぜかまわりの目を引いて「ファッション業界の人ですか」とか「どこのファッション誌の人ですか」と毎日のように聞かれたという。

彼女にとってファッションとは、歳をとることに対する最強の武器。「女性は年をとると、女性として見られなくなる、いわゆる透明人間になってしまう社会現象があります。自分らしく大胆なファッションを身に着けはじめたら、逆にすごく目立って、まわりの人から『ブログを始めるといいよ』と言われるほど好評でしたよ」

彼女はいま「Accidental Icon」というブログを運営しています。ブログを始めた当時は、40代以上の女性によるファッションブログ、もしくは40代以上の女性向けのウェブサイトの少なさに気付いたといいます。

「有名人やセレブ向けのファッションブログは山ほどありましたが、私のようなクリエイティブでおしゃれ好きなキャリアウーマンが読んで共感できるものはなかったんです。だから、自分で始めたんです」

運命が変わったのはブログを開設して間もないある日のこと。友達とランチを食べにファッションウィーク開催中のリンカーン・センターを通りがかった時のこと。ヨージ・ヤマモトのスーツを着て、シャネルのカバンを持つスレイター博士を見たファッション・フォトグラファーたちが彼女を有名人と勘違いし、無数のシャッターを切ったのです。それを見たツーリストもパシャリ。その瞬間、世代を超越したファッション・アイコンが生まれたのです。

その後は雑誌の表紙やMANGO、ユニクロのビジュアルなどに起用され、16万人が彼女のインスタグラムをフォロー、世界最大級のモデル事務所Eliteに所属。若さと外見を重視するファッション業界にあって、年齢に関わらずスタイリッシュに生きる彼女のメッセージにたくさんの人が共感しています。特に、若者が彼女が発信するリアルな女性像に魅了されているのも特筆すべき点です。

「いまの時代の若い女性は、もうセレブに飽き飽きしています。自分らしいスタイルと生き方、他人の目を気にせず、周囲に左右されずに意思を貫きたい人が多いのです」

さらにファッションのルールを聞くと「年齢相応のファッションや、女性らしいファッションなんて存在しません。着たいものを着るだけ。私のモットーは『No Rules』です」

All photos used with the permission of Lyn Slater.
*すべての写真はリン・スレイターの許可のもと掲載しております。

ブログ「アクシデンタル アイコン」
インスタグラム:@accidentalicon

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